蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

ツインズ

(ドラマ/コメディ )

『 ツインズ 』
原題 : Twins
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

35年間別々に暮らしてきた似ても似つかぬ双子の兄弟の再会によって巻き起こる騒動を描くコメディ。
6人の優秀な男達の混合の精液と、美しく才能あるメアリー・アン・ベネディクト(ボニー・バートレット)との間に生まれた全知全能の子ジュリアス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、孤島で研究対象として育てられ、35歳の誕生日に自分と双子の兄がいることを知らされるや、彼を探しに旅に出る決意をする。その頃兄のヴィンセント(ダニー・デヴィート)は、高級車を盗んでは売りとばすことで暮らしており、兄弟が再会したのは度重なる駐車違反と免許証の期限が切れたことでヴィンセントが放り込まれていた留置所の面会室だった。弟に罰金を払わせ刑務所を後にしたヴィンセントは、ジュリアスに嘘をついて車を盗み、その帰途恋人のリンダ(クロエ・ウェッブ)と彼女の妹マーニー(ケリー・プレストン)と出会い、ジュリアスとマーニーは親近感を抱きあう。その頃ジュリアスは母メアリー・アンが生きていることを知り、盗んだ車に偶然500万ドルもの品物があるのを見つけ取り引き先のヒューストンに行こうとしている兄を説得し、実験計画の主任トレーブン教授(ネヘミア・バーソフ)の研究所に立ち寄ることを約束させ、リンダとマーニーも加えた4人の旅が始まった。その頃車の積荷を奪われた組織のボス、ウェブスター(マーシャル・ベル)が彼らの後を追っていた。教授から長所は弟に、短所は兄に集中したことを聞かされ落胆するヴィンセントであったが、ジュリアスに励まされ母の住むサンタフェ近辺の文化村を訪ねることはする。その夜旅を続けてゆくうちに親しさを増していったジュリアスとマーニーは、ついに結ばれるのだった。翌日文化村を訪ねた4人は、メアリー・アンを知る女性から彼女が死んだことを知らされる。予期しなかった言葉にショックをうけたヴィンセントは、ひとりヒューストンの取り引き場所へ急ぐが、それはウェブスターの罠だった。危ない所を間一髪ジュリアスに助けられ、ウェブスターを倒したヴィンセントは、弟の勧めで盗品を警察に届け、その賞品でコンサルタント会社を設立する。そんな2人の前に現われたのは、先日芸術村で母の死を教えられた女性。実は彼女こそがメアリー・アンだったのだ。それから数年後、ジュリアスとマーニー、ヴィンセントとリンダの夫婦にそれぞれ双子の赤ちゃんが生まれた。



スタッフ :
監督 : アイヴァン・ライトマン
製作総指揮 : ジョー・メジャック、マイケル・C・グロス
製作 : アイヴァン・ライトマン
脚本 : ウィリアム・デイヴィス、ウィリアム・オズボーン、ティモシー・ハリス、ハーシェル・ワイングロッド
撮影 : アンジェイ・バートコウィアク
音楽 : ジョルジュ・ドルリュー、ランディ・エデルマン

キャスト :
ジュリアス・ベネディクト : アーノルド・シュワルツェネッガー
ヴィンセント・ベネディクト : ダニー・デヴィート
マーニー・メイソン : ケリー・プレストン
リンダ・メイソン : クロエ・ウェッブ
メアリー・アン・ベネディクト : ボニー・バートレット
ウェブスター : マーシャル・ベル
ビートルート・マッキンレー : トレイ・ウィルソン
アル・グレコ : デヴィッド・カルーソ
グレンジャー : ヒュー・オブライエン
ミッチェル・トラヴェン : ネヘマイア・パーソフ
ワーナー : トニー・ジェイ
バート・クレイン : モーリー・チェイキン
ボブ・クレイン : トム・マクライスター
モリス・クレイン : デビッド・エフロン
[ 2019/08/10 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)

死海殺人事件

(アクション/ミステリー)

『 死海殺人事件 』
原題 : Appointment With Death
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

アガサ・クリスティーの「死との約束」を映画化。死海のほとりでアメリカの富豪の末亡人が殺された事件の謎を、名探偵ポアロが解明する。
37年、アメリカのニュー・ジャージー。大富豪エルマー・ボイントンが死亡した。遺書には後妻エミリー(パイパー・ローリー)と子供たちに各々30万ドルを与えるとなっていたが、エミリーは顧問弁護士のコープ(デイヴィッド・ソウル)の旧悪を指摘し、黙っている代わりに全財産を自分に遺贈、彼女の死後に子供たちに分与するという内容のものにかえさせる。先妻の子供たちレノックス(ニコラス・ゲスト)、キャロル(ヴァレリー・リチャーズ)、レイモンド(ジョン・ターレスキー)らは驚くが、長年、刑務所の看守をしていたエミリーは自分の意思を他人に押しつけることに慣れていた。彼女は3人の継子、レノックスの妻ナディーン(キャリー・フィッシャー)、実子ジネヴラ(アンバー・ベゼル)を連れて世界旅行に出発する。イギリスからヨーロッパ大陸へ向かい、イタリアでコープが加わる。煮えきれぬ夫に嫌気がさしていたナディーンはコープと愛しあうようになる。一行は船でパレスチナに向かった。船にはアメリカ人で今は英国議員のウェストホルム夫人(ローレン・バコール)、名探偵エルキュール・ポアロ(ピーター・ユスチノフ)、女医サラ・キング(ジェニー・シーグローヴ)らも乗り合わせていた。エルサレムでポアロは旧友の警察署長カーベリー大佐(ジョン・ギールグッド)に迎えられる。独裁者の如く振るまうエミリー。レイモンドはサラと知り合い愛するようになるが、義母に仲をさかれる。クムラン遺跡を見学に行き、子供たちがあたりを見て廻っているうちに、エミリーが毒殺される。関係者すべてに動機と機会があった。ポアロはカーベリー大佐の頼みで、みんなに質問して廻った。ジョージ6世の即位を祝う舞踏会の夜、ポアロは犯人を指摘する。犯人はウェストホルム夫人で、彼女がかつて服役していたことを思い出したエミリーが脅迫したため、口塞ぎのために殺したのだ。犯人は自殺するが、事故死と発表されて一件落着。



スタッフ :
監督 : マイケル・ウィナー
脚色 : アンソニー・シェーファー、ピーター・バックマン、マイケル・ウィナー
原作 : アガサ・クリスティ
製作総指揮 : メナヘム・ゴーラン、ヨーラム・グローブス
製作 : マイケル・ウィナー
撮影 : デイヴィッド・ガーフィンケル
美術 : ジョン・ブレザード
音楽 : ピノ・ドナッジオ
編集 : アーノルド・クラスト

キャスト :
エルキュール・ポアロ : ピーター・ユスティノフ
エミリー・ボイントン : パイパー・ローリー
レノックス・ボイントン : ニコラス・ゲスト
ナディーン・ボイントン : キャリー・フィッシャー
ミス・クイントン : ヘイリー・ミルズ
レイモンド・ボイントン : ジョン・ターレスキー
キャロル・ボイントン : ヴァレリー・リチャーズ
ジネヴラ・ボイントン : アンバー・ベゼル
ジェファーソン・コープ : デヴィッド・ソウル
サラ・キング : ジェニー・シーグローヴ
カーベリー大佐 : ジョン・ギールグッド
ウェストホルム卿夫人 : ローレン・バコール
[ 2019/08/06 15:00 ] ミステリ | TB(-) | CM(-)

ランボー3 怒りのアフガン

(アクション/アクション)

『 ランボー3 / 怒りのアフガン 』
原題 : Rambo III
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

アフガニスタンのソビエト軍最強師団に捕えられた友人を助けるために戦う男ランボーを描く、シリーズ第3作目。
バンコックのとある小さな仏教寺院に、ランボー(シルヴェスター・スタローン)はかつての戦いを通して受けた心の傷をいやすために隠遁していた。そこへ、彼の元上官であり唯一の理解者トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が米国務省情報局チーフ、グリッグス(カートウッド・スミス)とともにやって来て、極秘任務のためにアフガニスタンに潜入するのを手伝うよう要請したが、自分の戦争は終わったと言ってランボーはそれをいったんは拒絶した。だが、トラウトマンがソ連軍の奇襲に合い拉致されたという知らせを受け、また公式に彼の解放要求ができないことを知ると、ランボーは友を救うために再び戦場へ向かうことを決意した。パキスタンのペシャワールで案内役のゲリラ兵士ムサ(サッソン・ガベイ)とおち合い、凄まじい悪路をアフガンへと向かった彼は、途中の村でソ連軍の攻撃から村人たちを守り、アフガンの少年ハミド(ダウディ・ショウア)の尊敬を得る。ランボーはそこで、サディスティックなソ連将校ザイセン大佐(マーク・ド・ジョング)が守る難攻不落の要塞にトラウトマンが捕えられていることを知り救出に向かうが失敗する。傷ついた彼はいったん退却し、再度攻撃をかけ、九死に一生を得る激しい戦闘のすえトラウトマンを遂に助け出すがザイセンの追及の手はゆるまず、何もない平原にランボーとトラウトマンのたった2人の前にソ連軍最強師団が立ちふさがった。絶体絶命かと思われた時、ムサらゲリラ兵士たちが騎馬隊を組織してソ連軍師団の後方から大挙現われ、その混乱につけこまれてソ連軍は壊滅した。ザイセンもランボーの乗る戦車と一騎うちとなりヘリコプターもろとも爆発し、こうして勝利はランボーとゲリラ兵士たちのものとなった。



スタッフ :
監督 : ピーター・マクドナルド
脚本 : シルヴェスター・スタローン、シェルドン・レティック
原作 : デイヴィッド・マレル
原案 : シルヴェスター・スタローン
製作総指揮 : マリオ・カサール、アンドリュー・ヴァイナ
製作 : バズ・フェイシャンズ
撮影 : ジョン・スタニアー
音楽 : ジェリー・ゴールドスミス
衣装(デザイン) : リチャード・ラモット
SFX : トーマス・フィッシャー
スタント・コーディネーター : ヴィク・アームストロング

キャスト :
ジョン・ランボー : シルヴェスター・スタローン
サミュエル・トラウトマン大佐 : リチャード・クレンナ
グリッグス : カートウッド・スミス
ザイセン大佐 : マーク・ド・ジョング
マソード : スピロス・フォーカス
モーサ : サッソン・ガーベイ
ハミド : ダウディ・ショウア
ニッセン : アロン・アバウトボウル
[ 2019/08/04 15:00 ] アクション | TB(-) | CM(-)

ダイ・ハード

(アクション/アクション)

『 ダイ・ハード 』
原題 : Die Hard
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

テロリストによって日本商社の高層ビルが乗っ取られるという事件に、偶然巻き込まれた1人の刑事の活躍と戦いを描くスペクタクル映画。
ニューヨークの刑事ジョン・マックレーン(ブルース・ウィリス)は、クリスマス休暇を妻ホリー(ボニー・ベデリア)と2人の子供たちと過ごすためロサンゼルスへやってきた。ホリーは日本商社ナカトミ株式会社に勤務し、夫と離れこの地に住んでいるのだった。ジョンは、クリスマス・イヴの今日、ナカトミの社長タカギ(ジェームズ・シゲタ)の開いている慰労パーティに出席している妻を訪ね、現代ハイテク技術の粋を極めた34階建ての超高層ナカトミビルに向かうのだった。ホリーは単身赴任によって、結婚と仕事の両立に苦しんでいたが、再会したジョンを目にすると改めて彼への愛を確認するのだった。ところがパーティも盛りあがりをみせた頃、13人のテロリストがビルを襲い、事態は混乱を極める。リーダーのハンス・グルーバー(アラン・リックマン)は金庫に眠る6億4000万ドルの無記名の債券を要求するが、タカギがそれに応じないのを見てとると、彼を射殺してしまう。そしてその現場をジョンが目撃したことにより、彼とテロリストたちの息詰まる戦いの火ぶたが切って落とされるのだった。ジョンは機転をきかせ、パトロール中のパウエル巡査部長(レジナルド・ヴェルジョンソン)に事件の重大さを知らせ、援軍を求める。その頃テロリストの一味であるテオ(クラレンス・ギルヤード・ジュニア)が金庫の暗号の解読に成功し、債券はハンスたちの手に握られた。また彼は、ホリーがジョンの妻であることをTV放送によって知り、彼女を人質にビルからの脱出を企てる。愛する妻を捕えられたジョンは、2発しか残されていない銃を片手に決死の覚悟でハンスと対決し、一瞬のアイデアの巧みさで彼を撃ち倒す。しかし安堵するジョンとホリーを、1度は彼が叩きのめしたはずのテロリストの1人、カール(アレクサンダー・ゴドノフ)が執念に狙い撃つ。1発の銃声が響き、地面に倒れたのは、しかしカールであった。彼を撃ったのは、かつてある事件で誤射して以来、拳銃を放つことができなかったパウエルだった…。事件は終結し、ジョンは今、彼との友情に、そして何より妻との愛に包まれ、クリスマスの朝を迎える喜びを噛みしめるのだった。



スタッフ :
監督 : ジョン・マクティアナン
脚本 : ジェブ・スチュアート、スティーヴン・E・デ・スーザ
原作 : ロデリック・ソープ
製作総指揮 : チャールズ・ゴードン
製作 : ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルヴァー
撮影 : ヤン・デ・ボン
美術 : ジャクソン・デ・ゴヴィア
音楽 : マイケル・ケイメン
編集 : フランク・J・ユリオステ、ジョン・F・リンク
SFX : リチャード・エドランド

キャスト :
ジョン・マクレーン : ブルース・ウィリス
ハンス : アラン・リックマン
カール : アレクサンダー・ゴドノフ
ホリー : ボニー・ベデリア
パウエル : レジナルド・ヴェルジョンソン
ロビンソン : ポール・グリーソン
アーガイル : デヴロー・ホワイト
ソーンバーグ : ウィリアム・アザートン
エリス : ハート・ボックナー
タカギ : ジェームズ・シゲタ
フランコ : ブルーノ・ドヨン
エディ : デニス・ヘイデン
ユーリ : アル・レオン
[ 2019/08/02 15:00 ] アクション | TB(-) | CM(-)
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