蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

200本のたばこ

(ドラマ/ラブ・コメディ)

『 200本のたばこ 』
原題 : 200 Cigarettes
製作 : 1999年
製作国 : アメリカ

大晦日、年越しパーティーに集う独身男女の姿をコミカルに描いた恋愛群像劇。
1981年12月31日。大晦日のお祭り気分に浮かれるニューヨーク。モニカ(マーサ・プリンプトン)は年越ホームパーティーの準備を終えて、人が集まるのを待っている。パーティーに呼ばれた人々は、新年の朝を迎える飛び切り素敵なパートナーを確保しようと街をさまよっていた。大晦日が誕生日のケヴィン(ポール・ラッド)はふられたばかり。落ち込むケヴィンにルーシー(コートニー・ラヴ)は1カートンのタバコをプレゼント。寄ったバーのバーテン(ベン・アフレック)に目を付けたルーシーだが、ケヴィンと恋愛について語り合ううち盛り上がってしまう。が、ケヴィンの元恋人が偶然現れその気も失せ、ケンカしてしまう。郊外からやってきたモニカの従妹ヴァル(クリスティーナ・リッチ)は友達のステフィ(ギャビー・ホフマン)と道に迷い、怪しげな路地でパンク少年の二人組トム(ケイシー・アフレック)とデイヴ(ギレルモ・ディアス)にナンパされていた。ブリジット(ニコール・パーカー)は恋人のエリック(ブライアン・マッカーディ)が昔の恋人モニカのパーティーに行こうと言われ、気分を害して友達のケイトリン(アンジェラ・フェザーストン)と他の男を探しに行こうとする。男のことでケンカするふたりはタクシー運転手になだめられ女の友情を大切にしよう、と誓い合う。純なシンディ(ケイト・ハドスン)は女たらしのジャック(ジェイ・モア)とデートするが失敗ばかり。夜は更け、皆誰と朝を迎えるのか…。ヤケになって酒を飲んで寝てしまったモニカが朝目を覚ますと、部屋がめちゃめちゃに。モニカが寝ている間にみんなパーティーに現れ、ドンチャン騒ぎをして帰ったのだ。みなはいつの間にか素敵なパートナーを確保して大満足。ケヴィンとルーシーは友達の一線を越え、めでたく恋人に。ブリジットはバーテンと、ケイトリンはなんとタクシー運転手と。ヴァルはシンディにうんざりしていたジャックと朝を迎え、ヴァルにふられたトムはシンディと恋に落ちたのだった。



スタッフ :
監督 : リサ・ブラモン・ガルシア
脚本 : シェイナ・ラーセン
製作総指揮 : マイク・ニューウェル、アラン・グリーンスパン、トム・ローゼンバーグ、
   シガージョン・サイヴァットソン、テッド・タネンバウム
製作 : ベッツィ・ベアーズ、デイヴィッド・ゲール、ヴァン・トフラー
撮影 : フランク・プリンジ
美術 : アイナ・メイヒュー
音楽 : マイケル・ブラモン
編集 : リサ・ゼノ・チャーギン
衣装 : スーザン・ライヤル

キャスト :
シンディ : ケイト・ハドソン
バーテンダー : ベン・アフレック
トム : ケイシー・アフレック
ディスコ・チャビー : デイヴ・シャペル
エリー : ジャニーン・ガラファロ
ステフィー : ギャビー・ホフマン
ルーシー : コートニー・ラヴ
ジャック : ジェイ・モーア
デイヴ : ギレルモ・ディアズ
モニカ : マーサ・プリンプトン
ヴァル : クリスティーナ・リッチ
ケヴィン : ポール・ラッド
エリック : ブライアン・マッカーディー
ケイトリン : アンジェラ・フェザーストーン
ブリジット : ニコル・アリ・パーカー
ヒラリー : キャサリン・ケルナー
[ 2020/07/01 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

プラクティカル・マジック

(ドラマ/ラブ・コメディ)

『 プラクティカル・マジック 』
原題 : Practical Magic
製作 : 1998年
製作国 : アメリカ

生き方の対照的な“魔女”の姉妹の恋を描いた、ファンタスティックなラブ・コメディ。
オーウェンズ家の人々は、両親を亡くしたサリー(サンドラ・ブロック)とジリアン(ニコール・キッドマン)の姉妹、叔母のジェット(ダイアン・ウィースト)とフランシス(ストッカード・チャニング)の4人暮らし。一族は魔女の血を引き、ちょっとした魔法を使える能力が受け継がれていた。その代償なのか、彼女たちと恋に落ちた男性は必ず若死にしてしまう。姉妹の父親もそうで、残された母は悲しみのあまり死んだ。そしてサリー自身が愛し、結婚した男性も早死にしたのだった。堅実で慎重派の姉サリーは「もう恋なんてしない、魔法も使わない」と心に誓い、理想の男性像をノートに綴っていた。パンケーキを裏返せる人、片方がグリーン、片方がブルーの目を持つ人……それは絶対に存在しないかわり、自分も傷つかない、幻の男性像だった。一方、セクシーな女性に成長した妹のジリアンは、恋人のジミー(ゴーラン・ビスンジック)と共に家を飛び出す。離れて暮らしながらも、ふたりはこの世で唯一完壁に分かり合える存在として、互いを大切に思っていた。やがてサリーの元にジリアンからSOSの電話が。熱烈に愛していたはずのジミーに誘拐され、暴力をふるわれているというのだ。妹を助けるために駆けつけたサリーは、決して誓わないと誓った魔法を使ってしまう。一方、事件を追って刑事のゲーリー(エイダン・クイン)が調査にやって来た。なんと、彼はサリーの理想の男性そのものだった。恋に臆病なサリーの頑な心を解きほぐしてくれるゲーリーに、彼女は今こそ全てを忘れて、彼の胸に飛び込む。それは本当の魔法だった。



スタッフ :
監督 : グリフィン・ダン
脚本 : ロビン・スウィコード、アキヴァ・ゴールズマン、アダム・ブルックス
原作 : アリス・ホフマン
製作総指揮 : メリー・マクラグレン、ブルース・バーマン
製作 : デニースディ・ノヴィ
撮影 : アンドルー・ダン
美術 : ロビン・スタンデファー
音楽 : アラン・シルヴェストリ
音楽監修 : ダニー・ブラムソン
編集 : エリザベス・クリング
衣装 : ジュディアナ・マコフスキー

キャスト :
サリー・オーウェンズ : サンドラ・ブロック
ジリアン・オーウェンズ : ニコール・キッドマン
フランシス・オーウェンズ : ストッカード・チャニング
ジェット・オーウェンズ : ダイアン・ウィースト
ゲーリー・ハレット : エイダン・クイン
ジミー・アンジェロフ : ゴラン・ヴィシュニック
カイリー・オーウェンズ : エヴァン・レイチェル・ウッド
アントニア・オーウェンズ : アレクサンドラ・アトリップ
マイケル : マーク・フォイアスタイン
[ 2020/05/28 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

天使とデート

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 天使とデート 』
原題 : Date with an Angel
製作 : 1987年
製作国 : アメリカ

空から落ちてきた天使と、その天使に恋した青年との間に巻き起こる騒動を描くロマンティック・コメディ。
ドシャ降りの雨の夜。ウィンストン化粧品社長の豪邸では、一人娘パティ(フィービー・ケイツ)とジム・サンダース(マイケル・E・ナイト)の盛大な婚約パーティが開かれていた。そこへ突然、3人のテロリストが侵入しジムを人質として誘拐するが、実はジムの悪友ジョージ(フィル・ブロック)、ドン(アルバート・マクレン)、レックス(ピート・コワンコ)らの悪質な冗談で、ジムの家で乱痴気騒ぎをしようとの計画だったのだ。悪友トリオが帰り、酔っ払ったジムが眠りこけていた時、突然プールから大音響が聞こえてきた。寝坊け眼のジムがそこで発見したのは、何と翼の折れた天使(エマニュエル・ベアール)だった。ジムが介抱してやると、すっかり彼になついてキスまで求めてくる始末。おまけに悪友トリオやパティに見つかってしまった。悪友トリオは天使を利用してひと儲けしようと画策、パティは彼女を天使だとは信じないで、ヒステリックに嫉妬する。さらには、パティの父親で社長のエド(デイヴィッド・デュークス)も天使に魅せられ新しい化粧品のキャンペーンガールに使おうと決めたため、話はさらにややこしくなってしまった。天使を奪った悪友トリオが記者会見を開こうとするところを、すんでのところで制止してジムは天使と2人で森の小屋に逃げ込む。そこへ悪友トリオ、パティやエド、ジムの両親らが乗り込んでくるが、翼の治った天使が彼らに雨や雷を浴びせて退散させる。だがその時、以前から脳腫瘍を患っていたジムが倒れる。天使は彼を天に迎えるために実はやって来たのだが、人工衛星がぶつかり翼が折れたために事を果たせなかったのだ。その事に気づき、まもなく死ぬ事を感じながらジムは、天使とゆっくり過ごせなかったのを悔やむ。だがジムを愛した天使は、神に休暇をもらって翼を失くし人間となった。そのお陰でジムも命をとりとめ、2人は再び抱き合うのだった。



スタッフ :
監督 : トム・マクローリン
脚本 : トム・マクローリン
製作 : マーサ・シューマカー
音楽 : ランディ・カーバー
撮影 : アレックス・トムソン
編集 : マーシャル・ハーヴェ

キャスト :
ジム・サンダース : マイケル・E・ナイト
パティ・ウィンストン : フィービー・ケイツ
エンジェル : エマニュエル・ベアール
エド・ウィンストン : デイヴィッド・デュークス
グレース・サンダース : ビビ・ベッシュ
父オシェイ : チャールズ・レイン
警察官#1 : バート・ホーグ
警察官#2 : オクレーア・アレキサンダー
[ 2019/07/25 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

あなただけ今晩は

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 あなただけ今晩は 』
原題 : Irma la Douce (英語)Irma the Sweet
製作 : 1963年
製作国 : アメリカ

パリで公開された原作のミュージカルを映画化したラブコメディ。
パリの裏町、ストリート・ガールのメッカ。諸先輩の腐れ縁を知らぬ純真な新米警官のネスター(ジャック・レモン)は、そこをパトロール中だった。しかしルフェブル警部(ハーシェル・バーナルディ)のおタノシミ中をガサ入れした彼は、即刻クビを先刻されてしまう。ところが、ひょんなことからこの界隈きっての稼ぎ頭、“可愛いイルマ”(シャーリー・マクレーン)のヒモ、ヒポリト(ブルース・ヤーネル)をノック・アウトしたネスターは、“ヒモ”という職業にありつくことになってしまう。だが、イルマがほかの男とホテルに出入りするのを見ては、心穏やかでない。そんなある日、1回500フランで毎週2回という客がついたイルマは大喜び。思い余ったネスターは、彼らのたまり場「口ひげ」のマスター(ルー・ジャコビ)に相談して、パリを訪れる英国紳士“X卿”を装い、イルマを一夜500フランで買うことになった。ネスターは、X卿との2役でイルマと会うための金を稼がねばならない。やがて、X卿に好意を持つようになったイルマは、卿に英国へ連れて行くことを無理にOKさせる。困ったネスターは、X卿をセーヌ川で殺してしまうことにする。“X卿殺し”の嫌疑をかけられ刑務所にぶち込まれるネスター。自分を愛するが故の犯行と知って、イルマは感激して泣いた。ところが、イルマに赤ん坊ができたと聞いたネスターは、再び“口ヒゲ”の助力で脱獄、イルマは大喜びである。例えX卿の子供だって同じことだ。一刻も早く正式の夫婦になるべきだ。一計を案じたネスター達は、“口ヒゲ”のアドバイスで刑事たちをセーヌ河畔に呼び、“X卿”に扮したネスターが、川底から姿を現してみせたのだから…。犯行も驚きとともに消滅。ネスターとイルマは大急ぎで挙式を挙げた。教会の前で待ち構えていたのは、ルフェブル警部。警部はネスターに、もう一度制服を着て美化運動に協力しないかと持ちかける。勿論、ネスターはそれに頷くのだった。

スタッフ :
監督 : ビリー・ワイルダー
脚色 : ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
製作 : ビリー・ワイルダー
撮影 : ジョセフ・ラシェル
美術 : アレクサンドル・トローネ
音楽 : アンドレ・プレヴィン
編集 : ダニエル・マンデル
衣装 : オーリー・ケリー

キャスト :
ネスター・パトゥー : ジャック・レモン
イルマ : シャーリー・マクレーン
ムスターシュ : ルー・ジャコビ
牡牛のヒポリート : ブルース・ヤーネル
ルフェブル警部 : ハーシェル・ベルナルディ
ロリータ : ホープ・ホリディ
アマゾン・アニー : ジョアン・ショーリー
キキ : グレイス・リー・ホイットニー
[ 2018/10/24 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

ティファニーで朝食を

(ドラマ/ラブ・コメディ)

『 ティファニーで朝食を 』
原題 : Breakfast at Tiffany's
製作 : 1961年
製作国 : アメリカ

トルーマン・カポーティの原作を映画化した、自由奔放に生きる女性主人公を描く。
ホリー(オードリー・ヘップバーン)はニューヨークのアパートに、名前のない猫と住んでいる。鍵をなくす癖があり。階上に住む日本人の芸術写真家(ミッキー・ルーニー)に開けてもらう。ホリーの念願は“ティファニー”のようなところで暮らすことだ。ある日、ホリーのアパートにポール(ジョージ・ペパード)という青年が越してきた。作家ということだが、タイプライターにはリボンがついていない。室内装飾と称する中年女がいつも一緒にいて、夜半に帰って行く。ポールはホリーと知り合うと、さすがに作家らしく都会文化が生んだ奇形児のようなホリーの性格に興味をおぼえた。ホリーも、ポールの都会の塵にまみれながらも純真さを失っていない性格に惹かれたようだ。ある夜、ポールの部屋の窓からホリーが入ってきた。彼女は“ティファニー”のことや、入隊中の兄のことを語った。時計が4時半になると「わたしたちはただの友達よ」と断わりながら、ポールのベッドにもぐり込んだ。彼女につきまとう男が多い。テキサスから夫が迎えにきても、ホリーは素気なく追い返した。一方、ポールもパトロンの女と手を切った。そんなとき、彼の短編が50ドルで売れた。お祝いにホリーはポールを“ティファニー”に誘った。麻薬密輸にまきこまれたホリーを警察からもらい下げたものはポールだった。ブラジルへ行くといってきかないホリーも、ポールの真剣な気持ちに動かされ、彼の胸に顔を埋めるのだった。



主題歌 : 「ムーン・リバー」  (アカデミー歌曲賞受賞)
by オードリー・ヘップバーン


スタッフ :
監督 : ブレイク・エドワーズ
脚色 : ジョージ・アクセルロッド
原作 : トルーマン・カポーティ
製作 : マーティン・ジュロー?、?リチャード・シェファード
撮影 : フランツ・プラナー
音楽 : ヘンリー・マンシーニ
作詞 : ジョニー・マーサー「ムーン・リバー 」
編集 : ハワード・スミス

キャスト :
ホリー・ゴライトリー : オードリー・ヘプバーン
ポール・バージャク : ジョージ・ペパード
2E : パトリシア・ニール
ドク・ゴライトリー : バディ・イブセン
ユニオシ, I.Y. : ミッキー・ルーニー
O・J・バーマン : マーティン・バルサム
ホセ : ジョーズ・ルイス・デビラロンガ
メグ : ドロシー・ホイットニー
サリー : アラン・リード
[ 2018/08/03 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

アパートの鍵貸します

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 アパートの鍵貸します 』
原題 : The Apartment
製作 : 1960年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

ニューヨークのさる大保険会社の一平社員バクスター、通称バド(ジャック・レモン)は、野望に燃える青年である。勿論出世のことである。その方法は、4人の課長にアパートの鍵を貸すだけで充分だった。4人はアパートをせっせと愛用し、バドの昇給にせっせと尽力した。そこに人事部長のシェルドレイク氏(フレッド・マクマレイ)も加わった。部長のよろめきの御相手は会社のエレベーター嬢フラン(シャーリー・マクレーン)。バドはこの丸ぽちゃで適当にグラマーのフランに片想いしていたので、少なからずショックだった。社員のクリスマス・パーティでフランのコンパクトを見たバドは、頭にくる。数日前バドのアパートに置き忘れられたので、バドが部長に返却申しあげたものと同一だったのである。酔ったバドが年増の金髪美人を連れてアパートに帰ると、そこでフランが自殺をはかっていた。離婚をした暁にはきっと君と…、と言うばかりで実行しないシェルドレイク氏の不実に絶望し、バド愛用の睡眠薬を全部飲んでしまったのだ。金髪美人を追い帰して、必死に看病するバドの心はフランを想う気持ちで一杯だった。翌朝、一大決心をしたバドは、部長にフランとの結婚を打ち明けようとする。その瞬間、部長は離婚が成立し、フランと結婚する旨をバドに宣告する。すべては後の祭りだった。人の気も知らない部長は、またもアパートの鍵の借用を申しこんできた。カンニン袋の緒を切ったバドは、辞表を叩きつけて会社を飛び出す。その夜、フランは部長とレストランへ。そこで今夜はアパートは使えない、と聞いたフランはハッと気がつく。バドの優しい想いと、自分を本当に愛しているのは誰か、ということを。部長を置き去りに、フランはバドのアパートの階段をかけ上がった。その耳にズドーンと銃声が。もしや自殺!? 部屋に転がり込んだフランの目に映ったのは、他の町での再出発をひとり淋しく祝ってシャンペンの栓を抜いたバドの姿だった。重役になれるかどうかは別問題。だが、バドの独身生活に栄光ある終わりが近いことは、確かなようである。メデタシ メデタシ。



スタッフ :
監督 : ビリー・ワイルダー (アカデミー監督賞受賞)
脚本 : ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
製作 : ビリー・ワイルダー
制作補 : ドーン・ハリソン、I・A・L・ダイアモンド
撮影 : ジョセフ・ラシェル
美術 : アレクサンドル・トローネ
セット : エドワード・G・ボイル
音楽 : アドルフ・ドイッチェ
編集 : ダニエル・マンデル

キャスト :
C・C・バクスター(バド) : ジャック・レモン
フラン・キューブリック : シャーリー・マクレーン
ジェフ・D・シェルドレイク : フレッド・マクマレイ
ジョー : レイ・ウォルストン
ドレイファス医師 : ジャック・クラッシェン
[ 2018/07/06 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

G.I.ブルース

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 G.I.ブルース 』
原題 : G.I.Blues
製作 : 1960年
製作国 : アメリカ

西ドイツ駐屯アメリカ装甲師団の人気者3人男タルサ(エルヴィス・プレスリー)とリック(ジェームズ・ダグラス)とクッキー(ロバート・アイヴァース)は、除隊したら故郷オクラホマでナイトクラブをやろうと相談している仲間である。アツサは歌がうまい戦車の砲手だ。部隊が駐屯しているフランクフルトにオイローパというカフェがあり、そこにリリ(ジュリエット・プラウズ)という美しいダンサーがいた。タルサ立ちの部隊では、身持ちの固い彼女を陥落させた者には300ドルが与えられる賭けができていた。ところが、そのためリリとデートすることになって選ばれていた代表選手の兵士がアラスカ転属となり、ピンチ・ヒッターに何とタルサが指名されてしまった。テルサは苦心のすえリリとデートする機会を得た。2人はカフェをまわっているうちにだんだん仲よくなった。彼女はタルサを自分のアパートに誘った。しかしそこには彼女の同居人ティナがいた。明くる日からタルサの恋は真剣になってしまった。リリも彼に好意をよせた。が、リリはある日タルサの上官から、自分には300ドルの金が賭けられているのを聞いてしまった。リリは失望し、タルサの弁解も聞かなかった。がっかりしたタルサは戦友リックとその恋人マーラの間に生まれた赤ん坊のおもりをして心をなぐさめた。だが赤ん坊は泣いてばかりいた。困ったタルサは唯1人の女の友達であるリリに電話で相談した。赤ん坊をつれて、タルサはリリのアパートに行った。賭けに参加した兵士たちはリリとタルサが赤ん坊を抱いているのを見て驚いた。リリの心がとけてタルサが彼女を獲得したのはいうまでもない。



主題歌 : 「G.I.Blues」 by エルヴィス・プレスリー


スタッフ :
監督 : ノーマン・タウログ
脚本 : エドモンド・ベロイン、ヘンリー・ガーソン
製作 : ハル・B・ウォリス
撮影 : ロイヤル・グリグス
美術 : ハル・ペレイラ、ウォルター・タイラー
音楽 : ジョセフ・J・リリー
編集 : ウォーレン・ロウ

キャスト :
タルサ・マッコーリー : エルヴィス・プレスリー
リック : ジェームズ・ダグラス
クッキー : ロバート・アイヴァース
リリー : ジュリエット・プラウズ
ティナ : レティチア・ローマン
マーラ : シグリッド・マイヤー
[ 2018/07/04 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

先生のお気にいり

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 先生のお気にいり 』
原題 : Teacher's Pet
製作 : 1958年
製作国 : アメリカ

タフな新聞記者と美しい女性大学教授をめぐる恋愛コメディ。
ニューヨークの新聞「イブニング・クロニクル」の社会部長ジム・ギャノン(クラーク・ゲーブル)は、学歴もなく裸一貫でたたきあげたタフな新聞記者で、経験以外の学問などというものを信用しない男だった。その彼が編集局長のロイドによばれて、市立大学の夜学のジャーナリズム講座での講演を命じられたのだから、彼が即座に担任教授E・R・ストーン氏に断りの手紙を書いたのも無理はなかった。ところが編集局長の厳重な命令で、翌日の夜、彼は講座の教室に行かざるをえなかった。教室に座っていると、やがて教授が入ってきた。何とE・R・ストーン氏のEはエリカの略で、教授は美しいブロンド美人(ドリス・デイ)だった。彼女は教壇でジムの断り状を読みあげ、彼を旧式の人間に違いないときめつけた。その場で学生の1人になりすましたジムは、それからというもの教室に出かけて、よき学生ぶりを示してエリカ教授のお気に入りの生徒になりすました。だんだん探ってみるうちに、彼女には12冊の著書をもつヒューゴー・パイン教授(ギグ・ヤング)という、親しい友達があるのをジムは知った。ナイト・クラブで会ったその教授が、著書の数から予想していたよりハンサムなので、彼は色々と話題を変えて、エリカの前で教授をへこませようとした。しかしそんな話にも教授は博識ぶりを示し、おまけにクラブのショウに出演中のストリップ・ダンサーで、ジムのガール・フレンドのペギー(マミー・ヴァン・ドーレン)が色目を使うので、ジムはすっかり困ってしまった。その夜、エリカのアパートで、彼は、彼女がアメリカ新聞界の巨人ジョーエルの遺児なのを知った。ジョーエルが創刊した「ユーレカ・センティネル」紙は、世界の新聞界の話題となる社説で有名だった。翌日ジムは会社で、社長から、旧友に引きあわせるといってエリカを紹介された。彼の本当の職業を知ったエリカは怒って去ってしまった。パイン教授に助言してもらうために、彼のアパートを訪れたジムはそこで「ユーレカ・センティネル」紙を社説以外は古くさい新聞だと日頃の信念通りこき下ろしているところを、訪ねてきたエリカに聞かれてしまった。しかし、それを心にとめた彼女は、バック・ナンバーを調べた末、彼の主張が事実であるのを悟った。エリカは新聞社をたずね、ジムに詫びて改めて彼に講義をたのんだ。ジムは去っていくエリカを追ってエレベーターにとびこんだ。2人をのせたエレベーターは4分間も動かなかった。新聞社員たちは、部長と先生が、エレベーターの中で2人だけの記事を書いているのを祝福した。



主題歌 : 「先生のお気にいり」 by ドリス・デイ


スタッフ :
監督 : ジョージ・シートン
脚本 : フェイ・カニン、マイケル・カニン
製作 : ウィリアム・パールバーグ
撮影 : ハスケル・ボッグス
美術 : ハル・ペレイラ、アール・ヘドリック
音楽 : ロイ・ウェッブ
編集 : アルマ・マックローリー
衣装 : エディス・ヘッド
作詞 : ジョー・ルビン、ルイス・アルヴァレズ
作曲 : ジョー・ルビン、ルイス・アルヴァレズ

キャスト :
ジェームス・ギャノン : クラーク・ゲーブル
エリカ・ストーン : ドリス・デイ
ヒューゴ・パイン博士 : ギグ・ヤング
ペギー : マミー・ヴァン・ドーレン
バーニー・コバック : ニック・アダムス
ハロルド・ミラー : ピーター・ボールドウィン
ケイティー・フラー : マリオン・ロス
ロイ・アシスタント : チャールズ・レーン
ガイド : ジャック・アルバートソン
J. L. バレンチン : フローレンツ・エイムズ
ロイド・クロウリー : ハリー・アントリム
コバック夫人 : ヴィヴィアン・ネイザン
[ 2018/05/25 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

昼下りの情事

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 昼下りの情事 』
原題 : Love in the Afternoon
製作 : 1957年
製作国 : アメリカ

クロード・アネの小説『アリアンヌ(Arianne)』を映画化したラブコメディ。
クロード・シャヴァッス(モーリス・シュヴァリエ)はパリの私立探偵である。御依頼ともあれば、アメリカの億万長者フラナガン(ゲイリー・クーパー)とX夫人の濡れ場を盗み撮るという仕事も、やらねばならない。依頼人のX氏がその写真を見て、フラナガンを殺すといきまく。これを聞いたのが、シャヴァッスの娘アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)である。彼女は父の扱う事件記録を読むのを楽しみにしていたが、チェロの勉強にコンセルヴァトワールへ出かけたものの、この事件が気になってたまらない。フラナガンの泊まっているホテルへ来てみると、X氏がピストルをポケットに忍ばせているところにアリアーヌは出くわした。アリアーヌの機転でX夫人は逃れ、危ういところを助かったフラナガンは、彼女と明日の午後を約束する。翌日、あんな浮気男とデートなどすまいと思ったものの、アリアーヌは結局ホテルを訪れる。食事と美しいムードミュージック、フラナガンのお定まりの手に、アリアーヌはすっかり参ってしまう。しかし、やがてフラナガンがパリを出発する時刻が来て、2人はいかにも世慣れた遊び人同士の如く、あっさり別れた。が、車が見えなくなると、アリアーヌはしおしおと音楽院へ向うのだった。何ヵ月後のある夜、アリアーヌはオペラで恋しいフラナガンに再会し、明日の逢瀬を約束する。翌日ホテルを訪れたアリアーヌに、皮肉にも今度はフラナガンが参ってしまい、彼女がことありげに話した男たちのことに、気が揉めてたまらない。偶然出会ったX氏に相談すると、彼の答は、シャヴァッスに頼め、だった。シャヴァッスが調査してみればなんと自分の娘アリアーヌである。事実を告げることもできず、シャヴァッスはフラナガンに、あの婦人は箱入り娘で当人の言ったことは全部作り話、あの娘を愛しいと思ったら、パリを離れることだと報告する。アリアーヌがホテルを訪れた時、フラナガンは荷造りを済ませていた。世慣れた風を装い、アリアーヌはリオン駅ホームまで見送るが、お互いに別れがたい。やがて発車の時、フラナガンは、遂にアリアーヌを列車に抱えあげる。プラットホームには、ふたりを微笑んで見送るシャヴァッスの姿があった。



スタッフ :
監督 : ビリー・ワイルダー
脚本 : ビリー・ワイルダー、I・A・L・ダイアモンド
原作 : クロード・アネ
製作 : ビリー・ワイルダー
撮影 : ウィリアム・メラー
音楽 : フィルモ・ダンテ・マルチェッティ、モーリス・ド・フェラウディ、アンリ・ベッティ、アンドレ・オレネス、シャルル・トレネ、マティ・マルネック
編集 : レオニード・アザー
衣裳 : ユベール・ド・ジバンシー

キャスト :
フランク・フラナガン : ゲイリー・クーパー
アリアーヌ・シャヴァッス : オードリー・ヘプバーン
クロード・シャヴァッス : モーリス・シュヴァリエ
X氏 : ジョン・マッギーバー
X夫人 : リーゼ・ボウルディン
ミシェル : ヴァン・ドード
[ 2018/05/17 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)

七年目の浮気

(ドラマ/ラブ・コメディ )

『 七年目の浮気 』
原題 : Seven Year Itch
製作 : 1955年
製作国 : アメリカ

ブロードウェイで長期興行を続けたジョージ・アクセルロッドの同名ブロードウェイ舞台劇を映画化。
リチャード・シャーマン(トム・イーウェル)は出版社の編集者。中年に近い恐妻家の男だが、避暑に出かける妻ヘレン(イヴリン・キース)と息子のリッキー(ブッチ・バーナード)を飛行場で見送り、妻君の口うるさい忠告に閉口してひとりアパートに戻った。ところが彼の部屋の1階上には、部屋主の避暑旅行の留守期間だけ住みこんだテレビに出演している娘(マリリン・モンロー)がいた。その悩ましさを印象づけられたシャーマンは落ちつきをなくし、止むなく出版予定の精神病医ブルベイカー博士の原稿を読み始めた。やがてシャーマンは、自分が女たらしになる妄想の糸をたぐり出し、女秘書モリスから妻の女友達エレンまで、さまざまな女たちに誘惑される想像にふける。と、そこへ妻から長距離電話が。ヘレンは、旧友の作家トム・マッケンジーに会ったと言う。シャーマンの心はおだやかでなくなり、ふとしたきっかけで階上の娘を自室に招くが、現実の世界は妄想のようにはうまく運ばず、彼はことごとにヘマをする。翌朝、出社したシャーマンがブルベイカー博士の原稿を読むと、結婚7年目の男の浮気心を「7年越しのムズムズ」と説明している。自分もちょうど結婚7年目なのでいたく良心を責められるシャーマンだが、妄想は又もや始まる。たまりかねて妻に電話をかけると、マッケンジーとドライヴに出かけたという。アパートに戻ったシャーマンは、階上の娘をさそって映画を観に行く。自分の部屋はクーラーがないので暑くて眠れない、という娘を自分たちの寝室に寝かせ、シャーマンは居間で一夜を明かす。翌朝、又もやノイローゼ的妄想を始めたシャーマンに、娘は昨夜のお礼の接吻をする。そこへマッケンジーが突然訪ねてきた。シャーマンは、ヘレンが離婚する意志を伝えにやって来たと誤解し、トムを殴り倒してヘレンの元へ飛んでゆくのだった。



スタッフ :
監督 : ビリー・ワイルダー
脚色 : ビリー・ワイルダー、ジョージ・アクセルロッド
原作戯曲 : ジョージ・アクセルロッド
原作舞台 : コートニー・バー、エリオット・ニュージェント
製作 : チャールズ・K・フェルドマン、ビリー・ワイルダー
撮影 : ミルトン・クラスナー
美術 : ライル・R・ウィラー、ジョージ・W・デイヴィス
音楽 : アルフレッド・ニューマン
編集 : ハッシュ・S・フォーラー
衣装 : チャールズ・ル・メア

キャスト :
ブロンド美女 : マリリン・モンロー
リチャード・シャーマン : トム・イーウェル
ヘレン・シャーマン : イヴリン・キース
トム・マッケンジー : ソニー・タフツ
ブルベイカー博士 : オスカー・ホモルカ
ミス・モリス : マルグリット・チャップマン
ナレーション : トム・イーウェル
[ 2018/03/30 15:00 ] ラブ・コメディ | TB(-) | CM(-)
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