(ディズニー実写)
『 メリー・ポピンズ 』
原題 : Mary Poppins
製作 : 1964年
製作国 : アメリカ
原作はイギリスの女流作家P・L・トラヴァースの「メリー・ポピンズ」。
1910年。ロンドンでも美しい桜通りに住むバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)は銀行家で気むづかし屋。奥さん(グリンス・ジョーンズ)も婦人参政権運動に夢中で子供は放りっぱなし。乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つかない。ある日、子供たちは自分の夢にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を書いて父親に見せたが父は紙片をストーブに放りこんでしまった。それは煙突から空高く飛んでいった。翌朝、パラソルを開いた若い女性がフワフワ空からやってきた。子供の書いた紙片を持って。メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)である。自分勝手に子供部屋へ行き、指を鳴らすと魔法のように散らかったものが片づき、不思議な鞄からは何でも出すのだ。日課の散歩のときなど大道芸人バート(ディック・V・ダイク)の描く絵の中にさえ入って行け、遊ぶことさえできる。彼女がやって来てからは家中が朗らかになり、歌まで歌いだしたのがバンクス氏は不思議でたまらない。子供の躾に厳格なバンクス氏は子供たちに倹約を教えようと預金させようとした。銀行の老頭取が無理に預金をさせようとしたので、子供は思わず「私のお金を返して!」と大声をだした。それを聞いた預金者たちは銀行が危ないのではないかと勘違い、あわてて払いもどしに殺到、大混乱になった。逃げだした子供は途中で煙突掃除夫姿のバートに出会った。煙突だらけの屋上に上ると、煙突の中からメリー・ポピンズが現れ、あちこちから煙突掃除夫が飛んできて、皆で踊りつづけた。その夜、バンクス氏は銀行から呼び出しをうけて重役から叱りとばされたが、メリー・ポピンズのことが目に浮び、まったく気にならない。翌朝、陽気になったバンクス氏は一家揃ってタコあげにでかけた。一家の楽しそうな姿を見てメリー・ポビンズは風に乗って空に舞い上がった。公園では銀行の重役までがタコ上げにきょうじている。重役たちはバンクス氏を重役にすることを決めみんなで楽しんでいたのだ。メリー・ポピンズはきっとこれからまたどこかへ幸せをまきに行くのだろう。
挿入歌 : Spoonful Of Sugar
挿入歌 : Supercalifragilisticexpialidocious
挿入歌 : Chim Chim Cher-ee by ディック・ヴァン・ダイク (アカデミー歌曲賞)
スタッフ : 監督 : ロバート・スティーヴンソン (実写)、ハミルトン・S・ラスク (アニメ)
原作 : パメラ・トラバース
脚本監修 : パメラ・トラバース
脚本 : ビル・ウォルシュ、ドン・ダグラディ
製作 : ウォルト・ディズニー、ロイ・O・ディズニー
音楽 : アーウィン・コスタル
作詞、作曲 : シャーマン兄弟
キャスト : メリー・ポピンズ :
ジュリー・アンドリュース (アカデミー主演女優賞)バート :
ディック・ヴァン・ダイクミスター・ドース・シニア :
ジョージ・バンクス :
デヴィッド・トムリンソンウィニフレッド・バンクス :
グリニス・ジョンズジェーン・カロライン・バンクス :
カレン・ドートリスマイケル・バンクス :
マシュウ・ガーバーアルバート :
エド・ウィンエレン :
ハーミオン・バドレーブリル :
リタ・ショウハトの餌を売る老女 :
ジェーン・ダーウェルブーム海軍大将 :
レジナルド・オーウェンミスター・ビンナクルー :
ドン・バークレージョーンズ巡査 :
アーサー・トリーチャーケイティ・ナナ :
エルザ・ランチェスターミスター・ドース・ジュニア :
アーサー・マレット