蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

ムーラン・ルージュ

(ドラマ/ミュージカル)

『 ムーラン・ルージュ 』
原題 : Moulin Rouge!
製作 : 2001年
製作国 : アメリカ

パリ、1900年。作家を目指してモンマルトルにやってきた青年クリスチャン(ユアン・マクレガー)は、ショーの台本を代理で担当することになったナイトクラブムーラン・ルージュの高級娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)に恋をする。女優になるためにパトロンを探していたサティーンは、クリスチャンを公爵だと勘違いしてベッドに誘い込もうとするが、詩を口ずさむ彼に本気で恋してしまう。クリスチャンが貧乏作家だと知っても、もはや恋の炎は消えなかった。作家と女優の関係を装いつつ愛し合う二人だったが、ムーラン・ルージュのオーナーのジドラー(ジム・ブロードベント)にキスの現場を見られてしまい、サティーンは資産家の公爵(リチャード・ロクスボロウ)のもとへ行くように命じられる。やがて公爵がクリスチャンに激怒。さらに結核で自分の死期が近いことを知ったサティーンは、クリスチャンと別れることを決意する。しかしムーラン・ルージュの舞台で芝居と現実がシンクロしていく中、二人の愛は再び燃え上がった。まもなくサティーンは亡くなり、クリスチャンは心から愛した女の物語をタイプライターで書きはじめるのだった。



主題歌 : 「レディ マーマレード」 by クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、ピンク、マイア


スタッフ :
監督 : バズ・ラーマン
脚本 : バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース
製作 : マーティン・ブラウン、バズ・ラーマン、フレッド・バロン
撮影 : ドナルド・マッカルパイン
美術 : キャサリン・マーティン
音楽監督 : マリウス・デ・ヴリーズ
音楽 : クレイグ・アームストロング
音楽監修 : アントン・モンステッド
編集 : ジル・ビルコック
衣装 : キャサリン・マーティン、アンガス・ストラティー
振り付け : ジョン・オコネル

キャスト :
サティーン : ニコール・キッドマン
クリスチャン : ユアン・マクレガー
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック : ジョン・レグイザモ
ハロルド・ジドラー : ジム・ブロードベント
ウースター公爵 : リチャード・ロクスバーグ
ナルコレプシーのアルゼンチン人 : ジャセック・コーマン
ニニ : キャロライン・オコナー
オードリー : デビッド・ウェナム
アブサンの妖精 : カイリー・ミノーグ
アブサンの妖精(笑い声) : オジー・オズボーン
マリー : ケリー・ウォーカー
ショコラ : デオビア・オパレイ
[ 2020/09/17 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

グリース

(ドラマ/ミュージカル)

『 グリース 』
原題 : Grease
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

1950年代のアメリカの若者達の生活を、歌と踊りで綴るミュージカル映画。
ダニー(ジョン・トラヴォルタ)とサンディ(オリヴィア・ニュートン・ジョン)は夏休みに避暑地の海岸で知り合い、夏中、愛を語り合い、夏が終わる頃、再会を信じながら別れを告げた。新学期と共にダニーはライデル高校の3年生になった。彼はこの高校の”T・バーズ”と呼ばれるグループのリーダーで髪にグリースを塗り黒い革ジャン、スリムなブルージーンでカッコよくきめていた。仲間はケニッキー(ジェフ・コナウェイ)、ドゥーディ(バリー・パール)、ソニー(マイケル・トゥッチ)、パッツィー(ケリー・ワード)。一方オーストラリアヘ帰ったサンディは、父親の仕事の関係でライデル高校に転校することになった。登校早々サンディは女性グループ”ピンク・レディース”のリッツォ(ストッカード・チャニング)、フレンチー(ディディ・コン)、ジャン(ジェミー・ドネリー)、マーティ(ダイナ・マノフ)と知り合った。彼女らはサンディの夏の恋の相手がダニーと聞いてびっくり。そんな夏休み気分のぬけきらない学生たちの間に教務秘書プランチからのニュースが伝わった。それはこのライデル高校が、TV局の主催する全米高校ダンス・コンテストの会場に指名されたというのだ。そんな中、応援団のチア・リーダーに参加したサンディは遂にダニーと再会した。ダニーも嬉しかったが、クールな態度を壊すことはできない。つい冷たい態度をとってしまった。しかし、まもなく元通りの仲にもどりダンス・コンテストではペアを組むことになった。ところが、当日、”T・バーズ”の宿敵グループ”スコーピオンズ”のリーダー、レオのガールフレンド、チャチャは強引に、サンディからダニーを奪ってしまい、優勝はこのダニーとチャチャが獲得した。ダニーを奪われたサンディは涙をこらえることができず、それ以後ダニーとの間はうまくいかない。しかし、ダニーの”スコーピオンズ”とのカー・レースをきっかけに2人の気持ちが離れられないものであることを知る。卒業式の日がやってきた。今は楽しい思い出となった高校生活の最後を飾って若者たちはいつまでも歌い踊った。



主題歌 : 「グリース」 by フランキー・ヴァリ


スタッフ :
監督 : ランダル・クレイザー
製作 : ロバート・スティグウッド、アラン・カー
脚本 : ブロンテ・ウッダード、アラン・カー
撮影 : ビル・バトラー
衣装デザイン : アルバート・ウォルスキー
音楽 : バリー・ギブ
振り付け : パトリシア・バーチ

キャスト :
ダニー : ジョン・トラボルタ
サンディ : オリビア・ニュートン=ジョン
リッゾ : ストッカード・チャニング
ケニッキー : ジェフ・コナウェイ
ドゥーディ : バリー・パール
ソニー : マイケル・トゥッチ
パッツィー : ケリー・ワード
フレンチー : ディディ・コーン
ジャン : ジェイミー・ドネリー
マーティ : ダイナ・マノフ
マッギー校長 : イヴ・アーデン
ティーン・エンジェル : フランキー・アヴァロン
ヴィー : ジョーン・ブロンデル
ヴィンス : エド・バーンズ
コーチ・カルホーン : シド・シーザー
[ 2019/03/17 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

ウィズ

(ドラマ/ミュージカル)

『 ウィズ 』
原題 : The Wiz
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

1939年に映画化された「オズの魔法使い」が、75年にブロードウエイの舞台にミュージカルとして登場した。これはその舞台の映画化。
ハーレムに、叔母エム(テレサ・マリット)と叔父ヘンリー(スタンリー・グリーン)と暮しているドロシー(ダイアナ・ロス)は、24歳の小学校教師。内気な彼女はニューヨーク125番街から南には足を踏み入れようとしない。ところが、ある日、愛犬トトが激しい吹雪に巻き込まれたまま巨大なネオンサインの上に着陸し、その真下にいた、東から来た悪い魔女エバーミーンを殺してしまった。そのアスファルトジャングルの中で、ドロシーはミュンヒキンの少年少女たちと風変わりな婦人ミス・ワン(セルマ・カーペンター)と出逢う。彼女は、死んだ魔女の靴をドロシーにはかせ、魔法使いウイズだけが、ドロシーが家に帰るのに力を貸してくれるだろうと言った。ウイズは、黄色いレンガ道路の突き当りにあるエメラルド・シティに住んでいる。ドロシーとトトは、旅に出て、トウモロコシ畑でカカシ(マイケル・ジャクンン)と出逢う。カカシの体は紙ばかりなので脳ミソがなく、何もできない。彼はウイズが脳ミソを授けてくれるかもしれないという望みをもってエメラルド・シティに一緒に行くことにする。途中通りかかった、今は閉鎖された遊園地コニー・アイランドでは、かつて見世物で人気を博したブリキ人間(ニプシー・ラッセル)が、デブの機械人形の下になってウンウン唸っていた。ドロシーとカカシは、彼を助けてやった。ブリキ人間は、心を持たない冷たい見世物にすぎないことを嘆くが、ウイズが心を与えてくれるかもしれないと思い一行に加わった。5番街を南下する途中で、今度は吠えながら歩く石のライオン像と出逢い、ライオンは実際には気が弱いことを知る。ライオンはウイズに勇気をもらうため、彼ら一行に加わった。黄色いレンガ道路は、地下道へと彼らを導き、そこで、気持ちの悪い紙人形や怪物人形に襲われるが、ライオンの働きで全員無事、一行はケシ通りに向かった。なんと、そこで待ち受けたのは、白い粉煙で彼らの力を弱めようとするあでやかなケシ女性軍団の一隊。しかし、カカシとブリキ人間の計画が成功し、再び全員無事。ドロシーの銀の靴のおかげでウイズの国への入国が許され、ウイズ(リチャード・プライアー)と会うことができたドロシーは、困ったことにウイズに銀の靴が欲しいと言われた。銀の靴をぬいでは家に帰れないと思ったドロシーはウイズの頼みを拒否したため、北の悪い魔女アビレーン(メーベル・キング)を殺しに行くはめになる。殺したらそれぞれの望みをかなえてやるというのだ。4人組が途中で逢った危険の仕掛人は、このアビレーンだったのだ。彼女は、半分猿、半分バイクという動物、フライング・モンキーに出動を命じた。結局彼らは捕まってしまいアビレーンは妹エバーミーンの銀の靴を返せとドロシーに迫るが、ドロシーの気転でアビレーンを滅ぼし、一行は、再びエメラルド・シティに向かう。その近道からウイズの楽屋裏を見たドロシーは、彼の真の姿がアトランティック・シティ出身のうらぶれた政治家ハーマン・スミスというただの人であることを知った。4人組はこの姿にがっかりしたが、ドロシーにはわかった。ウイズの力なしに、それぞれ自分たちの欲しがったものを手に入れたことを。



スタッフ :
監督 : シドニー・ルメット
脚本 : ジョエル・シュマッカー
原作 : L・フランク・ボーム
原作戯曲 : ウィリアム・ブラウン
製作総指揮 : ケネス・ハーパー
製作 : ロブ・コーエン
撮影 : オズワルド・モリス
美術 : トニー・ウォルトン
音楽監督 : クインシー・ジョーンズ
音楽 : チャーリー・スモールズ
衣装(デザイン) : トニー・ウォルトン
SFX : アルバート・ウィトロック

キャスト :
ドロシー : ダイアナ・ロス
カカシ : マイケル・ジャクソン
グリンダ, 南の良い魔女 : レナ・ホーン
臆病ライオン : テッド・ロス
ブリキ人間 : ニプシー・ラッセル
ミス・ワン, 北の良い魔女 : セルマ・カーペンター
叔母エム : テレサ・メリット
叔父ヘンリー : スタンリー・グリーン
ハーマン・スミス/ウィズ : リチャード・プライヤー
アビレーン, 西の悪い魔女 : メイベル・キング
[ 2019/03/15 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

ダウンタウン物語

(ドラマ/ミュージカル)

『 ダウンタウン物語 』
原題 : Bugsy Malone
製作 : 1976年
製作国 : アメリカ

主演者すべて平均年齢十二歳のアッと驚くチビッ子ギャングのミュージカル。
時代は禁酒法下のニューヨーク。ここダウンタウンはリトル・イタリアに根をおろした二組のギャング団。肥っちょサム(ジョン・カッシージ)一派と新興ボスでおしゃれのダン(マーティン・レブ)一派は今決戦の時を迎えていた。ハンサムなバグジー(スコット・バイオ)が三流歌手のブラウジー(フロリー・ダガー)と出会ったのは、ダン一味がサムの秘密酒場を襲った夜だった。売り込みに失敗し、しょんぼりしたブラウジーを気に入ったバグジー。さて、所変ってサムの店。手下を大量に殺られたサムは浮かない顔。情婦のタルーラ(ジョディ・フォスター)がなぐさめても彼の頭にはダンの持ってるマシンガンの事しかない。さらに密告電話にダマされ、サム一派は壊滅状態。やがてやって来たダンとの会談の日、手下一人のサムはタルーラの誘惑ですっかりブラウジーの信用を落しているバグシーを連れて会場へ。しかし敵もさるもの、ズラリ並んだマシンガン。ここで頑張ったヒーロー・バクシーの働きでサムは命びろい。ごほうび200ドルを手にしたバグシーは、愛しのブラウジーの元へ。「ハリウッドへ行こう」、優しい言葉に機嫌を直したブラウジー。でも喜びも束の間、チンピラ一味に襲われ、彼は元通りのスカンピン。どうやら警察を丸め込んだダン一派は日に日に乱暴になり、サムの密売工場は襲われ、彼の酒場は青息吐息。ブラウジーを歌手に採用しても、痛手は隠しきれない。残るサムの頼みの網はバグジー唯一人。400ドルの大金を積まれ、彼はダンのマシンガン強奪を企てる。チビをおとりに人海戦術は大勝利。さてダン一派の復讐に準備万端のサムは上機嫌、新米ギャングを手下に忙しい。やがて大決戦の時が来た。派手な車を乗りつけるダン一派と、迎え撃つサム一派。マシンガンからシックイが飛び交い、パイ・クリームが飛ぶ。サムの酒場はいつしか純白のクリームの海に。そして真っ白になった皆の顔には楽しげな笑いが。かくしてサムとダンの決戦はめでたく大団円を迎えたのでありました。



挿入歌 : 「 私の名前はタルーラ」 by ジョディ・フォスター


スタッフ :
監督 : アラン・パーカー
脚本 : アラン・パーカー
製作 : アラン・マーシャル、デイヴィッド・パットナム
美術 : ジェフリー・カークランド
音楽 : ポール・ウィリアムス
作詞 : ポール・ウィリアムス
振り付け : ギリアン・グレゴリー

キャスト :
バグジー・マロン : スコット・バイオ
タルーラ : ジョディ・フォスター
太っちょサム : ジョン・カッシージ
ダンディー・ダン : マーティン・レブ
ブラウジー : フローリー・ダガー
ベビーフェイス : デクスター・フレッチャー
[ 2019/02/25 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

キャバレー

(ドラマ/ミュージカル)

『 キャバレー 』
原題 : Cabaret
製作 : 1972年
製作国 : アメリカ

第二次世界大戦前のベルリンのキャバレーを舞台にしたミュージカル映画。
1930年代、ナチス台頭前夜のベルリン。エムシーが取り仕切っているキャバレー、キットカットクラブからは今日も歌声が聞こえている。スターに憧れる少女サリーも、そこで働く歌手だった。そんなサリーのもとに、ある日、イギリスから来たという学生ブライアンがやってくる。二人は友情で結ばれるが、その後マクシミリアンという男爵の登場が、二人の関係に変化をもたらしていく。



主題歌 : 「キャバレー」 by ライザ・ミネリ


スタッフ :
監督 : ボブ・フォッシー
脚本 : ジェイ・アレン、ヒュー・ホイーラー
原作 : クリストファー・イシャーウッド
原作戯曲 : ジョー・マステロフ、ジョン・カンダー、フレッド・エッブ、ジョン・ヴァン・ドルーテン
製作 : サイ・フュアー
撮影 : ジェフリー・アンスワース
編集 : デイヴィッド・ブレザートン

キャスト :
サリー・ボールズ : ライザ・ミネリ (アカデミー主演女優賞受賞)
ブライアン・ロバーツ : マイケル・ヨーク
マクシミリアン・フォン・ヒューナ : ヘルムート・グリーム
MC : ジョエル・グレイ (アカデミー助演男優賞受賞)
ナタリア・ランダウアー : マリサ・ベレンソン
フリッツ・ヴェンデル : フリッツ・ヴェッパー
ボビー : ゲルト・ヴェスパーマン
[ 2019/01/26 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

チキ・チキ・バン・バン

(ドラマ/ミュージカル)

『 チキ・チキ・バン・バン 』
原題 : Chitty Chitty Bang Bang
製作 : 1968年
製作国 : イギリス

夢想家で発明家のポッツ(D・V・ダイク)は解体炉へ放りこまれようとしていたポンコツ自動車のチキ・チキ・バン・バンを救い出し、これに手を加え、オンボロ車を走らせることに成功した。ある日、彼はこの車に、ジェレミーとジェニフアーの二人の子供をのせて海辺へ遊びに出かけた。途中、彼らはスクランプティアス卿の令嬢トルーリー(S・ホワイト)と出会い、一緒に出かけることにした。浜辺でポッツは、水平線上に姿をあらわした曳き舟を見て、子供たち相手に海賊の話をはじめた。話の中で、曳き舟は世界一の悪い男ボンバースト男爵の乗っているヨットとなった。ポッツが話しているうちに、彼らの周囲には潮が満ち、海中にとりのこされた。そして男爵のヨットは大砲の筒先を向けながら、こちらに向ってきた。が、彼らの乗っているチキ号は意外な魔力を持っていた。エンジンがうなり出し、車はホーバークラフトに早変りし、波の上を滑るように走り始めた。男爵はこのチキ号を欲がり、二人のスパイを浜に送った。だがこの間抜けな悪漢は子供たちのおじいさん(R・ジェフリーズ)をポッツと間違えて誘拐し、男爵の飛行船をよびよせた。ここでチキ号はまた驚異的な威力を見せ、翼とプロペラを車体から突出し、飛行船を追い続けた。ブルガリアの城へ逃げた飛行船を追って、チキ号は近くの村へ着陸した。この村では男爵夫人が、子供を憎み、みつけ次第殺せとの命令を下していた。そしてポッツが敵状偵察に行っている間に、チキ号も子供たちも彼らに捕えられてしまった。そこでポッツとトルーリーは、男爵夫人にまだ捕まっていない子供たちが隠れている洞窟に行き、子供たちと協力して、悪漢を攻撃する計画をたてた。計画は見事成功し、男爵の手下たちは敗北し、飛行船で逃げる男爵夫妻もおじいさんの傘からとびだした刺し針で、湖へ墜落した。そしてチキ号は無事帰国の途についた。--これは全部ポッツの夢物語だった。だが、この時ポッツとトルーリーは互に恋していることに気づいた。ポッツは将来は夢ばかり見ていないで、もっとしっかりしようと決心した。ポッツは車を出発させた。ところが驚いたことに、チキ号はゆっくりと空中に浮び上り、飛行を開始したのである。



スタッフ :
監督 : ケン・ヒューズ
脚色 : ロアルド・ダール、ケン・ヒューズ
原作 : イアン・フレミング
製作 : アルバート・R・ブロッコリ
撮影 : クリス・チャリス
音楽監督 : アーウィン・コスタル
音楽 : リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマン
衣装 : エリザベス・ハフェンデン、ジョーン・ブリッジ
振り付け : マーク・ブロウ、ディ・ディ・ウッド

キャスト :
カラクタカス・ポッツ : ディック・ヴァン・ダイク
トルーリー・スクランプシャス : サリー・アン・ハウズ
ジェレミー : アドリアン・ホール
ジェマイマ : ヘザー・リプリー
ボンバースト男爵 : ゲルト・フレーベ
男爵夫人 : アンナ・クエイル
チャイルドキャッチャー : ロバート・ヘルプマン
バンジー・ポッツ : ライオネル・ジェフリーズ
スクランプシャス卿 : ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス
おもちゃ職人 : ベニー・ヒル
ミスター・コギンズ : デスモンド・リュウェリン
[ 2018/12/30 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

オリバー!

(ドラマ/ミュージカル)

『 オリバー! 』
原題 : Oliver!
製作 : 1968年
製作国 : イギリス
アカデミー作品賞受賞

チャールズ・ディケンズの原作小説を、ミュージカル映画化。
十九世紀のロンドンは、貧富の差がはげしく、貧乏人は生活苦にあえいでいた。そんななかで、救貧院の一室で一人の女が男の子を生み、死んでいった。生まれた子供はオリバー(M・レスター)となずけられ、そこで育てられることになった。コーネイ未亡人とバンブル氏の経営になる救貧院とは名前はいいが、子供たちはいつも飢えている状態だった。みんなの意志を代表して、もう少し食べ物をくださいと言ったため、オリバーは葬儀屋サワベリーのところに、たった五ドルで売られるはめになってしまった。仕事はつらく、ある日、母の悪口をいわれたのにガマンできなくなったオリバーは、新しい居場所を求めて逃げだした。次にオリバーはスリの少年アートフル・ドッジャーと知りあい、彼の口ききで、親方のフェイギン(R・ムーディ)に紹介され、スリの仲間に加わった。仲間にはみんなのあこがれの的ナンシー(S・ウォリス)やかわいいベットなどがいた。ナンシーは悪名高いビル(O・リード)にくびったけだった。やがてオリバーの初仕事の日がきたが、あっけなく失敗してしまった。が、被害者のブラウンロウ氏は幼ないオリバーにひかれるところがあり、引きとって育てる気になった。オリバーにとって夢のような日がはじまった。が、それもつかの間、ある日おつかいに出かけたオリバーは、ビルと、ナンシーに、見つかり、フエイギンのところに連れだされた。一方ブラウンロウ氏は、オリバーをさがして救貧院を訪ね、思いがけない事実を知った。オリバーはブラウンロウ氏の孫だった。ビルの強盗の、巻きぞえにされたりの生活が、オリバーには続いていた。心優しいナンシーは、オリバーを助けるべくブラウンロウ氏に連絡をとり、真夜中にロンドンブリッジへオリバーを連れて行くことにした。が悪かしこいビルは早くも、それを察知、二人のあとをつけ彼女が、自分を密告したと感違いしナンシーを殺した。その死体をみたブラウンロウ氏の叫びで、警官がかけつけ、ビルは射殺され、フェイギンは捕えらられ、少年たちは開放された。オリバーにもやっと平和な生活が戻ってきたのだった。



スタッフ :
監督 : キャロル・リード
脚色 : ヴァーノン・ハリス
原作 : チャールズ・ディケンズ
製作 : ジョン・ウルフ
撮影 : オズワルド・モリス
美術 : ジョン・ボックス
音楽監督 : ジョン・グリーン
ミュージカル監修 : オンナ・ホワイト
作詞 : ライオネル・バート
作曲 : ライオネル・バート
振り付け : オンナ・ホワイト

キャスト :
オリバー・ツイスト : マーク・レスター
ジャック・ドーキンズ : ジャック・ワイルド
フェイギン : ロン・ムーディー
ビル・サイクス : オリヴァー・リード
バンブル : ハリー・シーコム
ナンシー : シャニ・ウォリス
ブラウンロー : ジョセフ・オコナー
治安判事 : ヒュー・グリフィス
[ 2018/12/28 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

サウンド・オブ・ミュージック

(ドラマ/ミュージカル)

『 サウンド・オブ・ミュージック 』
原題 : The Sound of Music
製作 : 1965年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

ナチス支配を乗り越えて生きようとする一家の姿を、美しい音楽を盛り込んで描き出すミュージカル映画。
志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。ある日彼女は院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。数日後トラップ家でパーティが開かれた。その頃オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり、広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難まとだった。マリアは大佐と踊ったとき、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。大佐とマリアは結婚した。大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道それは亡命だった。音楽祭りで一家が故国の民謡を歌った時、はからずも観衆の大コーラスがかぶさり、一家は優勝した。その後修道院に身をかくした一家は、長女の恋人で、今はナチにくみするロルフに見つかったが、大佐の勇気が彼にうちかった。そして一家はスイス目ざして力強く山道を登っていった。



スタッフ :
監督 : ロバート・ワイズ (アカデミー監督賞受賞)
脚本 : アーネスト・リーマン
原作 : リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世
製作 : ロバート・ワイズ
撮影 : テッド・マッコード
音楽 : リチャード・ロジャース
作詞 : オスカー・ハマースタイン2世
編曲 : アーウィン・コスタル

キャスト :
マリア : ジュリー・アンドリュース
ゲオルク : クリストファー・プラマー
エルザ : エリノア・パーカー
マックス : リチャード・ヘイドン
修道院長 : ペギー・ウッド
リーズル : シャーミアン・カー
フリードリッヒ : ニコラス・ハモンド
ルイーザ : ヘザー・メンジース
クルト : デュアン・チェイス
ブリギッタ : アンジェラ・カートライト
マルタ : デビー・ターナー
グレーテル : キム・カラス
ロルフ : ダニエル・トゥルーヒット
ツェラー : ベン・ライト
シュミット夫人 : ノーマ・ヴァーデン
執事フランツ : ギル・スチュアート
マルガリータ : アンナ・リー
[ 2018/11/19 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

マイ・フェア・レディ

(ドラマ/ミュージカル)

『 マイ・フェア・レディ 』
原題 : My Fair Lady
製作 : 1964年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

イライザ(オードリー・ヘップバーン)は花売り娘だ。うすら寒い三月の風の中で声をはりあげて売り歩く。ある夜、ヒギンス博士(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘されてから、大きく人生が変った。博士の家に住み込むことになったのだ。だが、今までの色々の苦労よりももっと苦しい難行を強いられた。何度も同じ言葉を録音するのだ。博士の家に同居するピカリング大佐は親切で優しい。ある日、イライザの父親ドゥリットル(スタンレー・ハロウェイ)が娘を誘惑されたと勘違いして怒鳴り込んだが、貴婦人になる修業をしていると聞いて喜んだ。それから4カ月。イライザは美しい貴婦人として社交界へデビューした。アスコット競馬場。イライザの美しさは群を抜き、名うてのプレイボーイ、フレディでさえが彼女につきまといはじめた。陰で彼女を見守る博士とピカリングは気が気ではなかった。彼女の正体がばれたら、貴族侮辱罪で社交界から追放されるだろう。彼女は誰にも気づかれずうまくやっていた。ところが各馬がゴール寸前になって興奮のあまり、つい地金を出してしまった。だが、それもご愛嬌ですんだ。つづく大使館のパーティでは完全なレディになっていた。成功だ。その夜、イライザは博士とピカリングの話を立ち聞きして驚き、怒った。自分は博士の実験台にすぎなかったのだ。思わず邸を飛び出した。博士は、イライザの不在に淋しさを感じ、彼女を愛する心を意識した。録音器の訛りの多い声を静かに聞きながら心を痛めていた。ふと、その録音器が止まった。イライザが涙を浮かべて立っていたのだ。博士はとんで行って抱き締めたい気持ちをこらえながら言った。「イライザ。ぼくのスリッパはどこ?」



主題歌 : 「I Could Have Danced All Night」 by オードリー・ヘップバーン


スタッフ :
監督 : ジョージ・キューカー (アカデミー監督賞受賞)
脚本 : アラン・ジェイ・ラーナー
原作 : ジョージ・バーナード・ショウ
製作 : ジャック・L・ワーナー
音楽 : アンドレ・プレヴィン
撮影 : ハリー・ストラドリング
編集 : ウィリアム・ジーグラー

キャスト :
イライザ・ドゥーリトル : オードリー・ヘプバーン
ヘンリー・ヒギンズ教授 : レックス・ハリソン (アカデミー主演男優賞受賞)
アルフレッド・ドゥーリトル  : スタンリー・ホロウェイ
ヒュー・ピカリング大佐 : ウィルフリッド・ハイド=ホワイト
ヒギンズ夫人 : グラディス・クーパー
フレディ・アインスフド=ヒル : ジェレミー・ブレット 
ゾルタン・カーパシー : セオドア・ビケル
ピアス夫人 : モナ・ウォッシュボーン
アインスフド=ヒル夫人 : イソベル・エルソム
[ 2018/11/11 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

シェルブールの雨傘

(ドラマ/ミュージカル)

『 シェルブールの雨傘 』
原題 : Les parapluies de Cherbourg
製作 : 1964年
製作国 : フランス、西ドイツ

戦争によって引き裂かれた男女の切ない運命をつづったミュージカル。
第一部 旅立ち 1957年11月
 ジェヌビエーブ(カトリーヌ・ドヌーヴ)はシェルブールの雨傘屋の娘で、近くのガレージに勤める恋人ギイ(ニーノ・カステルヌオーボ)を、深く愛していた。ある日ギイに召集令状が来て、二年間の義務兵役に発つことになった。その夜、二人は求めあった。雨傘屋の不況で、エムリー夫人(アンヌ・ヴェルノン)は自分の宝石を売ることにした。高級宝石商カサール氏がそれを買いとったのは娘のジェヌビエーブの美しさに魅せられたからだった。
第二部 不在 1958年1月
 ギイからの便りはなかった。そしてジェヌビエーブの体には愛の果実が宿った。彼女がギイを待つ心には、少しの曇りもなかった。そんなとき、カサールはエムリー夫人に、ジェヌビエーブとの結婚を申し込んだ。ジェヌビエーブの心の中に、カサールの姿が少しずつ刻みこまれていった。ギイからは何の音沙汰もないのだ。それにカサールはお腹の子までひきとろうというのだ。カサールとジェヌビエーブは結婚した。
第三部 帰還 1959年1月
 ギイが帰って来た。戦闘で負傷した足をひきずって。恋人の結婚を知り、深く悲しんだ。足が不自由な彼は、仕事のミスから失職した。街を歩いても思い出の傘屋もいまは閉じられたまま。孤独が身にしみた。ギイの育ての母が死んだ。その母の娘マドレーヌとギイは結婚した。いくばくかの遺産で、彼等はガソリン・スタンドを買った。
エピローグ 1963年12月
 雪のイヴ、ギイとマドレーヌは子供も出来て幸せだった。その日の暮れ方、ギイ一人が店にいるとき、ベンツが停った。運転している女性がかつての恋人であることをさとった。懐しかった。エムリー夫人は亡くなったという。彼女が車に乗せている女の子を「あなたに似てるわ」それ以上の言葉は交さなかった。さりげない別れ、いまはギイもジェヌビエーブもそれぞれ幸福なのだ。



スタッフ :
監督 : ジャック・ドゥミ
脚本 : ジャック・ドゥミ
台詞 : ジャック・ドゥミ
製作 : マグ・ボダール
撮影 : ジャン・ラビエ
音楽 : ミシェル・ルグラン

キャスト :
ジュヌヴィエーヴ・エムリ : カトリーヌ・ドヌーヴ [歌:ダニエル・リカーリ]
ギィ・フーシェ : ニーノ・カステルヌオーヴォ [歌:ジョゼ・バルテル]
エムリ夫人 : アンヌ・ヴェルノン [歌:クリスチアーヌ・ルグラン]
エリーズ : ミレーユ・ペレー [歌:クレール・レクレール]
ローラン・カサール : マルク・ミシェル [歌:ジョルジュ・ブランヌ]
マドレーヌ : エレン・ファルナー [歌:クローディヌ・ムニエル]
[ 2018/11/09 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)
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