蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

引き裂かれたカーテン

(アクション/サスペンス)

『 引き裂かれたカーテン 』
原題 : Torn Curtain
製作 : 1966年
製作国 : アメリカ

アメリカからデンマークへ向かう1隻の客船。この船には、コペンハーゲンで開催される科学者国際会議に出席するため米宇宙委員会のマイケル(ポール・ニューマン)と婚約者で秘書のセーラ(ジュリー・アンドリュース)が乗っていた。そして目的地へ着く直前の日、マイケルの所へ秘密の連絡文が届いた。発信地は東ベルリンだった。コペンハーゲンへ行くのを止めて、東ベルリンへ行くといいだしたマイケルに、不安になったセーラは事の真相を糺したが、心配する必要はない、2、3日コペンハーゲンで待っているようにと笑うだけだった。何か重大なことがあると直感したセーラは、マイケルを追って東ベルリンへ向かった。空港にたったマイケルは秘密諜報員のグロメク(ウォルフガング・キーリング)の案内で東ベルリン秘密諜報機関長のゲルハルトに紹介された。マイケルは東ベルリン亡命を決意していたのだった。これは、アメリカで開発の進んだ核兵器、ガンマ5の秘密の共産圏漏洩の意味を持っていた。驚いたセーラはマイケルを売国奴となじったが、心底から彼を愛しているゆえ東ベルリンを去ることはできなかった。そうしたある日、田舎へ出かけ1人の農夫にあった。農夫はアメリカ諜報員で、マイケルはスパイ活動のため東ベルリンへ亡命のかたちをとり潜入していたのだ。アメリカのガンマ5研究も、東ベルリンのリント博士の研究がないと完成しなかったのだった。つまりガンマ5については高度の科学的知識が必要であり、マイケル送りこみを計画したのだ。しかし農夫との出会いを、尾行してきたグロメクに見つかったからたまらない。マイケルは彼を殺し農地へ埋める破目になった。着々と進んでいた計画の破綻。早急にリントの研究を盗み東ベルリンを離れないと計画も水の泡だ。リントにうまくとりいり研究をメモし終えた時、ゲルハルトの追及の手が伸びはじめた。マイケルとセーラの必死の逃亡生活が展開された。ゲルハルトの作戦は綿密で執拗だった。新聞は連日写真入りで事件を報道、2人は夜だけしか動くことができなかった。海岸に追いつめられた2人、逮捕は時間の問題と思われた時、危機一髪、フェリーボートが近づいた。アメリカ諜報機関の秘密船だった。九死に一生、2人はスウェーデン行きの船にまぎれこむことができた。―甲板では、いまこそ結婚できると、愛を確かめあうマイケルとセーラの熱い抱擁の姿があった。



スタッフ :
監督 : アルフレッド・ヒッチコック
脚本 : ブライアン・ムーア
製作 : アルフレッド・ヒッチコック
音楽 : ジョン・アディソン
撮影 : ジョン・F・ウォーレン
編集 : バッド・ホフマン

キャスト :
マイケル・アームストロング : ポール・ニューマン
サラ・ルイス・シャーマン : ジュリー・アンドリュース
ハインリッヒ・ゲルハルト : ハンスイェルク・フェルミー
カール・マンフレッド : ギュンター・シュトラック
グスターヴ・リント教授 : ルドウィヒ・ドナート
グロメク : ヴォルフガング・キーリング
クチンスカ伯爵夫人 : リラ・ケドロヴァ
農場主 : モート・ミルズ
コスカ : ギゼラ・フィッシャー
ヤコビ : デヴィッド・オパトッシュ
バレリーナ : タマラ・トゥマノワ
ヒューゴ : モーリス・ドナー
ウィンケルマン教授 : ロバート・ブーン
[ 2018/11/29 15:00 ] サスペンス | TB(-) | CM(-)

ミクロの決死圏

(アクション/SF)

『 ミクロの決死圏 』
原題 : Fantastic Voyage
製作 : 1966年
製作国 : アメリカ

S・F作家オットー・クレメントとジェイ・ルイス・ビックスビー共同執筆による原作を、映画化した。
物体を細菌大に縮小し、長時間体内に浮遊しうる研究を完成した、チェコの科学者ヤン・ベネス博士がアメリカに亡命してきた。しかしアメリカへ着くや敵側のスパイに狙われ、車に乗っているところを襲われ、博士は脳出血を起こし倒れた。現在のアメリカの医学では、博士の研究の初歩の段階までしか進んでいず、体中に潜りこむことは1時間しかできなかった。だから、長時間潜行を知るためには1時間だけでも博士の脳内に潜り博士を助けねばならない。医学史空前の試みがここに挙行された。潜行艇に医師と科学者を乗せ、ミクロ大に縮小し、それを博士の頚動脈に注射することにより、博士の脳内出血部に到達させ、レーザー光線で治療する、というのであった。潜行艇プロテウス号は、脳外科医デュバル(アーサー・ケネデイ)、その助手コーラ(ラクェル・ウェルチ)、循環器の専門医マイケルス(ドナルド・プリーゼンス)、海軍大佐オーウェンス(ウィリアム・レッドフィールド)、それに特別情報部員グラント(スティーブン・ボイド)の5人を乗せて博士の体内に潜入していった。無論外部とはリモート・コントロールで絶えず緊密な連絡をとることは言うまでもない。しかし、実際に潜行艇が血管内を潜行してゆくと思いがけないことが突発した。血管の内皮壁に微細な割れ目があり、とかく艇の進行が遅れがちだし、心臓の鼓動は進行を妨げた。彼らは60秒間博士の心臓を止めて、やっとのことで通過、さらにリンパ節内に入っていった。しかしここでも海草のような網状ファイバーに絡まれ艇は壊滅寸前となった。そこでグラントとコーラ、マイケルスが艇外に出て絡みついたファイバーを必死で除去、正に九死に一生の難事だった。ようやく艇が脳に入った時、余す時間は6分しかなかった。グラントの超人的な活躍で脳の治療を終えた時、突如外部との連絡が絶えて、艇が破壊した。マイケルスが敵側に通じてい、裏切ったのだった。絶体絶命の危機。後4分のうちに体外にでないと博士の生命は無論、彼らも消滅してしまう。出口を捜さんと4人が必死になっていると、後方から1点の光明がグラントを捉えた。それはバネス博士の目から入る光線だった。涙腺を刺激し、涙とともに体外へ脱出、時間はもはや分をわって秒台に達していた。すばやくミクロ拡大機にあてられ、4人は無事に決死の大冒険に成功した。



スタッフ :
監督 : リチャード・フライシャー
脚本 : ハリー・クライナー
原作 : オットー・クレメント、ジェイ・ルイス・ビックスビー
製作 : ソール・デイヴィッド
撮影 : アーネスト・ラズロ
音楽 : レナード・ローゼンマン

キャスト :
グラント : スティーヴン・ボイド
コーラ・ピーターソン : ラクエル・ウェルチ
カーター将軍 : エドモンド・オブライエン
マイケルズ博士 : ドナルド・プレザンス
デュヴァル博士 : アーサー・ケネディ
ドナルド・リード大佐 : アーサー・オコンネル
ビル・オーウェンス海軍大佐 : ウィリアム・レッドフィールド
ヤン・ベネシュ博士 : ジーン・デル・ヴァル
[ 2018/11/27 15:00 ] SF | TB(-) | CM(-)

サイレンサー 殺人部隊

(アクション/アクション)

『 サイレンサー 殺人部隊 』
原題 : Murderers' Row
製作 : 1966年
製作国 : アメリカ

ドナルド・ハミルトンのスパイ・アクション小説の第5作目『殺人部隊』を映画化。
怪光線を使って世界転覆をはかろうとする一味が暗躍しはじめた。この光線を使うと、大都市が一瞬にして吹っ飛ぶという。一味は、計画達成のため、邪魔になる有能なスパイを消しはじめ、マット・ヘルム(ディーン・マーティン)のもとにも魔手がのびてきた。マットは相変わらず女の子のヌード撮影に熱中していたが、モデルの1人が敵のまわし者で、マットはあやうく命をとりとめた。一味のアジトはリビエラらしいとにらんだ上官“M”は、すぐにマットを派遣した。その地で世界的な科学者ソラリス博士が誘拐されたのだ。リビエラについたマットは、指令どおり、ドミニクの部屋を訪れたがすでに死体となっていた。次にマットは“ドミニクの店”をたずねた。そこは、ゴーゴーを踊る若者でみちあふれており、ソラリス博士の娘スージー(アン・マーグレット)も、その1人だった。一方、土地の警官は、ドミニク殺しの犯人としてマットを捕らえた。富豪ウォールと彼の情婦ココの証言のためだ。しかし、スージーがマットの窮地を救った。ウォールは、海岸に大工場を持っていた。そしてその工場こそ、怪光線の生産工場だったのである。観光客に化けたマットは、その工場をさぐっているうちに、またもや捕まってしまった。しかし、マットの正体は見破られることなく釈放された。一方、スージーは、敵のプレゼントとも知らず、金のブローチを胸につけて“ドミニクの店”で踊っていた。駆けつけたマットがブローチをむしりとり、壁に投げつけると爆発した。そしてマットは、スージーを連れて、ウォールのもとに再び戻った。博士は、怪光線の最後の仕上げをするためにウォールに捕らわれていたのだ。マットは新兵器を駆使して敵の一味にたちむかったが、またしても敵中におちてしまった。そして娘スージーを助けるため、ソラリス博士は一味に協力を承諾した。しかし、その時スージーの機転でマットは逃げ出しに成功し、敵に向かった。一味はバタバタと倒れた。海へ逃げたウォールを追って、マットとスージーも海へ。激しい海上の戦いの末、ウォールは海中に消えた。



監督 : ヘンリー・レビン
脚色 : ハーバート・ベイカー
原作 : ドナルド・ハミルトン
製作 : アーヴィング・アレン
撮影 : サム・リーヴィット
音楽 : ラロ・シフリン

出演 :
マット・ヘルム : ディーン・マーティン
スージー : アン・マーグレット
ジュリアン・ウォール : カール・マルデン
ココ : カミラ・スパーブ
マクドナルド : ジェームズ・グレゴリー
ノーマン・ソラリス博士 : リチャード・イーストハム
アイアンヘッド : トム・リース
ビル・オーカット : デューク・ハワード
ガード : テッド・ハートリー
ディーン・ボール・マーティン : 本人(ディノ、デジー・アンド・ビリーのディノ)
デジー・アーナズ・ジュニア : 本人(ディノ、デジー・アンド・ビリーのデジー)
[ 2018/11/25 15:00 ] アクション | TB(-) | CM(-)

シャム猫FBI ニャンタッチャブル

(ディズニー実写)

『 シャム猫FBI/ニャンタッチャブル 』
原題 : That Darn Cat!
製作 : 1965年
製作国 : アメリカ

ザ・ゴードンズの『秘密の猫』の原作をディズニーが映画化。
本名をダーン・キャット、愛称をDCというシャム猫は、ランドール家の誇り高き猫で、とくに妹娘のパティ(ヘイリー・ミルズ)にかわいがられていた。ある日、このDCが若い男の買い込んだ魚につられて、その男のアパートにまぎれこんでしまった。ところがそこは2人組銀行強盗の隠れ家で、銀行の出納係のミラーが、人質として連れ込まれていた。ミラーは突然迷い込んだシャム猫を見て、強盗たちの隙をうかがい、自分の腕時計の裏に「助けて」と刻みこみ、外へ出してやった。さてDCの首の腕時計を発見したパティは、すぐそれが今重大ニュースで流されている銀行強盗事件に関係ありと感づき、早速FBIへ飛んで行った。そして若くてハンサムな青年ジーク・ケルソー(ディーン・ジョーンズ)が捜査に当たることになった。ジークはDCの首環に新型無線機をとりつけ、その発信電波を追跡するという科学的戦法をとった。だが、DCは気まぐれに夜遊びして歩くだけで一向に目的とする強盗の隠れ家へ行かず捜査は少しも進展しなかった。しびれをきらしたFBIは、遂に捜査中止を決定した。こんなことではあきらめないパティは、お人好しの時計屋をくどきおとし、DCがつけていた婦人腕時計は確かに誘拐されたミラーのものだという偽の電話をFBIにかけさせることに成功した。この電話情報にジークは俄然自信をとりもどし、再び事件の捜査を開始した。そしてジークはやっと銀行強盗の隠れ家を発見したが、彼に協力したパティもろとも捕虜にされてしまった。ところが突如、牙をむき出し爪をたてたDCが強盗たちに襲いかかった。ジークはその隙をついて、強盗たちに飛びかかり見事ねじふせてしまった。





スタッフ :
監督 : ロバート・スティーヴンソン
脚色 : ザ・ゴードンズ、ビル・ウォルシュ
原作 : ザ・ゴードンズ
製作 : ウォルト・ディズニー
共同製作 : ビル・ウォルシュ、ロン・ミラー
撮影 : エドワード・コールマン
音楽 : ボブ・ブラナー

キャスト :
パティ・ランドール : ヘイリー・ミルズ
ジーク・ケルソー : ディーン・ジョーンズ
イングリッド・ランドール : ドロシー・プロヴァイン
グレゴリー・ベンソン : ロディ・マクドウォール
ダン : ネヴィル・ブランド
マクドゥーガル夫人 : エルザ・ランチェスター
マクドゥーガル氏 : ウィリアム・デマレスト
イギー : フランク・ゴーシン
ニュートン管理官 : リチャード・イースタム
マーガレット・ミラー : グレイソン・ホール
カヌー・ヘンダーソン : トム・ローウェル
ホフステッダー氏 : エド・ウィン
[ 2018/11/23 15:00 ] ディズニー実写 | TB(-) | CM(-)

シンシナティ・キッド

(ドラマ/ヒューマン)

『 シンシナティ・キッド 』
原題 : The Cincinnati Kid
製作 : 1965年
製作国 : アメリカ

リチャード・ジェサップの同名小説を映画化。ギャンブラーの姿を扱ったヒューマンドラマ。
シンシナティ・キッド(スティーヴ・マックィーン)は渡り者の賭博師。ニューオーリンズの町の小さな賭け金稼ぎに嫌気がさしたころ、ポーカーの名人ランシー(エドワード・G・ロビンソン)がやって来た。キッドはいつか、ランシーと手合わせを、と考えていたので、この社会の長老格シューター(カール・マルデン)にその機会を頼んだ。シューターはかつて血気の勝負師、キッドの自信過剰をたしなめたが結局、2人は対戦した。さて、キッドにはクリスチャン(チューズデイ・ウェルド)という情婦があった。彼女はキッドを深く愛している。が、彼女はもっと安定した生活、家庭、そして子供たちを欲していた。キッドの方は、彼女を愛してはいたが、シューターの妻メルバ(アン・マーグレット)に求められ、その魅力にとりつかれるような、曖昧さも持っていた。大手合わせは全国から人を集めて大きな興奮のうちにスタート。1人ずつ脱落して最後に残ったランシーとキッドの決戦--。キッドは敗れた。完全に孤独だった。だがクリスチャンだけが、彼を暖かく迎えた。彼女は彼が勝ったのか負けたのかも知らなかった。賭博師の女の、暗黙のルールで、カードのことに関しては一切係らないのだ。彼が文なしだとわかると、彼女は持ち金のすべてを彼に渡した。12ドル。キッドに生気がよみがえる。いつもの元気な様子で、じっと見守った。クリスチャンに背を向けながらいう「アパートに帰ってろよ。そこで会おう。」



主題歌 : 「シンシナティ・キッド」 by レイ・チャールズ


スタッフ :
監督 : ノーマン・ジュイソン
脚本 : リング・ラードナー・ジュニア、テリー・サザーン
原作 : リチャード・ジェサップ
製作 : マーティン・ランソホフ
撮影 : フィリップ・ラスロップ
音楽 : ラロ・シフリン

キャスト :
エリック・ストーナー/シンシナティ・キッド : スティーブ・マックイーン
ランシー・ハワード : エドワード・G・ロビンソン
メルバ : アン=マーグレット
シューター : カール・マルデン
クリスチャン : チューズデイ・ウェルド
レディ・フィンガーズ : ジョーン・ブロンデル
ホーバン : ジェフ・コーリー
スレイド : リップ・トーン
ピッグ : ジャック・ウェストン
イェラー : キャブ・キャロウェイ
[ 2018/11/21 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)

サウンド・オブ・ミュージック

(ドラマ/ミュージカル)

『 サウンド・オブ・ミュージック 』
原題 : The Sound of Music
製作 : 1965年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

ナチス支配を乗り越えて生きようとする一家の姿を、美しい音楽を盛り込んで描き出すミュージカル映画。
志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。ある日彼女は院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。数日後トラップ家でパーティが開かれた。その頃オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり、広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難まとだった。マリアは大佐と踊ったとき、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。大佐とマリアは結婚した。大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道それは亡命だった。音楽祭りで一家が故国の民謡を歌った時、はからずも観衆の大コーラスがかぶさり、一家は優勝した。その後修道院に身をかくした一家は、長女の恋人で、今はナチにくみするロルフに見つかったが、大佐の勇気が彼にうちかった。そして一家はスイス目ざして力強く山道を登っていった。



スタッフ :
監督 : ロバート・ワイズ (アカデミー監督賞受賞)
脚本 : アーネスト・リーマン
原作 : リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世
製作 : ロバート・ワイズ
撮影 : テッド・マッコード
音楽 : リチャード・ロジャース
作詞 : オスカー・ハマースタイン2世
編曲 : アーウィン・コスタル

キャスト :
マリア : ジュリー・アンドリュース
ゲオルク : クリストファー・プラマー
エルザ : エリノア・パーカー
マックス : リチャード・ヘイドン
修道院長 : ペギー・ウッド
リーズル : シャーミアン・カー
フリードリッヒ : ニコラス・ハモンド
ルイーザ : ヘザー・メンジース
クルト : デュアン・チェイス
ブリギッタ : アンジェラ・カートライト
マルタ : デビー・ターナー
グレーテル : キム・カラス
ロルフ : ダニエル・トゥルーヒット
ツェラー : ベン・ライト
シュミット夫人 : ノーマ・ヴァーデン
執事フランツ : ギル・スチュアート
マルガリータ : アンナ・リー
[ 2018/11/19 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

グレートレース

(ドラマ/コメディ )

『 グレートレース 』
原題 : The Great Race
製作 : 1965年
製作国 : アメリカ

20世紀初頭。ニューヨーク・パリ間の自動車大レースを思いたった男たちがいた。対抗意識の強いレスレー( トニー・カーティス) とフェイト(ジャック・レモン)で、いつもみじめな思いをするフェイトは、こんどこそ、と悪知恵をかけて大ハリキリ。ところで、マギ( ナタリー・ウッド) という、ある新聞の取材記者を買って出た男まさりが参加者に加わった。抜け目のないフェイトがレスリー以外の参加者を原因不明の爆発事故でフッ飛ばした。彼女は同僚のヘゼカイア( キーナン・ウィン) とレスリーの車に同乗することになった。レースはスタート。一行が着いた西部のある町では、フェイトのヤリ口も悪辣になり、レスリーをリリー( ドロシー・プロバイン) とその恋人との三角関係にまき込ませ、ひと思いに放火した。その後もガソリンをなくして馬に引かせるレスリー、河を渡ろうと、水浸しになるフェイト、……坂の多いサンフランシスコ、零下40度の猛吹雪の中を珍レースを展開、ロシアに着いた。大歓迎である。キュスター将軍(ジョージ・マクレディ)に迎えられたレスリーとフェイトとヘゼガイアは、皇太子を紹介されてフェイトと瓜二つなのにおどろいた。フェイトは国を乗っとろうという悪男爵のために偽皇太子にされそうになるが、マギらの助力で事件を解決させた。2台の車はパリへ向かってフランスを走る。が、恋仲になったレスリーとマギが痴話ゲンカを始め、ゴール寸前で仲直りしたものの、フェイトの車が追い抜いた。今度は彼が承知しない。ワザと勝たせたんだ、インチキだと。やり直しをすることになった。新婚気分のレスリーとマギ、掛け値なしの勝利を狙うフェイト。さて栄冠はどちらに、再びレースがはじまった。



スタッフ :
監督 : ブレイク・エドワーズ
脚本 : アーサー・A・ロス
原案 : ブレイク・エドワーズ、アーサー・A・ロス
製作 : マーティン・ジュロー
製作総指揮 : ジャック・L・ワーナー
音楽 : ヘンリー・マンシーニ
撮影 : ラッセル・ハーラン
編集 : ラルフ・E・ウィンタース

キャスト :
フェイト教授/皇太子ハプニック : ジャック・レモン
グレート・レスリー・ギャラント三世 : トニー・カーティス
マギー・デュボア : ナタリー・ウッド
マクシミリアン : ピーター・フォーク
ヘゼカイア・スターディ : キーナン・ウィン
ヘンリー・グッドボディ : アーサー・オコンネル
ヘスター・グッドボディ : ヴィヴィアン・ヴァンス
リリー・オーレイ : ドロシー・プロヴァイン
テキサス・ジャック : ラリー・ストーチ
ロルフ・フォン・ステュッペ男爵 : ロス・マーティン
キュスター将軍 : ジョージ・マクレディ
フリスビー : マーヴィン・カプラン
ボラーチョの市長 : ハル・スミス
ボラーチョの保安官 : デンヴァー・パイル
[ 2018/11/17 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)

ヴィヴィアン・リー

(キャスト/女優)

『 ヴィヴィアン・リー 』 Vivien Leigh

生年月日 : 1913年11月05日
没年月日 : 1967年07月08日( 53 歳没)
出生地 : イギリス領インド帝国・西ベンガル州ダージリン
死没地 : イングランド・ロンドン・ベルグレイヴィア
国籍 : イギリス
ジャンル : 舞台・映画
活動期間 : 1933年~1967年
舞台、映画
活動期間1933年~1967年
受賞 :
アカデミー賞
主演女優賞
1939年『風と共に去りぬ』
1951年『欲望という名の電車』
ヴェネツィア国際映画祭
女優賞
1951年『欲望という名の電車』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1939年『風と共に去りぬ』
1951年『欲望という名の電車』
AFI賞
AFIアメリカ映画100年シリーズ
1999年 映画スターベスト100(女優部門第16位)
英国アカデミー賞
最優秀英国女優賞
1951年『欲望という名の電車』
主な作品 :
『風と共に去りぬ』
『哀愁』

ヴィヴィアン・リー

ヴィヴィアン・リーは1913年11月5日に、イギリス領インド帝国ダージリンのセント・ポール・スクールの寄宿舎で生まれた。父親の英印軍騎兵隊将校アーネスト・ハートリーと母親のガートルード・メアリ・フランセスとの間に生まれた一人娘で、ヴィヴィアン・メアリ・ハートリーと名づけられた。母親のガートルードは敬虔なローマ・カトリック教徒であり、自身の家系はアイルランドとアルメニアを祖とすると信じていたが、旧姓「ロビンソン・ヤーチ(Robinson Yackje)」のYackje(Yackjeeとも表記)から、インド人との混血である可能性が指摘されており、また、それがリーの東洋的美貌の理由であるとも言われている。アーネストとガートルードは1912年にロンドンのケンジントンで結婚し、その後イギリス領インド帝国に駐留していた。1917年にアーネストはバンガロールへの転属を命じられたが、妻ガートルードと幼いヴィヴィアンをウダカマンダラムに残したままの単身赴任だった。。ヴィヴィアンは3歳のときに母親が加入していた素人劇団の舞台に立ち、イギリス童謡の「ちっちゃな羊飼い (en:Little Bo Peep)」を歌っている。ガートルードはヴィヴィアンに文学の教養を身につけさせようとして、アンデルセン、ルイス・キャロル、ラドヤード・キップリングといった作家たちの子供向け文学作品だけでなく、ギリシア神話やインドの民間伝承なども読み聞かせていた。6歳のときにヴィヴィアンは母ガートルードの意向でインドを離れて、それまで通っていたダージリンの学校からロンドン南西部のローハンプトン (en:Roehampton) のカトリック女子修道院付属学校(現在のウォルディンガム女学校 (en:Woldingham School)) に転入した。この学校で知り合った友人に、後に女優となる2歳年上のモーリン・オサリヴァンがおり、ヴィヴィアンはオサリヴァンに「立派な女優」になりたいという夢を語っている。その後ヴィヴィアンは父アーネストのヨーロッパ旅行についていくかたちで修道院付属学校を退校した。ヴィヴィアンは父に従ってヨーロッパ各地の学校を転々とし、アーネストとヴィヴィアンがイギリスに戻ったのは1931年のことだった。そして、ロンドンのウエスト・エンドで上映されていた、すでに女優としてデビューしていたオサリヴァンが出演していた映画を観たヴィヴィアンは、両親に女優になりたいという望みを告げた。ヴィヴィアンの願いを聞いたアーネストは、ヴィヴィアンをロンドンの王立演劇学校へと入学させた。

主な出演作品 :
1935年 紳士協定 : Gentleman's Agreement
1935年 見つめて笑え : Look Up And Laugh
1935年 田舎紳士 : The Village Squire
1937年 無敵艦隊 : Fire Over England
1937年 間諜 : Dark Journey
1937年 茶碗の中の嵐 : Storm in a Teacup
1938年 響け凱歌 : A Yank at Oxford
1938年 セント・マーティンの小径 : St. Martins Lane
1939年 風と共に去りぬ : Gone with the Wind
1940年 21日間 : Twenty-One Days
1940年 哀愁 : Waterloo Bridge
1941年 美女ありき : That Hamilton Woman
1945年 シーザーとクレオパトラ : Caesar and Cleopatra
1947年 アンナ・カレニナ : Anna Karenina
1951年 欲望という名の電車 : A Streetcar Named Desire
1955年 愛情は深い海の如く : The Deep Blue Sea
1961年 ローマの哀愁 : The Roman Spring of Mrs. Stone
1965年 愚か者の船 : Ship of fool
[ 2018/11/15 15:00 ] 女優 | TB(-) | CM(-)

メリー・ポピンズ

(ディズニー実写)

『 メリー・ポピンズ 』
原題 : Mary Poppins
製作 : 1964年
製作国 : アメリカ

原作はイギリスの女流作家P・L・トラヴァースの「メリー・ポピンズ」。
1910年。ロンドンでも美しい桜通りに住むバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)は銀行家で気むづかし屋。奥さん(グリンス・ジョーンズ)も婦人参政権運動に夢中で子供は放りっぱなし。乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つかない。ある日、子供たちは自分の夢にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を書いて父親に見せたが父は紙片をストーブに放りこんでしまった。それは煙突から空高く飛んでいった。翌朝、パラソルを開いた若い女性がフワフワ空からやってきた。子供の書いた紙片を持って。メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)である。自分勝手に子供部屋へ行き、指を鳴らすと魔法のように散らかったものが片づき、不思議な鞄からは何でも出すのだ。日課の散歩のときなど大道芸人バート(ディック・V・ダイク)の描く絵の中にさえ入って行け、遊ぶことさえできる。彼女がやって来てからは家中が朗らかになり、歌まで歌いだしたのがバンクス氏は不思議でたまらない。子供の躾に厳格なバンクス氏は子供たちに倹約を教えようと預金させようとした。銀行の老頭取が無理に預金をさせようとしたので、子供は思わず「私のお金を返して!」と大声をだした。それを聞いた預金者たちは銀行が危ないのではないかと勘違い、あわてて払いもどしに殺到、大混乱になった。逃げだした子供は途中で煙突掃除夫姿のバートに出会った。煙突だらけの屋上に上ると、煙突の中からメリー・ポピンズが現れ、あちこちから煙突掃除夫が飛んできて、皆で踊りつづけた。その夜、バンクス氏は銀行から呼び出しをうけて重役から叱りとばされたが、メリー・ポピンズのことが目に浮び、まったく気にならない。翌朝、陽気になったバンクス氏は一家揃ってタコあげにでかけた。一家の楽しそうな姿を見てメリー・ポビンズは風に乗って空に舞い上がった。公園では銀行の重役までがタコ上げにきょうじている。重役たちはバンクス氏を重役にすることを決めみんなで楽しんでいたのだ。メリー・ポピンズはきっとこれからまたどこかへ幸せをまきに行くのだろう。



挿入歌 : Spoonful Of Sugar


挿入歌 : Supercalifragilisticexpialidocious


挿入歌 : Chim Chim Cher-ee by ディック・ヴァン・ダイク (アカデミー歌曲賞)


スタッフ :
監督 : ロバート・スティーヴンソン (実写)、ハミルトン・S・ラスク (アニメ)
原作 : パメラ・トラバース
脚本監修 : パメラ・トラバース
脚本 : ビル・ウォルシュ、ドン・ダグラディ
製作 : ウォルト・ディズニー、ロイ・O・ディズニー
音楽 : アーウィン・コスタル
作詞、作曲 : シャーマン兄弟

キャスト :
メリー・ポピンズ : ジュリー・アンドリュース (アカデミー主演女優賞)
バート : ディック・ヴァン・ダイク
ミスター・ドース・シニア :
ジョージ・バンクス : デヴィッド・トムリンソン
ウィニフレッド・バンクス : グリニス・ジョンズ
ジェーン・カロライン・バンクス : カレン・ドートリス
マイケル・バンクス : マシュウ・ガーバー
アルバート : エド・ウィン
エレン : ハーミオン・バドレー
ブリル : リタ・ショウ
ハトの餌を売る老女 : ジェーン・ダーウェル
ブーム海軍大将 : レジナルド・オーウェン
ミスター・ビンナクルー : ドン・バークレー
ジョーンズ巡査 : アーサー・トリーチャー
ケイティ・ナナ : エルザ・ランチェスター
ミスター・ドース・ジュニア : アーサー・マレット
[ 2018/11/13 15:00 ] ディズニー実写 | TB(-) | CM(-)

マイ・フェア・レディ

(ドラマ/ミュージカル)

『 マイ・フェア・レディ 』
原題 : My Fair Lady
製作 : 1964年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

イライザ(オードリー・ヘップバーン)は花売り娘だ。うすら寒い三月の風の中で声をはりあげて売り歩く。ある夜、ヒギンス博士(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘されてから、大きく人生が変った。博士の家に住み込むことになったのだ。だが、今までの色々の苦労よりももっと苦しい難行を強いられた。何度も同じ言葉を録音するのだ。博士の家に同居するピカリング大佐は親切で優しい。ある日、イライザの父親ドゥリットル(スタンレー・ハロウェイ)が娘を誘惑されたと勘違いして怒鳴り込んだが、貴婦人になる修業をしていると聞いて喜んだ。それから4カ月。イライザは美しい貴婦人として社交界へデビューした。アスコット競馬場。イライザの美しさは群を抜き、名うてのプレイボーイ、フレディでさえが彼女につきまといはじめた。陰で彼女を見守る博士とピカリングは気が気ではなかった。彼女の正体がばれたら、貴族侮辱罪で社交界から追放されるだろう。彼女は誰にも気づかれずうまくやっていた。ところが各馬がゴール寸前になって興奮のあまり、つい地金を出してしまった。だが、それもご愛嬌ですんだ。つづく大使館のパーティでは完全なレディになっていた。成功だ。その夜、イライザは博士とピカリングの話を立ち聞きして驚き、怒った。自分は博士の実験台にすぎなかったのだ。思わず邸を飛び出した。博士は、イライザの不在に淋しさを感じ、彼女を愛する心を意識した。録音器の訛りの多い声を静かに聞きながら心を痛めていた。ふと、その録音器が止まった。イライザが涙を浮かべて立っていたのだ。博士はとんで行って抱き締めたい気持ちをこらえながら言った。「イライザ。ぼくのスリッパはどこ?」



主題歌 : 「I Could Have Danced All Night」 by オードリー・ヘップバーン


スタッフ :
監督 : ジョージ・キューカー (アカデミー監督賞受賞)
脚本 : アラン・ジェイ・ラーナー
原作 : ジョージ・バーナード・ショウ
製作 : ジャック・L・ワーナー
音楽 : アンドレ・プレヴィン
撮影 : ハリー・ストラドリング
編集 : ウィリアム・ジーグラー

キャスト :
イライザ・ドゥーリトル : オードリー・ヘプバーン
ヘンリー・ヒギンズ教授 : レックス・ハリソン (アカデミー主演男優賞受賞)
アルフレッド・ドゥーリトル  : スタンリー・ホロウェイ
ヒュー・ピカリング大佐 : ウィルフリッド・ハイド=ホワイト
ヒギンズ夫人 : グラディス・クーパー
フレディ・アインスフド=ヒル : ジェレミー・ブレット 
ゾルタン・カーパシー : セオドア・ビケル
ピアス夫人 : モナ・ウォッシュボーン
アインスフド=ヒル夫人 : イソベル・エルソム
[ 2018/11/11 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)
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