蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

ザ・フライ2 二世誕生

(アクション/ホラー)

『 ザ・フライ2 二世誕生 』
原題 : The Fly II
製作 : 1989年
製作国 : アメリカ

ハエ男の恋人の胎内に宿っていた彼の子供の成長を描くシリーズ第2作目。
バートック産業の要塞のような科学研究所で誕生した赤ん坊、それは巨大な昆虫の卵のようなものから殼を割って産まれ出た。マーティン・ブランドルと名付けられたその赤ん坊は、遺伝子レベルで人間とハエのそれが混ざりあったミュータントで、異常なスピードで育ってゆき、脳の発達も早い天才児であった。研究所の社長アントン・バートック(リー・リチャードソン)のもとで10歳の体格に成長したマーティン(ハーリー・クロス)は、ある日可愛がっていた犬がベイ17という場所にあるテレポットの中に入れられ、変わり果てたおぞましい姿で再び現われ出たのを偶然目撃し、大きなショックをうける。5歳の誕生日を迎え、すでに成人の体に成長したマーティン(エリック・ストルツ)は、バートックから彼の実父があのテレポットを発明したことを知らされ、自分もそれを利用した転送実験に取り組むことを決意する。やがて彼は研究所のコンピューター・プログラマーのベス・ローガン(ダフニ・ズーニガ)と出会い、恋におちた2人は夜中、2人だけの実験を進めてゆくが、その間にもマーティンの体は確実に変化し続けていた。そしてついに彼の変身は始まり、ベスが研究所をクビになったことで物理的にも心理的にも追いつめられた彼は、自分が実験動物なみの監視の中にいることを知り研究所を脱出、ベスとともに父の死の状況を知る唯一の男スタシス・ボーラン(ジョン・ゲッツ)のもとを訪ねるが、彼はマーティンの何の助けにもならなかった。見かねたベスの連絡で彼が研究所に運び込まれた時、その体はすっかり巨大なマユにくるまれていた。そして深夜、巨大昆虫となってマユから現われ出た彼は、科学者を殺し、保安隊と戦い、バートックへの復讐を実行する。そしてバートックと共にテレポットに入り、遺伝子組み換えの転送を果たしたマーティンは、人間の姿となってそこから現われ出る。一方のバートックは巨大な醜い昆虫と化し、彼は秘かに誰知らぬ実験室へと葬られるのだった。



スタッフ :
監督 : クリス・ウェイラス
脚本 : ミック・ギャリス、ジム&ケン・ホイート、フランク・ダラボン
原案 : ミック・ギャリス
製作総指揮 : スチュアート・コーンフェルド
製作 : スティーヴン・チャールズ・ジャフィ
撮影 : ロビン・ヴィジョン
美術 : マイケル・ボルトン
音楽 : クリストファー・ヤング
編集 : ショーン・バートン

キャスト :
マーティン・ブランドル : エリック・ストルツ
ベス・ローガン : ダフネ・ズニーガ
アントン・バートック : リー・リチャードソン
ステイシス・ボランズ : ジョン・ゲッツ
スコービー : ゲイリー・チョーク
ジェーンウェイ : アン・マリー・リー
ノーマン・シェパード : フランク・ターナー
トリンブル : ウィリアム・S・テイラー
シムズ : ジェリー・ワッサーマン
ベロニカ・ロニー・クエイフ : サフロン・ヘンダーソン
セス・ブランドル : ジェフ・ゴールドブラム
[ 2019/08/30 15:00 ] ホラー | TB(-) | CM(-)

ジャネット・リー

(キャスト/女優)

『 ジャネット・リー 』 Janet Leigh

生年月日 : 1927年07月06日
没年月日 : 2004年10月03日( 77 歳没)
出生地 : カリフォルニア州マーセド
国籍 : アメリカ合衆国
職業 : 女優
活動期間 : 1947年~2005年
家族 娘 : ジェイミー・リー・カーティス
主な作品 :
『サイコ』
受賞 :
ゴールデングローブ賞
助演女優賞
1960年『サイコ』



15歳で駆け落ちしたが4ヶ月で破局、19歳で大学の同級生と再婚した。休暇中、写真のモデルとして写った写真を、女優ノーマ・シアラーが偶然見て、「この顔は絶対映画に出るべきよ」と映画関係者にスカウトを勧めたという。20歳で当時若く素朴な田舎の少女を捜していたメトロ・ゴールドウィン・メイヤーと契約する。彼女の最も有名な出演作は、アルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』(1960年)である。同作での演技でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した。また、有名なシャワーシーンの演技から、今日では「絶叫クイーン」の1人として挙げられることがある。娘のジェイミー・リー・カーティスもまた、『ハロウィン』(1978年)での演技が評価され、同様に称される。

主な出演作品 :
1948年 故郷の丘 : Hills of Home
1948年 ワーズ&ミュージック : Words and Music
1948年 暴力行為 : Act of Violence
1949年 若草物語 : Little Women
1949年 赤きダニューブ : The Red Danube
1949年 傷心の愛 : The Doctor and the Girl
1949年 フォーサイト家の女 : That Forsyte Woman
1949年 ママの青春 : Holiday Affair
1951年 ブロードウェイへの2枚の切符 : Two Tickets to Broadway
1952年 血闘(スカラムーシュ) : Scaramouche
1953年 裸の拍車 : The Naked Spur
1953年 魔術の恋 : Houdini
1954年 炎と剣 : Prince Valiant
1954年 底抜けニューヨークの休日 : Living It Up
1954年 フォルウォスの黒楯 : The Black Shield of Falworth
1954年 悪徳警官 : Rouge Cop
1955年 皆殺しのトランペット : Pete Kelly's Blues
1955年 マイ・シスター・アイリーン : My Sister Eileen
1956年 死の猛獣狩 : Safari
1957年 ジェット・パイロット : Jet Pilot
1958年 黒い罠 : Touch of Evile
1958年 ヴァイキング : The Vikings
1958年 休暇はパリで : The Perfect Furlough
1960年 奥様ごめんなさい : Who Was That Lady?
1960年 サイコ : Psycho
1962年 影なき狙撃者 : The Manchurian Candidate
1963年 バイ・バイ・バーディー : Bye Bye Birdie
1966年 ゴールデン・キッド : Kid Rodelo
1966年 動く標的 : Harper
1966年 底抜け替え玉戦術 : Three on a Couch
1966年 殺しの逢びき : An American Dream
1967年 盗みのプロ部隊 : Ad ogni costo
1969年 海軍てんやわんや騒動記 : Hello Down There
1975年 刑事コロンボ : Columbo
1980年 ザ・フォッグ : The Fog
1998年 ハロウィンH20 : Halloween H20: 20 Years Later
[ 2019/08/28 15:00 ] 女優 | TB(-) | CM(-)

ゴーストバスターズ2

(アクション/SF)

『 ゴーストバスターズ2 』
原題 : Ghostbusters 2
製作 : 1989年
製作国 : アメリカ

解散したゴーストバスターズの面々が5年ぶりに再会し、ニューヨークに現われ出た幽霊退治に立ち向かう姿を描くシリーズ第2作目。
ニューヨーク市より営業停止処分をうけたゴーストバスターズが解散して5年の月日が流れた。ある日ディナ(シガニー・ウィーヴアー)の8カ月になる息子オスカーを乗せた乳母車が突然動き出す事件が起き、彼女はピーター(ビル・マーレイ)には内緒で、イゴン(ハロルド・レイミス)に真相解明を依頼する。それを知ったピーターはこれをきっかけにディナとヨリを戻そうと必死になる。やがて彼らは、今は廃止された旧ニューヨーク地下鉄に、スライム化した霊体が流れているのを発見する。しかしこの調査によってニューヨーク市全体が停電してしまう事件が起き、彼らは裁判にかけられることになるが、その時にサンプル収集したスライムからゴーストが現われ、それを退治することでゴーストバスターズは再結成を許可されるのだった。そしてイゴンとレイモンド(ダン・エイクロイド)は、スライムが人間の怒りや欲望、憎悪などを反映して物体化したもので、人間の感情に敏感に反応することを知った。一方、マンハッタン美術館のヤノシュ・ポーハ教授(ピーター・マクニコル)をその悪の手先として世界を征服しようと企んでいた“カルパチアのヴィーゴ”の肖像画に宿る大魔王ヴィーゴ(ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ)の霊は、霊が乗り移る肉体としてヤノシュの部下であるディナの息子オスカーを狙うのだった。そしてオスカーを誘拐し、ディナともどもたてこもった美術館を悪のスライムが包み、新年の時と共にオスカーの肉体に乗り移る儀式を進めるのだった。ゴーストバスターズは善のスライムを自由の女神に振りまき、悪のスライムを蹴散らすことで美術館の中に潜入し、ヴィーゴの霊を粉砕してオスカーをディナの腕に返すのだった。



スタッフ :
監督 : アイヴァン・ライトマン
脚本 : ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス
製作総指揮 : バーリン・ブリスタイン、ジョー・メジャック、マイケル・C・グロス
製作 : アイヴァン・ライトマン
撮影 : マイケル・チャップマン
美術 : ボー・ウェルチ
音楽 : ランディ・エデルマン
編集 : シェルドン・カーン、ドン・キャンバーン

キャスト :
ピーター・ヴェンクマン博士 : ビル・マーレイ
レイモンド・スタンツ博士 : ダン・エイクロイド
イゴン・スペングラー博士 : ハロルド・ライミス
ディナ・バレット : シガニー・ウィーバー
ルイス・タリー : リック・モラニス
ジャニーン・メルニッツ : アニー・ポッツ
ウィンストン・ゼドモア : アーニー・ハドソン
ヤノシュ・ポーハ博士 : ピーター・マクニコル
裁判長 : ハリス・ユーリン
検察官 : ジャネット・マーゴリン
レニー市長 : デヴィッド・マーギュリーズ
ジャック・ハードメイヤー : カート・フラー
[ 2019/08/26 15:00 ] SF | TB(-) | CM(-)

オールウェイズ

(アクション/ファンタジー)

『 オールウェイズ 』
原題 : Always
製作 : 1989年
製作国 : アメリカ

仕事中に死んだ森林火災消火隊員が、なおも恋人を見守り続ける姿を描くファンタジー。1943年製作の「ジョーと呼ばれた男」のリメイク版。
無茶な飛行でいつも周囲をはらはらさせている森林火災の消火隊員ピート(リチャード・ドレイファス)を恋人に持つドリンダ(ポリー・ハンター)は、誕生日にピートからドレスとハイヒールをプレゼントされた夜、消火飛行のパイロットになりたい、と言い出した。許さないピートに彼女は、友人のアル(ジョン・グッドマン)から聞かされていたパイロット養成学校の教官になるよう頼む。死と背中合わせの仕事を続けるピートを心配したドリンダの心を察した彼は、それを約束する。ところが非番の日に起きた山火事の出勤を命じられたピートは、ドリンダの制止も聞かず飛行機に乗り込み、エンジンに火のついたアルの飛行機を鎮火させようとして逆に爆死してしまうのだった。天国でピーターはハップ(オードリー・ヘップバーン)という天使と出会い、パイロットに彼の霊感を与えるように言われる。こうしてピートは、アルが所長をすることになった養成学校の生徒テッド・ベイカー(ブラッド・ジョンソン)にアドバイスを与えることになるのだった。一方、ピートと死別した悲しみから立ち直れないドリンダの姿を見かねたアルは、現実から逃げてはいけないと、養成学校に連れてゆく。ところがテッドは、昔ピートが送ったドレスを着たドリンダの姿を見て、彼女に一目惚れしていたことがあり、一方のドリンダも次第に彼に好意を寄せてゆく。苦しむピートにハップは愛する人に別れを告げた時、自由になれるのだ、と諭すのだった。やがてテッドも一人前のパイロットになった頃、山火事発生の知らせが届く。出勤しようとするテッドの姿を見たドリンダは、アルたちが止めるのも振り切って飛行機に乗り込む。そしてピートに見守られたドリンダは、無事使命を遂行するのだった。こうしてピートは、ドリンダから別れることができ、彼女はテッドとの愛を実らせるのだった。



主題歌 : 「煙が目にしみる 」 by ジョン・デヴィッド・サウザー (劇中)


エンドロールではプラターズ (1958年)


スタッフ :
監督 : スティーヴン・スピルバーグ
脚本 : ジェリー・ベルソン
脚色 : フレデリック・ハズリット・ブレナン
原作脚本 : ダルトン・トランボ
原案 : チャンドラー・スプレイグ、デイヴィッド・ボーム
製作 : スティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
撮影 : ミカエル・サロモン
音楽 : ジョン・ウィリアムス
編集 : マイケル・カーン

キャスト :
ピート・サンディッチ : リチャード・ドレイファス
ドリンダ・ダーストン : ホリー・ハンター
アル・ヤッキー : ジョン・グッドマン
テッド・ベイカー : ブラッド・ジョンソン
ハップ(天使) : オードリー・ヘプバーン
デイヴ : ロバーツ・ブロッサム
パワーハウス : キース・デイヴィッド
ネイルズ : エド・ヴァン・ナイズ
レイチェル : マーグ・ヘルゲンバーガー
ドン(消火隊長) : デイル・ダイ
アレックス : ブライアン・ヘイリー
チャーリー : ジェームズ・ラシュリー
グレイ : マイケル・スティーヴ・ジョーンズ
[ 2019/08/24 15:00 ] ファンタジー | TB(-) | CM(-)

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦

(アクション/アドベンチャー)

『 インディ・ジョーンズ / 最後の聖戦 』
原題 : Indiana Jones and the Last Crusade
製作 : 1989年
製作国 : アメリカ

キリストの血を受けたといわれる伝説の聖杯をめぐって活躍するインディアナ・ジョーンズの姿を描くシリーズ第3作目。
12年、アメリカのユタ州。中世史教授を父に持つ13歳の少年インディ・ジョーンズ(リヴァー・フェニックス)は、砂漠の岩山の下の洞窟で、3人の悪党が宝の十字架を盗もうとしているのを目撃し、それを奪い逃亡するが、結局悪党一味に丸め込まれてしまい、彼の知恵と勇気をほめる悪党の1人からカウボーイ・ハットを受け取るのだった……。それから26年後の38年、ニューヨーク大学の考古学教授で冒険好きのインディ(ハリソン・フォード)はある日、富豪ウォルター・ドノヴァン(ジュリアン・グローヴァー)のペントハウスに連れてゆかれ、責任者の失踪によって頓挫している、磔にされたキリストの血を受けた聖杯の発見を依頼される。はじめ渋るインディは、行方不明になったのが父ヘンリー(ショーン・コネリー)であることを知り、それを引き受けた。ところが友人で父の旧友の考古学博物館長マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)と共に父の家に向かったインディは、家が何者かによって荒らされている事に、その理由は父から送られてきた聖杯探索の調査記録であることを直感する。インディとマーカスは、ヴェニスで父の同僚シュナイダー博士(アリソン・ドゥーディ)と合流し、古い教会を改装した図書館を訪問、父の聖杯日誌のおかげで地下墓地を発見し、聖杯のありかの手がかりをつかんだ。そしてインディは、悪者の手から聖杯を守るべく活動してきた<十字剣兄弟団>のカジムから、父がオーストリアとドイツの国境にあるブルンワルト城に閉じこめられていることを聞いた。シュナイダーと共に城に向かったインディは、ナチも聖杯を探していることを知り、幽閉されていた父との再会もつかの間、シュナイダーの裏切りによってインディ親子は残忍なフォーゲル大佐(マイケル・バーン)の捕虜にされ、聖杯日誌も奪われてしまう。何とか城から脱出したインディとヘンリーは、さまざまなトラブルの末、最後にはフォーゲル大佐との一騎打ちとなり、命からがら勝利を収めるが、聖杯が隠されている<太陽の神殿>に向かい、ウォルターやシュナイダーを始めとするナチの探検隊に捕まってしまう。インディは、ウォルターによって腹部を撃たれたヘンリーを助けるために、3つの難関を乗り越え、聖杯を手にするが、その瞬間神殿が崩れ始め、聖杯獲得に色気をみせたシュナイダーは、聖杯と共に神殿の底に沈んでいった。結局聖杯を手にすることはできなかったが、インディとヘンリーは改めて親子の愛情を確認しあうのだった。



スタッフ :
監督 : スティーヴン・スピルバーグ
脚本 : ジェフリー・ボーム
原案 : ジョージ・ルーカス、メノ・メイエス
製作総指揮 : ジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル
製作 : ロバート・ワッツ
撮影 : ダグラス・スローカム
美術 : エリオット・スコット
音楽 : ジョン・ウィリアムス
編集 : マイケル・カーン

キャスト :
インディ : ハリソン・フォード
ヘンリー : ショーン・コネリー
インディ(青年時代) : リバー・フェニックス
エルザ : アリソン・ドゥーディ
ドノバン : ジュリアン・グローヴァー
ブロディ : デンホルム・エリオット
サラー : ジョン・リス=デイヴィス
フォーゲル大佐 : マイケル・バーン
カジム : ケヴォルク・マリキャン
フェドラ : リチャード・ヤング
老騎士 : ロバート・エディスン
パナマ・ハット : ポール・マクスウェル
ハーマン : J・J・ハーディ
ロスコー : ブラッドリー・グレッグ
ハーフ・ブリード : ジェフ・オハコ
サルタン : アレクセイ・セイル
保安官 : マーク・マイルズ
アイリーン : ジュリー・エクルズ
執事 : バーノン・ドブチェフ
ドノバン夫人 : イズラ・ブレア
[ 2019/08/22 15:00 ] アドベンチャー | TB(-) | CM(-)

星の王子 ニューヨークへ行く

(ドラマ/コメディ )

『 星の王子 ニューヨークへ行く 』
原題 : Coming to America
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

理想の花嫁を求めてニューヨークへやってきたアフリカのとある王国のプリンスの巻き起こす一大騒動を描くコメディ映画。
アフリカのザムンダ王国の王子アキーム(エディ・マーフィ)は、自分の婚約式を間近に控えながら今なお父王ジャッフェ・ジョッファ(ジェームズ・アール・ジョーンズ)に、王子としてではなく、男としての自分を愛してくれる花嫁が欲しい、と訴える。さて婚約式の席で彼の前に姿を現わした花嫁となる美しい娘イマニ(ヴァネッサ・ベル)は、彼の予想通り徹底した花嫁教育をうけていて、すっかりアキームをうんざりさせる。父王もついに彼に折れ、式まで全く自由な40日間の猶予をアキームに与える。早速彼は、世話係のセミ(アーセニオ・ホール)を引き連れてアメリカへと向かう。ニューヨークのクイーンズに到着した2人は、ダウンタウンの怪し気なアパートに部屋を借り、身分を隠しての花嫁探しが始まった。ところがイカれた女ばかりのニューヨークに落胆する2人は、ある日ハンバーガー屋マクドーウェル家が主催する慈善イヴェントに参加し、マクドーウェル(ジョン・エイモス)の美しい娘リサ(シャリ・ヘッドリー)に、アキームはすっかり魅了される。2人はアフリカの留学生というふれこみで、ハンバーガー・イン“マクドーウェル”で働き始めるが、彼女には整髪メーカーの御曹子で何かと金に物言わせるダリル(エリク・ラサール)という婚約者がいた。しかしリサの心は、次第に親の決めた結婚話に強く反抗するようになり、同じ境遇にいる、という誠実なアキームに次第に傾いてゆくのだった。その頃アキームのアメリカでの暮らしぶりを知るためにニューヨークへやって来た父王一行は、庶民の娘に入れあげているアキームを知リマクドーウェル家に乗り込む。そしてアキームとのデートから帰ってきたばかりのリサに父王は、彼には婚約者がいる、と知らせる。悲しみにくれた彼女はひとり雨の街へ飛び出してゆく。一足違いで事の成り行きを知ったアキームは、慌ててリサを追いかけ、雨降る中、自ら真実の思いを打ち明けるのだった。果たしてリサは、花嫁としてザムンダ王国にやってきた、アキームの妻となって。



スタッフ :
監督 : ジョン・ランディス
脚本 : デイヴィッド・シェフィールド、バリー・W・ブラウステイン
原案 : エディ・マーフィ
製作総指揮 : マーク・リプスキー、レスリー・ベルツバーグ
製作 : ジョージ・フォルシー・ジュニア、ロバート・D・ワックス
撮影 : ウディ・オーメンズ
美術 : リチャード・マクドナルド
音楽 : ナイル・ロジャース
衣装 : デボラ・ナドゥールマン
特殊メイク : リック・ベイカー

キャスト :
アキーム王子/クラレンス/ランディ・ワトソン/ソール : エディ・マーフィ
セミ/とてつもなく不細工な女/モーリス/ブラウン牧師 : アーセニオ・ホール
リサ・マクドゥーウェル : シャーリー・ヘドリー
ジョフィ・ジャファ王 : ジェームズ・アール・ジョーンズ
オーレオン王妃 : マッジ・シンクレア
ダリル・ジェンクス : エリク・ラ・サル
クレオ・マクドゥーウェル : ジョン・エイモス
オーハ : ポール・ベイツ
バーガーショップ強盗 : サミュエル・L・ジャクソン
床屋の客の少年 : キューバ・グッディング・Jr
[ 2019/08/20 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)

告発の行方

(ドラマ/ヒューマン)

『 告発の行方 』
原題 : The Accused
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

1人の女性のレイプをきっかけに、真実の愛、現代の友情、勇気をもって生きる姿を描いてゆく。
ミルという名の酒場から飛び出してきた若い男が、公衆電話から警察にレイプ事件が起きていると通報、彼の後を追うようにミルから出てきた半裸の女性が通りで必死に車を止めてそれに乗り込んだ…。被害者の名はサラ・トバイアス(ジョディ・フォスター)。酔ってマリワナも吸っていた彼女を3人の男達が犯したのだという。サラから事情を聞いた地方検事補キャサリン・マーフィ(ケリー・マクギリス)は、彼女とダンカン保安官(テリー・デイヴィッド・ムリガン)を伴ってミルに行き犯人達を確認する。やがて事件の捜査は進み、犯人側の弁護人が真っ向から戦いを挑む姿勢を見せたことにより、キャサリンは様々な証拠を基に裁判の状況を予測するが、被害者に有利なことは何1つなく、彼女は渋々ながらも、3人の容疑は過失傷害との裁定の取引きに応じた。この事実を知ったサラはキャサリンを激しく責め、深く傷つき悲しみにくれる。そしてそんな彼女を、レイプの際犯人達を止めるどころか暴行を煽ったクリフ(レオ・ロッシ)がからかい、彼のトラックにサラは何度も自分の車を激しくぶつけるのだった。傷つき入院するサラを見舞ったキャサリンは、身も心も打ちひしがれてしまっている彼女の姿に、女性として検事として真にあるべき道を教えられ、再び事件を裁判の場で争う決意を固めた。レイプを煽り、そそのかした男達を暴行教唆罪で告発しようという彼女は、サラの友人でミルのウエイトレス、サリー・フレイザー(アン・ハーン)に暴行教唆犯を特定してもらうが、その際サラが事件直前、暴行犯の1人、大学生のボブ(スティーヴ・アンティン)と寝てみたい、とサリーに言った事実が明らかになる。窮地に立たされたキャサリンは、事件の夜警察に通報した若い男ケン・ジョイス(バーニー・カールソン)を探し出すが、彼はボブとの友情から真実を話そうとしない。そして遂に裁判の日、サラが証言台に登った後、証人として事実を語るのはケンであった。彼の口から語られ自白のもとにさらされたショッキングな事実は陪審員の心を動かし、暴行教唆の罪は認められ、それは同時に、サラに対する暴行の事実まで明らかにする判決となったのである。



スタッフ :
監督 : ジョナサン・カプラン
脚本 : トム・トーパー
製作 : スタンリー・R・ジャッフェ、シェリー・ランシング
撮影 : ラルフ・ボード
美術 : リチャード・ケント・ウィルコックス
音楽 : ブラッド・フィーデル
編集 : ジェリー・グリーンバーグ、O・ニコラス・ブラウン

キャスト :
サラ・トバイアス : ジョディ・フォスター (アカデミー主演女優賞受賞)
キャサリン・マーフィー : ケリー・マクギリス
ケン・ジョイス : バーニー・コールソン
クリフ : レオ・ロッシ
サリー : アン・ハーン
ポール・ルドルフ : カーメン・アルジェンツィアノ
ボブ : スティーヴ・アンティン
ラリー : トム・オブライエン
ポールセン : ピーター・ヴァン・ノーデン
ダンカン保安官 : テリー・デヴィッド・ミュリガン
ダニー : ウッディ・ブラウン
ウェンライト弁護士 : スコット・ポーリン
カート : キム・コンドラショフ
[ 2019/08/18 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)

レインマン

(ドラマ/ヒューマン)

『 レインマン 』
原題 : Rain Man
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ
アカデミー作品賞受賞

今まで他人同然に生きてきた兄弟、自閉症の兄と自由奔放な弟の出会いによって変化してゆくそれぞれの人生を描く。
26歳の中古車ディーラー、チャーリー・バビット(トム・クルーズ)は、恋人スザンナ(ヴァレリア・ゴリノ)とのパーム・スプリングスへの旅の途中、幼い頃から憎み合っていた父の急逝の訃報を耳にし、葬儀に出席するため、一路シンシナティへと向かうのだった。そしてその席で、チャーリーは父の遺言書を開封し、自分に遺されたものが車1台と薔薇の木だけという事実に衝撃をうける。同時に300ドルの財産を与えられたという匿名の受益者の存在を知った彼は、父の管財人であるウォルター・ブルーナー医師(ジェリー・モレン)を訪ね受益者の正体を聞き出そうとするが、医師はそれを明かそうとはしなかった。諦めて帰ろうとするチャーリーは、スザンナの待つ車の中にいたレイモンド(ダスティン・ホフマン)という自閉症の男と出会い、やがて彼こそが受益者であり、自分の兄であることを知るのだった。記憶力に優れたレイモンドをホームから連れ出したチャーリーは、スザンナも含めて3人でロスヘ旅することにした。ところがある日、チャーリーが遺産を自分のものにするためレイモンドの面倒を見るつもりでいることを知ったスザンナは愕然とし、チャーリーのもとを去る。兄の後見人となることで遺産の半分を所有しようとするチャーリーは、飛行機嫌いのレイモンドとともに車で旅をすることになったが、ある日モーテルに泊まった夜、彼こそがチャーリーの幼い頃の辛いばかりの思い出の中で、唯一心なごませる存在であった“レインマン”であることを知り胸つき動かされ、スザンナに電話で兄の本当の後見人になる決意を伝えるのだった。こうして兄弟の熱い絆で結ばれた2人は、ラスベガスに立ち寄り、レイモンドの抜群の記憶力でカードで大金を得る。またチャーリーは、レイモンドが好意を抱いた娼婦アイリスとのデートのセッティングをしたり、ダンスを手ほどきしたりするが、結局彼女は姿を現わさなかった。落胆するレイモンドをスザンナは優しくなぐさめ、彼と一緒にダンスをし、2人は静かに唇を重ねるのだった。しかしロスに到着した2人を、現実の荒波は容赦なく押し寄せ、やがてレイモンドとチャーリーは、兄として弟として、それぞれの路を歩み始めることになるのだった。



スタッフ :
監督 : バリー・レヴィンソン
脚本 : ロナルド・バス、バリー・モロー
原作 : バリー・モロー
製作総指揮 : ピーター・グーバー、ジョン・ピーターズ
製作 : マーク・ジョンソン
撮影 : ジョン・シール
美術 : アイダ・ランダム
音楽 : ハンス・ジマー
衣装 : バーニー・ポラック

キャスト :
レイモンド・バビット : ダスティン・ホフマン (アカデミー主演男優賞)
チャーリー・バビット : トム・クルーズ
スザンナ : ヴァレリア・ゴリノ
Dr.ブルーナー : ジェリー・モレン
ジョン・ムーニー : ジャック・マードック
サリー・ディブス : ボニー・ハント
バーン : マイケル・D.ロバーツ
レニー : ラルフ・シーモア
アイリス : ルシンダ・ジェニー
農家の母 : ベス・グラント
[ 2019/08/16 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)

ビッグ

(ドラマ/コメディ)

『 ビッグ 』
原題 : Big
製作 : 1988年
製作国 : アメリカ

早く大人になりたいという夢を持つ12歳の少年が、突然35歳の大人に変身して巻き起こる騒動を描く。
ジョッシュ・バスキン(デイヴィッド・モスコウ)はニュージャージーに住む12歳の少年。ビリー(ジャレッド・ラッシュトン)という仲良しの少年がいて、野球とコンピユータ・ゲームが好きな普通の男の子だが、早く大人になりたいといつも思っていた。ところが年に1度のカーニヴァルの日、どんな願い事もかなえる“ゾルダー”という機械に硬貨を入れ「ぼくを大人にして」と願ったところ、翌朝何と35歳の大人になってしまってびっくり。変身したジョッシュ(トム・ハンクス)はビリーに事情を話し何とか納得させ、ニューヨークヘ出て行き“ゾルダー”の行方が分かるまで待ちつつ、とりあえず求人広告で捜してマクミラン玩具会社にコンピュータ技師として就職する。最初は馴れない生活だったが好きなオモチャが仕事の対象なのだから、遊びながらどんどん新製品のアイディアを出したりして、すっかり社長のマクミラン(ロバート・ロッジア)に気に入られる。第1副社長のポール・ダヴェンポート(ジョン・ハード)からはにらまれるが、美人でやり手の重役スーザン(エリザベス・パーキンス)には興味を持たれ、徐々にジョッシュとスーザンは真剣に愛し合うようになる。大人の生活にもすっかり馴れたジョッシュだったが、スーザンを騙し続けることに耐えられず、全てを告白するが、スーザンが信じるわけはなかった。その頃、ビリーが苦労して捜し求めていた“ゾルダー”の行方が分かった。ジョッシュはもとに戻して下さいと願うべきかどうか迷っていたが、重役会でのプレゼンテーションの日、新開発の“電子マンガ絵本”の発表を置きみやげに会議室を出ていき、“ゾルダー”があるシーポート・パークヘ向かった。彼を追ったスーザンは「私をおいていかないで!」と涙声で訴えたが、既にジョッシュが“ゾルダー”に願いをかけた後であった。2人は別れを惜しみながらしっかりと抱き合う。懐かしい我が家に返って行ぐジョッシュが、服がだぶだぶになりもとの12歳にもどっていくのを、スーザンはいつまでも見守っていた。



スタッフ :
監督 : ペニー・マーシャル
脚本 : ゲイリー・ロス、アン・スピルバーグ
製作 : ジェームズ・L・ブルックス、ロバート・グリーンハット
撮影 : バリー・ソネンフェルド
美術 : サント・ロカスト
音楽 : ハワード・ショア
編集 : バリー・マルキン
衣装 : ジュディアナ・マコフスキー

キャスト :
ジョッシュ・バスキン : トム・ハンクス
スーザン : エリザベス・パーキンス
マクミラン社長 : ロバート・ロッジア
ポール : ジョン・ハード
ビリー : ジャレッド・ラシュトン
少年ジョッシュ : デヴィッド・モスコー
スコッティ : ジョン・ロヴィッツ
ジョッシュの母 : マーセデス・ルール
[ 2019/08/14 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)

マリリン・モンロー

(キャスト/女優)

『 マリリン・モンロー 』 Marilyn Monroe

生年月日 : 1926年06月01日
没年月日 : 1962年08月05日( 36 歳没)
出生地 : カリフォルニア州ロサンゼルス
死没地 : カリフォルニア州ロサンゼルス ブレントウッド
国籍 : アメリカ合衆国
職業 : 女優
ジャンル : 映画
活動期間 : 1947年~1962年
主な作品 :
『ナイアガラ』
『紳士は金髪がお好き』
『百万長者と結婚する方法』
『帰らざる河』
『ショウほど素敵な商売はない』
『七年目の浮気』
『バス停留所』
『お熱いのがお好き』
受賞 :
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1959年『お熱いのがお好き』

マリリン・モンロー

身長166.4cm、体重53.5kg。スリーサイズはB94 W61 H86。トレードマークは、真っ赤に塗られた唇、口元のホクロ、モンロー・ウォークと呼ばれた独特な歩き方。フェラガモに作らせた靴のサイズは、24.5cm。ノルウェー人の血を引いているといわれるが、本当の髪の色はブロンドではなく褐色(ブルネット)であった。モンローというステージネームは彼女の母親の姓である。
第二次世界大戦末期の1945年の19歳の誕生日を迎えて間もなくのこと、工場で働いていた時に陸軍から取材に派遣された報道部員デビッド・コノバー一等兵に見出され、写真を撮られる。この写真が陸軍の機関誌『ヤンク』に掲載されたことを機にハリウッドへの道をたどることになる。コノバーにそのネガを見せられた商業写真家のポッター・ヒューズにカバーガールになることをすすめられ、モンローは工場を辞めてハリウッドのモデルクラブ「ブルーブックス・モデルズ・エージェンシー」の専属モデルに応募した。モデルの基礎教程を終えたノーマの初仕事は、ロサンゼルス博覧会場でのイベントコンパニオンであった。
やがて新進の写真家アンドレ・ド・ディーンズと知り合い、モデルとしての才能を発見される。この年、二人で長い撮影旅行に出かけている。ド・ディーンズはマリリンがモンローになる前のノーマ・ジーンの初々しい姿をカメラに収めた。その後、髪をゴールデン・ブロンドに染めたセクシーなピンナップが売りものの雑誌に写真が掲載されるようになる。
女優になる[編集]
1946年、20世紀フォックスのスクリーン・テストに合格し「マリリン・モンロー」という芸名で契約を結んだ。マリリンの名は1920年代のブロードウェイの美貌の舞台女優マリリン・ミラーに由来している。

主な出演作品 :
1948年 レディース・オブ・ザ・コーラス : Ladies of the Chorus
1949年 ラヴ・ハッピー : Love Happy
1950年 アスファルト・ジャングル : The Asphalt Jungle
1950年 イヴの総て : All About Eve
1951年 ふるさと物語 : Home Town Story
1952年 ノックは無用 : Don't Bother to Knock
1952年 人生模様 : O. Henry's Full House
1952年 モンキー・ビジネス : Monkey Business
1953年 ナイアガラ : Niagara
1953年 紳士は金髪がお好き : Gentlemen Prefer Blondes
1953年 百万長者と結婚する方法 : How to Marry a Millionaire
1954年 帰らざる河 : River of No Return
1954年 ショウほど素敵な商売はない : There's No Business Like Show Business
1955年 七年目の浮気 : The Seven Year Itch
1956年 バス停留所 : Bus Stop
1957年 王子と踊子 : The Prince and the Showgirl
1959年 お熱いのがお好き : Some Like It Hot
1960年 恋をしましょう : Let's Make Love
1961年 荒馬と女 : The Misfits
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