蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

ラブバッグ モンテカルロ大爆走

(ディズニー実写)

『 ラブバッグ モンテカルロ大爆走 』
原題 : Herbie Goes to Monte Carlo
製作 : 1979年
製作国 : アメリカ

人間の心を持ったかぶと虫型の車フォルクスワーゲンのハービーが活躍する「ラブバッグ」シリーズの3作目で、ある盗難事件に巻き込まれながら、モンテカルロラリーに参加、そこで恋におちいる様子をコメディ・タッチで描く。
レース・ドライバーのジム(ディーン・ジョーンズ)、メカニックのウィリー(ドン・ノッツ)そして1963年型フォルクスワーゲン・サン・ルーフのハービーは、フランス縦断レース、モンテカルロラリーの出発点であるパリにやって来た。着いた日の夜、早速ジムは美人ドライバー、ダイアン(ジュリー・ソマーズ)に一目惚れ、彼女の方もジムを気に入った様子。一方、ハービーも、ダイアンの車、ランチャーに夢中になり恋に落ちてしまった。その項パリでは、フランスが誇る世界一のダイヤモンド“観喜の星”が盗まれるという大事件が発生した。盗んだのは、美術専門泥棒の2人組。ところがドジをした2人は、警官に追われるはめになり、なんとそのダイヤをハービーのガソリンタンクへほうり込んで逃走した。事件の捜査に当るのはパリ警視庁のエース、ブシェ警部(ジャック・マラン)。しかし、彼こそ、この事件の本当の黒幕、“ダブルX”その人だった。いよいよパリ市外で、ラリーの予選が行なわれ、ジムの運転するハービーも、彼の愛するダイアンのラン.チャーも無事予選を通過。ついにグレート・レースの朝がやってきた。なにしろ、ハービーは世界一のダイヤをガソリンタンクに入れたままで、これを目あてのブジェ警部、そしてその部下、さらに2人組の宝石泥棒が、スポーツ・カーで、あるいは飛行機で追ってくる。九死に一生のような障害や危機をのりこえて、いよいよレースも決勝点に近づいた時、ハービーは給油管にダイヤをつまらせてエンストしてしまうが、そこは不死身のハービー。見事蘇って、一番にゴールイン。その授賞式では、真犯人のブジェ警部も捕われ、すべてことは順調にいった。そして、夜の浜辺で甘いデートを進行させるジムとダイアン。その傍には、ランチャーとデートを楽しむハービーの姿が。



製作 : ロン・ミラー
監督 : ヴィンセント・マックヴィーティ
脚本 : アーサー・アルスバーグ、ドン・ネルソン
キャラクタ創造 : ゴードン・バフォード
撮影 : レナード・J・サウス
音楽 : フランク・デヴォール
出演 :
ジム : ディーン・ジョーンズ
ウィリー : ドン・ノッツ
ダイアン : ジュリー・ソマーズ
クインシー : ロイ・キニアー
ブシェ警部 : ジャック・マラン
[ 2019/03/31 15:00 ] ディズニー実写 | TB(-) | CM(-)

クレイマー、クレイマー

(ドラマ/ヒューマン)

『 クレイマー、クレイマー 』
原題 : Kramer vs. Kramer
製作 : 1979年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

マンハッタンに住む平凡なサラリーマンの家庭に起こった妻の家出にはじまるさまざまな出来事を中心に描く。原作はアヴェリー・コーマンの小説。
ジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)は結婚して8年。今日も夜通し帰らぬ夫を持ってついに夜明けを迎えていた。最初は幸せだった結婚生活も、今ではもう無意味なものに感じられていた。夫テッド(ダスティン・ホフマン)は仕事第一主義で帰宅はいつも午前様だ。3人の間には会話すらなくなっていた。7歳になる子供ビリー(ジャスティン・ヘンリー)のことを気にしながらも、ジョアンナは自分をとり戻すために家を出る決心をした。寝息をたてるビリーに“アイ・ラブ・ユー”とささやきかけ、スーツケースを片手にまさに家を出ようとした時、テッドが帰って来た。上機嫌で帰って来たテッドは、妻のこうした変化には気がつかず、妻の別れの言葉も耳に入らない。ジョアンナは、こうしてエレベーターの向こうに消えていった。冗談だと思っていたテッドだったが、翌日、オフィスから自宅にかけた電話に誰も出ないことから、事の重大さをはじめて感じた。テッドの生活はその日から一変した。これまでノータッチだった家庭の仕事をまずやらなくてはならなくなった。朝食のフレンチ・トーストをビリーと作り、ビリーを学校まで送っていき、それからタクシーに飛び乗り会社に向かう。上役の心配は的中し、テッドは家の中にまで仕事を持ち込むはめになり、しかもその場もビリーに邪魔された。父子2人の生活はうまくかみ合わず、まるで憎み合っている関係のように感じられることもあったが、そんなことを繰り返しながらも、少しずつ互いになくてはならない存在になっていった。隣室に住むマーガレット(ジェーン・アレクサンダー)は離婚して、1人で子供を育てている身の上だったが、テッド父子に暖かい気遣いを示し、テッドのよき相談相手になっていた。ところが、テッドに思いもかけない出来事が待っていた。公園のジャングルジムから落ちて、ビリーが10針も縫う大ケガをしたうえ、1年以上も音沙汰なかったジョアンナが突如現われて、ビリーを取り戻したいと言ってきたのだ。折りからテッドは失業。弁護士によると、この条件では、裁判は母親が有利だという。東奔西走してやっと職はみつかったものの、裁判は予想通りテッドには不利に運び、結局ビリーはジョアンナの手に渡ることになった。ビリーなしの生活は考えられなくなっていたテッドは狂乱状態に陥った。2人が最後の朝食であるフレンチ・トーストを手ぎわよく作りはじめたころは、ビリーの目は涙であふれていた。そんなビリーを見て、テッドも悲しみをこらえることはできなかった。ただ黙ってジョアンナがくるのを待つ2人。ジョアンナからの電話で階下に降りていったテッドは、しかしそこで、落胆したジョアンナの姿を目にした。彼女は、“ビリーのためには、この家にいるのが一番いい。私は連れていかないことに決めた”といってエレベーターに乗り込んでいくのであった。



スタッフ :
監督 : ロバート・ベントン
脚本 : ロバート・ベントン
製作 : スタンリー・R・ジャッフェ
撮影 : ネストール・アルメンドロス
美術 : ポール・シルバート
音楽 : ヘンリー・パーセル
編集 : ジェリー・グリーンバーグ
衣装 : ルース・モーリー

キャスト :
テッド・クレイマー : ダスティン・ホフマン (アカデミー主演男優賞受賞)
ジョアンナ・クレイマー : メリル・ストリープ (アカデミー助演女優賞受賞)
ビリー・クレイマー : ジャスティン・ヘンリー
マーガレット・フェルプス : ジェーン・アレクサンダー
フィリス・バーナード : ジョベス・ウィリアムズ
ジム・オコナー : ジョージ・コー
ジョン : ハワード・ダフ
パーティー出席者 : ジョー・セネカ
[ 2019/03/29 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)

マッドマックス

(アクション/アクション)

『 マッドマックス 』
原題 : Mad Max
製作 : 1979年
製作国 : オーストラリア

ショットガンとマグナム44を利用し黒のマシーンを駆る特別警察官マックスを中心に暴走族と追跡専門の警察との戦いを描くアクション映画。
黒皮の上下服を着込み、肩にはマグナム44、足にはショットガンを入れ、完全武装した警官マックス(メル・ギブソン)。彼は、追跡専門のパトカー、インターセプターに乗り、同僚のグース(スティーヴ・ビズレー)からの無線連絡で、ナイトライダーを追跡している最中だ。ナイトライダーとは、警官を殺し、パトカーを奪い、追跡車を次々に転倒させている悪漢だ。ナイトライダーは、ぴったりとくっついてくるインターセプターに恐怖心を抱き、咄嗟にブレーキを踏んで、そのまま工事中現場に突っこんでしまった。彼の死は、それからのマックスの生活に大きな変化をもたらした。家を守る妻のジェシー(ジョアン・サミュエル)は、マックスの仕事が不安でたまらない。ナイトライダーの死で、集まってきた彼の仲間たちが、復讐のために町の者を脅かし、狂暴さを示しだした。トッカーター(ヒュー・キース・バーン)を筆頭にしたグループ「アウトライダー」の面々の暴力性は増し、遂に親友のグースが殺された。翌日、上司フィフィ(ロジャー・ワード)に辞表を出し、家族と車で旅に出たマックスは、しかし、行先の伯母の牧場で思いがけない襲撃をうける。トッカーターを初めとしたアウトライダー達が、ここにも来ていたのだ。必死の思いで彼らを納屋に閉じこめ、車で逃げるマックス。ジェシーは息子を抱いて逃げる。しかし、2人は追跡してきたアウトライダー達にひき殺されてしまった。愛する者を奪われたマックスの怒りは爆発した。武装して、チューンアップしたインターセプターに乗り込んだマックスは、逆に挑戦を開始した。トッカーター、ジョニー(ティム・バーンズ)らは凄絶な戦いの結果、怒りに燃えるマックスの必死の攻撃に絶滅するのだった。



スタッフ :
監督 : ジョージ・ミラー
製作 : バイロン・ケネディ
脚本 : ジェームズ・マッカウスランド、ジョージ・ミラー
撮影 : デヴィッド・エグビー
音楽 : ブライアン・メイ

キャスト :
マックス・ロカタンスキー : メル・ギブソン
ジェシー・ロカタンスキー : ジョアン・サミュエル
ジム・グース : スティーヴ・ビズレー
トーカッター : ヒュー・キース・バーン
ババ・ザネッティ : ジョフ・パリー
ジョニー・ザ・ボーイ : ティム・バーンズ
フィフィ・マカフィー : ロジャー・ワード
ナイトライダー : ヴィンス・ギル
サース : スティーヴン・クラーク
チャーリー : ジョン・リー
[ 2019/03/27 15:00 ] アクション | TB(-) | CM(-)

続・星の国から来た仲間

(ディズニー実写)

『 続・星の国から来た仲間 』
原題 : Return From Witch Mountain
製作年 : 1978年
製作国 : アメリカ

超能力を持つ兄妹の冒険を描くSFファンタジーの続編。
宇宙から来た兄妹の冒険物語『星の国から来た仲間』の続編。世の中のことを知るために、再び空飛ぶ円盤に乗って地球を訪れたトニーとティア。ところがその直後に街でビルから転落した男性を超能力で助けたトニーは、自分の意のままにトニーを操って世界を征服しようと企むギャノン博士とそのおばのリサに捕われてしまった。1人残された妹のティアは、街で出会った不登校の少年たちに助けられながら、突然姿を消したトニーを探し始める。ロサンゼルスで核の大惨事を起こすために、トニーを連れてプルトニウム原子炉へ乗り込むギャノン博士。果たしてティアは、トニーを助け出し、ギャノン博士の陰謀を阻止することが出来るのか?



スタッフ :
監督 : ジョン・ハフ
製作 : ロン・ミラー、ジェローム・コートランド
脚本 : マルコム・マーモースタイン
撮影 : フランク・フィリップス
音楽 : ラロ・シフリン

キャスト :
ティア : キム・リチャーズ
トニー : アイク・アイゼンマン
ギャノン : クリストファー・リー
リサ : ベティ・デイヴィス
[ 2019/03/25 15:00 ] ディズニー実写 | TB(-) | CM(-)

天国から来たチャンピオン

(ドラマ/コメディ)

『 天国から来たチャンピオン 』
原題 : Heaven Can Wait
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

アメリカン・フットボールの選手が、天国の案内人のミスからさまざまな騒動に捲き込まれるコメディ映画。
ロサンゼルス・ラムズのクウォーター・バックのジョー(ウォーレン・ベイティ)は、ひざの傷も直り、次の日曜日の試合に出場することが決まっていた。だが、翌日、自転車事故に遭ってしまい、気がつくと雲の中で、天使(バック・ヘンリー)につきそわれて天国への道を歩んでいた。ところが天使長(ジェームズ・メイスン)が調べたところによると、ジョーには、まだ50年もの寿命が残っていた。ジョーは即刻地上に舞い戻ることになったがすでに彼の肉体は火葬された後だった。かくてジョーと天使長ジョーダンは、ジョーの魂のために新しい住処を物色しはじめ、やがて、レオ(ウォーレン・ベイティ)の邸を訪れた。レオは間もなく妻のジュリア(ダイアン・キャノン)と彼女の情夫でレオの秘書のトニー(チャールズ・・グローディン)の2人に殺される運命にあった。レオの亡骸をもらうことに気が進まないジョーが、ジョーダンと邸を去ろうとした時、1人の美しい女性が現われた。彼女ベティ(ジュリー・・クリスティ)は、レオの会社が英国の田舎町に公害をもたらす、というのでレオに直接抗議をしに来たのであった。ベティの美しさに感銘をうけたジョーはベティを助けるために一時レオの肉体に宿借りすることを承諾した。つまりレオの肉体にはジョーの魂が宿るのだが、他の人間が見れば彼はレオだった。殺したはずのレオが生きていることに驚いたジュリアとトニーはそれでもしつこくレオ殺害を試みることにした。英国での工場建設計画を放棄したジョーにベティーの気持ちは感謝から恋へと変わっていった。中味はフットボールの選手であることから数週間後のプロ・フットボール界最大のイベント『スーパーボウル』でクォーター・バックを務めることを希望し、猛トレーニングで体調を整えていたジョーがベティに結婚を申し込もうとしていた頃、ジョーダンが再び現われ、レオの肉体を明け渡すように言われる。その頃スーパーボウルが行なわれているスタジオではクォーター・バックを務めるトムが怪我をして死を宣告されていた。ジョーは、そのことを知るとトムの肉体に宿り、ラムズのために点数をかせぎまくった。一方、古井戸でレオの死体が発見され、ジュリアとトニーは逮捕されていた。ラムズは見事勝利をおさめ、ジョーはジョーダンから、今後トムとして生きていくことを言い渡される。スタジオにやってきたベティがトムと鉢合わせになり、初体面なのに一目で気持を奪われる。2人は見つめ合い、別れがたい思いにかられる。今はトムであるジョーに誘われ、ベティは肩を並べてスタジオを出てゆくのであった。



スタッフ :
監督 : バック・ヘンリー、ウォーレン・ベイティ
脚本 : エレイン・メイ、ウォーレン・ベイティ
原作 : ハリー・シーガル
製作 : ウォーレン・ベイティ
撮影 : ウィリアム・A・フレイカー
音楽 : デーヴ・グルーシン

キャスト :
ジョー・ペンドルトン : ウォーレン・ベイティ
ベティ・ローガン : ジュリー・クリスティ
ジョーダン : ジェームズ・メイソン
マックス・コークル : ジャック・ウォーデン
トニー・アボット : チャールズ・グローディン
ジュリア・ファーンズワース : ダイアン・キャノン
ジョー担当の天使 : バック・ヘンリー
ゼネラル・マネージャー : R・G・アームストロング
クリム刑事 : ヴィンセント・ガーディニア
[ 2019/03/23 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)

モーリン・オハラ

(キャスト/女優)

『 モーリン・オハラ 』 Maureen O'Hara

生年月日 : 1920年08月17日
没年月日 : 2015年10月24日( 95 歳没)
出生地 : アイルランド・ダブリン
国籍 : アイルランド
    アメリカ合衆国
職業 : 女優・歌手
活動期間 : 1938年~2000年
赤毛と緑の瞳が有名なアイルランドの映画女優、歌手である。
ジョン・フォード監督作品やジョン・ウェインの西部劇に多く出演した。

モーリン・オハラ


主な出演作品 :
1939年 ノートルダムの傴僂男 : The Hunchback of Notre Dame
1940年 恋に踊る : Dance, Girl, Dance
1941年 わが谷は緑なりき : How Green Was My Valley
1942年 トリポリ魂 海兵隊よ永遠なれ : To the Shores of Tripoli
1943年 自由への闘い : This Land Is Mine
1943年 黒い足音 : The Fallen Sparrow
1944年 西部の王者 : Buffalo Bill
1946年 センチメンタル・ジャーニー : Sentimental Journey
1947年 船乗りシンバッドの冒険 : Sinbad the Sailor
1947年 三十四丁目の奇跡 : Miracle on 34th Street
1948年 愉快な家族 : Sitting Pretty
1949年 女の秘密 : A Woman's Secret
1949年 バグダッド : Bagdad
1950年 コマンチ族の怒り : Comanche Territory
1950年 大城塞 : Tripoli
1950年 リオ・グランデの砦 : Rio Grande
1951年 激闘の大砂漠 : Flame of Araby
1952年 静かなる男 : The Quiet Man
1953年 牧場荒し : The Redhead from Wyoming
1954年 マラガ : Malaga
1955年 灼熱の勇者 : The Magnificent Matador
1956年 荒鷲の翼 : The Wings of Eagles
1959年 ハバナの男 : Our Man in Havana
1961年 荒野のガンマン : The Deadly Companions
1961年 罠にかかったパパとママ : The Parent Trap
1963年 スペンサーの山 : Spencer's Mountain
1963年 マクリントック : McLintock!
1965年 湖愁 : The Battle of the Villa Fiorita
1966年 スタンピード : The Rare Breed
1970年 おかしなおかしなおかしな親父 : How Do I Love Thee?
1971年 100万ドルの血斗 : Big Jake
1991年 オンリー・ザ・ロンリー : Only the Lonely
1995年 クリスマス・ボックス : The Christmas Box
[ 2019/03/21 15:00 ] 女優 | TB(-) | CM(-)

ロッキー2

(ドラマ/ヒューマン)

『 ロッキー2 』
原題 : Rocky 2
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

前作で、フィラデルフィアのチンピラから、世界ヘビー級タイトル・マッチで、アメリカ中のヒーローとなったロッキーが、結婚、ジュニアの誕生などをへて、苦悩しながらも人間的に成長していく姿を描く。
世界チャンピオン、アボロ・グリード(カール・ウェザース)陣営の倣慢ともいえる発想から行なわれた建国200年記念ヘビー級タイトル・マッチで王座を守ったとはいえ、アポロの闘いぶりには非難が集中し、挑戦者であるロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)の闘魂に世界中からの熱烈な賛辞がよせられた。フィラデルフィアのチンピラヤクザは、一夜にしてヒーローとなったが、猛烈な打ち合いでダメにした眼部が悪化し、医者からはボクシング続行を止められてしまった。数日後、傷のいえたロッキーは、恋人エイドリアン(タリア・シャイア)にかねてからの想いを打ち明け、彼女の方も待っていたかのようにすぐOK。間もなく、内輪の人々だけのささやかな結婚式が教会で挙げられた。ローンで買った新居に移り、トランザムの新車を購入し、安らかな新生活がはじまった。やがて、エイドリアンが妊娠し、いつまでものん気にはしていられないと感じたロッキーは、何か安定した職業に就こうと決心するが、一度名声を手にしてしまうと、かえって職がみつからない。そんな時、義兄のポーリー(バート・ヤング)が、CM出演の話を持ってきた。仕方なく同意して男性化粧品のCM撮りを行なうが、さんざんの失敗に終った。結局ポーリーの精肉工場で働くことになるが、経営状態のよくない工場は、ほどなく人員整理に踏み切り、ロッキーはクビを言いわたされる。一方、アポロは、ロッキーに対する復讐の念に燃えていた。巷に流布するアポロ再起不能の噂を打ち消すためにもロッキーと再戦し、決着をつける必要があった。アポロ陣営はマスコミを総動員し、ロッキーへの挑戦を開始した。ロッキーの眼を心配するエイドリアンやトレーナーを依頼したミッキー(バージェス・メレディス)の反対にも関わらず、人生の壁につき当っていたロッキーは、再戦する決心をした。ポーリーから、ロッキーを駄目にしているのはお前ではないかと言われ、ショックを受けたエイドリアンは、そのために早産の危機に見舞われ、待望の2世を授かったものの、母体は危険な状態に落ち入った。長い昏睡が続く妻の傍らで、ロッキーは、闘うことをあきらめるが数週間後、眠りから覚めたエイドリアンは、ロッキーに闘うことを望んだ。トレーニング期間は予定の半分しか残っていなかったが、ダウンタウンの人々や子供たちの声援を背に、ロッキーはひたすら走った。試合当日、世紀のリマッチに会場のフィラデルフィア・ミュージアムは満員の観衆でむせかえり、運命のゴングが鳴った。そして、激しい闘いの結果、遂にロッキーは勝利を手にするのだった。



スタッフ :
監督 : シルヴェスター・スタローン
脚本 : シルヴェスター・スタローン
製作 : アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
撮影 : ビル・バトラー
美術 : リチャード・バーガー
音楽 : ビル・コンティ
編集 : ダンフォード・B・グリーン

キャスト :
ロッキー・バルボア : シルヴェスター・スタローン
エイドリアン : タリア・シャイア
ポーリー : バート・ヤング
アポロ・クリード[1] : カール・ウェザース
ミッキー : バージェス・メレディス
トニー : トニー・バートン
ガッツォ : ジョー・スパイネル
カーマイン神父 : ポール・J・マイケル
メリー・アン : シルビア・ミールズ
アナウンサー : ストゥ・ネイハン
コメンテーター : ビル・ボールドウィン
[ 2019/03/19 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)

グリース

(ドラマ/ミュージカル)

『 グリース 』
原題 : Grease
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

1950年代のアメリカの若者達の生活を、歌と踊りで綴るミュージカル映画。
ダニー(ジョン・トラヴォルタ)とサンディ(オリヴィア・ニュートン・ジョン)は夏休みに避暑地の海岸で知り合い、夏中、愛を語り合い、夏が終わる頃、再会を信じながら別れを告げた。新学期と共にダニーはライデル高校の3年生になった。彼はこの高校の”T・バーズ”と呼ばれるグループのリーダーで髪にグリースを塗り黒い革ジャン、スリムなブルージーンでカッコよくきめていた。仲間はケニッキー(ジェフ・コナウェイ)、ドゥーディ(バリー・パール)、ソニー(マイケル・トゥッチ)、パッツィー(ケリー・ワード)。一方オーストラリアヘ帰ったサンディは、父親の仕事の関係でライデル高校に転校することになった。登校早々サンディは女性グループ”ピンク・レディース”のリッツォ(ストッカード・チャニング)、フレンチー(ディディ・コン)、ジャン(ジェミー・ドネリー)、マーティ(ダイナ・マノフ)と知り合った。彼女らはサンディの夏の恋の相手がダニーと聞いてびっくり。そんな夏休み気分のぬけきらない学生たちの間に教務秘書プランチからのニュースが伝わった。それはこのライデル高校が、TV局の主催する全米高校ダンス・コンテストの会場に指名されたというのだ。そんな中、応援団のチア・リーダーに参加したサンディは遂にダニーと再会した。ダニーも嬉しかったが、クールな態度を壊すことはできない。つい冷たい態度をとってしまった。しかし、まもなく元通りの仲にもどりダンス・コンテストではペアを組むことになった。ところが、当日、”T・バーズ”の宿敵グループ”スコーピオンズ”のリーダー、レオのガールフレンド、チャチャは強引に、サンディからダニーを奪ってしまい、優勝はこのダニーとチャチャが獲得した。ダニーを奪われたサンディは涙をこらえることができず、それ以後ダニーとの間はうまくいかない。しかし、ダニーの”スコーピオンズ”とのカー・レースをきっかけに2人の気持ちが離れられないものであることを知る。卒業式の日がやってきた。今は楽しい思い出となった高校生活の最後を飾って若者たちはいつまでも歌い踊った。



主題歌 : 「グリース」 by フランキー・ヴァリ


スタッフ :
監督 : ランダル・クレイザー
製作 : ロバート・スティグウッド、アラン・カー
脚本 : ブロンテ・ウッダード、アラン・カー
撮影 : ビル・バトラー
衣装デザイン : アルバート・ウォルスキー
音楽 : バリー・ギブ
振り付け : パトリシア・バーチ

キャスト :
ダニー : ジョン・トラボルタ
サンディ : オリビア・ニュートン=ジョン
リッゾ : ストッカード・チャニング
ケニッキー : ジェフ・コナウェイ
ドゥーディ : バリー・パール
ソニー : マイケル・トゥッチ
パッツィー : ケリー・ワード
フレンチー : ディディ・コーン
ジャン : ジェイミー・ドネリー
マーティ : ダイナ・マノフ
マッギー校長 : イヴ・アーデン
ティーン・エンジェル : フランキー・アヴァロン
ヴィー : ジョーン・ブロンデル
ヴィンス : エド・バーンズ
コーチ・カルホーン : シド・シーザー
[ 2019/03/17 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

ウィズ

(ドラマ/ミュージカル)

『 ウィズ 』
原題 : The Wiz
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

1939年に映画化された「オズの魔法使い」が、75年にブロードウエイの舞台にミュージカルとして登場した。これはその舞台の映画化。
ハーレムに、叔母エム(テレサ・マリット)と叔父ヘンリー(スタンリー・グリーン)と暮しているドロシー(ダイアナ・ロス)は、24歳の小学校教師。内気な彼女はニューヨーク125番街から南には足を踏み入れようとしない。ところが、ある日、愛犬トトが激しい吹雪に巻き込まれたまま巨大なネオンサインの上に着陸し、その真下にいた、東から来た悪い魔女エバーミーンを殺してしまった。そのアスファルトジャングルの中で、ドロシーはミュンヒキンの少年少女たちと風変わりな婦人ミス・ワン(セルマ・カーペンター)と出逢う。彼女は、死んだ魔女の靴をドロシーにはかせ、魔法使いウイズだけが、ドロシーが家に帰るのに力を貸してくれるだろうと言った。ウイズは、黄色いレンガ道路の突き当りにあるエメラルド・シティに住んでいる。ドロシーとトトは、旅に出て、トウモロコシ畑でカカシ(マイケル・ジャクンン)と出逢う。カカシの体は紙ばかりなので脳ミソがなく、何もできない。彼はウイズが脳ミソを授けてくれるかもしれないという望みをもってエメラルド・シティに一緒に行くことにする。途中通りかかった、今は閉鎖された遊園地コニー・アイランドでは、かつて見世物で人気を博したブリキ人間(ニプシー・ラッセル)が、デブの機械人形の下になってウンウン唸っていた。ドロシーとカカシは、彼を助けてやった。ブリキ人間は、心を持たない冷たい見世物にすぎないことを嘆くが、ウイズが心を与えてくれるかもしれないと思い一行に加わった。5番街を南下する途中で、今度は吠えながら歩く石のライオン像と出逢い、ライオンは実際には気が弱いことを知る。ライオンはウイズに勇気をもらうため、彼ら一行に加わった。黄色いレンガ道路は、地下道へと彼らを導き、そこで、気持ちの悪い紙人形や怪物人形に襲われるが、ライオンの働きで全員無事、一行はケシ通りに向かった。なんと、そこで待ち受けたのは、白い粉煙で彼らの力を弱めようとするあでやかなケシ女性軍団の一隊。しかし、カカシとブリキ人間の計画が成功し、再び全員無事。ドロシーの銀の靴のおかげでウイズの国への入国が許され、ウイズ(リチャード・プライアー)と会うことができたドロシーは、困ったことにウイズに銀の靴が欲しいと言われた。銀の靴をぬいでは家に帰れないと思ったドロシーはウイズの頼みを拒否したため、北の悪い魔女アビレーン(メーベル・キング)を殺しに行くはめになる。殺したらそれぞれの望みをかなえてやるというのだ。4人組が途中で逢った危険の仕掛人は、このアビレーンだったのだ。彼女は、半分猿、半分バイクという動物、フライング・モンキーに出動を命じた。結局彼らは捕まってしまいアビレーンは妹エバーミーンの銀の靴を返せとドロシーに迫るが、ドロシーの気転でアビレーンを滅ぼし、一行は、再びエメラルド・シティに向かう。その近道からウイズの楽屋裏を見たドロシーは、彼の真の姿がアトランティック・シティ出身のうらぶれた政治家ハーマン・スミスというただの人であることを知った。4人組はこの姿にがっかりしたが、ドロシーにはわかった。ウイズの力なしに、それぞれ自分たちの欲しがったものを手に入れたことを。



スタッフ :
監督 : シドニー・ルメット
脚本 : ジョエル・シュマッカー
原作 : L・フランク・ボーム
原作戯曲 : ウィリアム・ブラウン
製作総指揮 : ケネス・ハーパー
製作 : ロブ・コーエン
撮影 : オズワルド・モリス
美術 : トニー・ウォルトン
音楽監督 : クインシー・ジョーンズ
音楽 : チャーリー・スモールズ
衣装(デザイン) : トニー・ウォルトン
SFX : アルバート・ウィトロック

キャスト :
ドロシー : ダイアナ・ロス
カカシ : マイケル・ジャクソン
グリンダ, 南の良い魔女 : レナ・ホーン
臆病ライオン : テッド・ロス
ブリキ人間 : ニプシー・ラッセル
ミス・ワン, 北の良い魔女 : セルマ・カーペンター
叔母エム : テレサ・メリット
叔父ヘンリー : スタンリー・グリーン
ハーマン・スミス/ウィズ : リチャード・プライヤー
アビレーン, 西の悪い魔女 : メイベル・キング
[ 2019/03/15 15:00 ] ミュージカル | TB(-) | CM(-)

スーパーマン

(アクション/SF)

『 スーパーマン 』
原題 : Superman
製作 : 1978年
製作国 : アメリカ

銀河のかなた、惑星クリプトンから地球にやってきた超人、スーパーマンの活躍を描く。
果て知れぬ銀河のかなた、惑星クリプトンでは、最大の犯罪者ゾッド将軍(テレンス・スタンプ)、ノン(ジャック・オハローラン)、アーサ(サラ・ダグラス)の3人が裁判にかけられ、時間のない宇宙の囚人空間ファントム・ゾーンヘ追放された。しかし、クリプトンは太陽レッド・サンに異常接近し最期の時をむかえようとしていた。クリプトン科学の最高権威ジョー=エル(マーロン・ブランド)は、異常事態を訴えるが、最長老(トレヴァー・ハワード)もボンド・アー(マリア・シェル)も信じようとしない。そこで、彼は最愛のひとり息子を救おうと、自らの超能力と意志を伝えるグリーン・クリスタルと共に息子を脱出させ、妻ラーラ(スザンナ・ヨーク)と運命を共にした。みどりごを運ぶグリーン・クリスタルは、太陽系第3惑星、地球に向かい、スター・カプセルは、広い麦畑に着陸した。おりしも車で通りかかつたジョナサン(グレン・フォード)とマーサ(フィリス・サクスター)夫妻がのぞきこむと、星の旅の間にひと回り成長した幼子が笑って立っていた。重い車をたちまち持ち上げてしまう怪力に、夫妻は天からのさずかりものであると思い、育てようと決心する。時がたち、幼子は少年クラーク・ケント(ジェフ・イースト)に成長し、全速力の汽車よりも速く走り、蹴ったフットボールは空のかなたに消えていった。そんな中、パパが死に、悲しむママをあとに北方への旅に立ち、北極へおもむいた彼は、以前に納屋でみつけた緑のクリスタルから驚くべきビジョンを見る。甦えった父親ジョー=エルは、若者(クリストファー・リーブ)となった息子に初めてその出生の秘密と能力と使命を伝えた。こうして、正義と真実のため闘う男スーパーマンが誕生した。必要な情報を得るためとママに仕送りするため彼は大都会メトロポリスのデイリー・プラネット新聞社へ入社した。そこにはロイス・レイン(マーゴット・キダー)という女性記者がいて、彼は、たちまち惹かれるものを感じた。ある日、屋上から飛び立ったロイスの乗るヘリコプターが宙吊りになり、あわや地上にたたきつけられようとした時、素早く変身したスーパーマンがロイスを空中で抱きとめ、ヘリコプターをもち上げた。呆然としたのはロイスばかりでない。船で逃げようとした強盗団も、ビルをよじ登る泥棒も、彼の前には手も足も出ない、今や、空を飛ぶ赤いマントの男は騒然たる時の人だった。ある夜、ロイスの前に、単独インタビューに応じるべくスーパーマンが姿を見せ、彼女の質問に優しく答え、夜空の散歩へと誘った。地上にもどったロイスは夢見心地で愛を感じた。だが、スーパーマンを憎む者もいた。地下にアジトをもつ天才的頭脳の大悪人レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)で、彼は子分のオティス(ネッド・ビーティ)と美しいイブ(ヴァレリー・ペリン)をひきいて、大陸間誘導ミサイルに細工し、アメリカの壊滅を計っていた。のりこんだスーパーマンは、しかし、ルーサーの準備したクリプトン星の隕石放射能に力を奪われ、捕われの身となってしまうが、イブが、ミサイル落下地点に住む母を救うために、スーパーマンの鎖をほどいてやった。全速力でミサイルを猛追し、宇宙へと軌道をかえさせたスーパーマンだが、残る1発はすでに西海岸を直撃した。流出する大洪水を食い止めようとスーパーマンは必死に山を崩し始めるが、現場に来ていたロイ久はすでに地中深く埋れていた。悲しんだスーパーマンは怒りから全力を尽して飛びたち地球を逆回転させ、時間をもどし全ての出来事を未然に防ぐのだった。



スタッフ :
監督 : リチャード・ドナー
脚本 : マリオ・プーゾ、デイヴィッド・ニューマン、レスリー・ニューマン、ロバート・ベントン
原案 : マリオ・プーゾ
製作総指揮 : イリヤ・サルキンド
製作 : ピエール・スペングラー
撮影 : ジェフリー・アンスワース
美術 : ジョン・バリー
音楽 : ジョン・ウィリアムス
編集 : スチュアート・ベアード
衣装 : イボンヌ・ブレイク
SFX : コリン・チルヴァース、スチュアート・フリーボーン

キャスト :
スーパーマン/クラーク・ケント/カル=エル : クリストファー・リーヴ
ロイス・レーン : マーゴット・キダー
ジョー=エル : マーロン・ブランド
レックス・ルーサー : ジーン・ハックマン
オーティス : ネッド・ビーティ
イヴ・テッシュマッカー : ヴァレリー・ペリン
ジミー・オルセン : マーク・マクルーア
ペリー・ホワイト : ジャッキー・クーパー
ジョナサン・ケント : グレン・フォード
マーサ・ケント : フィリス・サクスター
ラーラ=エル : スザンナ・ヨーク
最長老 : トレヴァー・ハワード
ボンド・アー : マリア・シェル
ゾッド将軍 : テレンス・スタンプ
アーサ : サラ・ダグラス
ノン : ジャック・オハローラン
若き日のクラーク・ケント : ジェフ・イースト
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