蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

スピーシーズ 種の起源

(アクション/ホラー)

『 スピーシーズ 種の起源 』
原題:Species
製作 : 995年
製作国 : アメリカ

宇宙からの信号に基づくDNA操作実験によって生まれた、“新たな種”の恐怖を描くSFホラー。
約20年前、宇宙に向けて人類が発信したメッセージに返事が帰ってきた。遠い宇宙の彼方の知的生命体は、遺伝子の基であるDNAの不思議な配列を返信していた。フィッチ(ベン・キングスレイ)率いる科学者グループは秘密研究所で、謎のDNAと人類のDNAを結合させる極秘実験を行う。DNAを注入された卵子はわずか数週間で女性の胎児、そして赤ん坊から少女へと成長を遂げた。科学者たちは彼女をシルと命名するが、やがて彼女の危険性を見抜き、抹殺しようとする。研究所から逃げ出したシル(ミシェル・ウィリアムズ)を捜し出すため、フィッチは各分野から選ばれた特殊チームを編成した。メンバーは、追跡と抹殺のエキスパートのプレストン(マイケル・マドセン)、霊能力者のダン(フォレスト・ウィテカー)、分子生物学者のローラ(マーグ・ヘルゲンバーガー)、異文化行動学の権威アーデン(アルフレッド・モリーナ)の4人。その間にも絶世の美女に成長を遂げたシル(ナターシャ・ヘンストリッジ)はロサンゼルスに向かい、生殖のために交尾の相手を捜し歩いていた。交尾に成功すれば、シルの種族が急速に繁殖することは必至だった。それは人類の絶滅を意味する。シルを倒すには細胞の一片も残らず焼き払わねばならない。チームはシルの行動を追うが、ことごとく失敗。アーデンとフィッチが犠牲になりながらも、醜怪な正体を現したシルを地底の洞穴に追い詰めた3人は、死闘の果てに辛くも焼き払うことに成功する。だが、その時すでにシルは子供を産み落としていた。



スタッフ :
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:デニス・フェルドマン
製作総指揮:デイヴィッド・ストレイト
製作:フランク・マンキューソ・Jr、デニス・フェルドマン
キャラクター・デザイン:H・R・ギーガー
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
美術:ジョン・ムート
音楽:クリストファー・ヤング
編集:コンラッド・バフ
衣装(デザイン):ジョー・I・トンプキンス
SFX:スティーヴ・ジョンソン
特殊メイク:スティーヴ・ジョンソン

キャスト :
ザビエ・フィッチ(研究所所長) : ベン・キングズレー
プレス・レノックス(問題解決屋) : マイケル・マドセン
スティーブン・アーデン(人類学者) : アルフレッド・モリーナ
ダン・スミスソン(霊能力者) : フォレスト・ウィテカー
ローラ・ベイカー (分子生物学者) : マージ・ヘルゲンバーガー
シル : ナターシャ・ヘンストリッジ
少女時代のシル : ミシェル・ウィリアムズ
エイリアン・シル(声) : フランク・ウェルカー
[ 2020/02/28 15:00 ] ホラー | TB(-) | CM(-)

ジュマンジ

(アクション/アドベンチャー)

『 ジュマンジ 』
原題 : Jumanji
製作 : 1995年
製作国 : アメリカ

プレイの内容が現実に起こる不思議なゲーム盤を巡って展開する、ファンタスティックなSFアドベンチャー。
1869年、深夜の森で2人の少年が大きな木箱を地中深くに埋めた……。1969年、製靴工場を営むニューハンプシャーの名家パリッシュ家の12歳になる一人息子アラン(アダム・ハン=バード)は気の弱い少年で、厳格な父サム(ジョナサン・ハイド)にいつも叱られていた。ある日、彼は工事現場の土中から、大きな木箱を掘り出す。それは「ジュマンジ」と書かれたゲーム盤で、アランはガールフレンドのサラ(ローラ・ベル・バンディ)とプレイをする。ところが、このゲームは投げたダイスの目に応じた結果が、実際に起こるのだった。アランはサラの目前で、ゲーム盤の中のジャングルの世界へと吸い込まれて消えてしまった。さらに26年後、アラン一家が住んでいた屋敷に、伯母ノーラ(ベベ・ニューワース)に連れられた、ジュディ(キルスティン・ダンスト)とピーター(ブラッドリー・ヒアース)の幼い姉妹が住むことになった。彼らは屋根裏部屋で「ジュマンジ」を発見し、さっそくプレイしてみる。だか、吸血蚊、猿、そしてライオンが出現してしまった。そこへ、ピーターの出した目のおかげで26年ぶりに生還したアラン(ロビン・ウィリアムズ)も現れる。彼は38歳になっていた。アランは狂喜乱舞するが、工場は倒産し、両親も既に数年前に他界していた。アランは姉妹と共にゲームを終了させて悪夢を終わらせようと決意。頑に拒むサラ(ボニー・ハント)を無理やり参加させ、ゲームは再開した。彼らの出す目により、屋敷中が人食い植物が覆い尽くすジャングルになり、アランを獲物と定めて執拗に追う英国人ハンターのヴァン・ペルト(ジョナサン・ハイド=二役)が現れたり、挙げ句にはゾウやサイ、シマウマといった動物たちが現れてスタンピード(大暴走)をはじめ、街はパニックとなる。3人は何とかゲームをやり続け、ついにアランが上がりとなった。その時、動物たちもジャングルもヴァン・ペルトも、全てゲーム盤に飲み込まれてしまう。気がつくと、幼いアランとサラは1969年の世界にいた。アランの両親も健在だった。ゲーム盤を川に流した2人はやがて結婚し、1995年のクリスマス・パーティーで、友人夫妻の子供、ジュディとピーターに再会した。その頃、どこかの国の海岸にゲーム盤が流れ着いていた。



スタッフ :
監督 : ジョー・ジョンストン
脚本 : ジョナサン・ヘンスレー、グレッグ・テイラー、ジム・ストレイン、クリス・ヴァン・オールズバーグ
原作 : クリス・ヴァン・オールズバーグ
製作総指揮 : テッド・フィールド、ラリー・J・フランコ、ロバート・W・コート
製作 : スコット・クルーフ、ウィリアム・タイトラー
撮影 : トーマス・E・アッカーマン
美術 : ジェームズ・ビッセル
音楽 : ジェームズ・ホーナー
編集 : ロバート・ダルヴァ
SFX : インダストリアル・ライト・アンド・マジック

キャスト :
アラン・パリッシュ : ロビン・ウィリアムズ
サミュエル・アラン・パリッシュ : ジョナサン・ハイド
ヴァン・ペルト : ジョナサン・ハイド
ジュディ・シェパード : キルスティン・ダンスト
ピーター・シェパード : ブラッドリー・ピアース
サラ・ウィットル : ボニー・ハント
ノラ・シェパード : ビビ・ニューワース
カール・ベントレー : デヴィッド・アラン・グリア
キャロル・アン・パリッシュ : パトリシア・クラークソン
少年時代のアラン : アダム・ハン=バード
少女時代のサラ : ローラ・ベル・バンディ
ジム・シェパード : マルコム・スチュワート
マーサ・シェパード : アナベル・カーシャウ
駆除業者 : ジェームズ・ハンディ
[ 2020/02/26 15:00 ] アドベンチャー | TB(-) | CM(-)

ザ・インターネット

(アクション/サスペンス)

『 ザ・インターネット 』
原題 : The Net
製作 : 1995年
製作国 : アメリカ

世界最大のコンピューター・ネットワーク、インターネットをテーマにしたサスペンス・スリラー
L.A.に住む孤独なシングルウーマンのアンジェラ・ベネット(サンドラ・ブロック)は、フリーのコンピューター・アナリスト。ある日、彼女は得意先のカシードラル社のデイルから、インターネット・プログラムから偶然にも、政府関係の機密データを発見してしまったとの相談を受ける。アンジェラはそのデータをディスクで入手するが、直後、デイルは自家用機の事故で死亡。彼女はショックを受けるが当初の予定どおり、久しぶりのバカンスでメキシコに向かい、そこで魅力的な男性ジャック(ジェレミー・ノーザム)と知り合う。だが、ジャックは彼女を洋上に誘い出し、ディスクと彼女の命を奪おうとした。必死で逃れたアンジェラが帰国してみると、住んでいたアパートが空室にされていたばかりか、彼女の個人情報は別人のものにすり替えられ、見知らぬ女性がアンジェラになりすましているという信じがたい事態が待っていた。行き場を失った彼女は、元恋人で精神科医のアラン(デニス・ミラー)に助けを求めるが、持病の心臓病で入院した彼は、ジャックの手によって医療データを改鼠され、命を落とす。警察に逮捕されたアンジェラにようやく事件の全貌が見えてきた。デイルがつかんだ機密データとは、カシードラル社が開発し、政府が導入を決めていた《ゲイトキーパー》なるハッカー防止プログラムを悪用することで国家をも脅やかそうという何者かの陰謀の一端だったのだ。アンジェラはこの陰謀の要となるプログラムの存在を知ったために狙われたのだ。FBIと名乗る男の手引きで釈放された彼女は、男が一味の者だと気づいて逃走。カシードラル社に潜入し、贋のアンジェラのコンピューターを使い、黒幕がプレトリアンと名乗る者であることを知った彼女は、コンピューター見本市の会場からロス市警に、事件の全貌とプログラムのデータを電子メールで送信する。彼女の個人情報も復元された。そこへジャックと贋のアンジェラが迫るが、彼女は必死の抵抗で彼らを倒した。アンジェラの働きで、自らハッカー事件を起こして政府に《ゲイトキーパー》の導入を勧め、陰謀を巡らせたプレトリアン=カシードラル社の社長は逮捕され、事件は解決した。



スタッフ :
監督 : アーウィン・ウィンクラー
脚本 : ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
製作 : アーウィン・ウィンクラー、ロブ・コーワン
撮影 : ジャック・N・グリーン
美術 : デニス・ワシントン
音楽 : マーク・アイシャム
編集 : リチャード・ハルシー
衣装 : リンダ・ベース

キャスト :
アンジェラ・ベネット : サンドラ・ブロック
ジャック・デブリン : ジェレミー・ノーサム
ドクター・アラン・チャンピオン : デニス・ミラー
ミセス・ベネット : ダイアン・ベイカー
デイル・ヘスマン : レイ・マッキノン
[ 2020/02/24 15:00 ] サスペンス | TB(-) | CM(-)

キャスパー

(アクション/ファンタジー)

『 キャスパー 』
原題 : Casper
製作 : 1995年
製作国 : アメリカ

淋しがりやで人なつこいゴーストと、ある父娘の交流を描いた、ハートフルなファンタジー・コメディ。
強欲な一人娘キャリガン(キャシー・モリアーティ)が古びた屋敷を相続した。彼女は朽ち果てた屋敷に憤慨し、権利書を焼こうとするが、偶然にも屋敷に宝物が隠されていることを知る。彼女と腰巾着の男ディッブス(エリック・アイドル)は、屋敷に出没するゴーストに脅かされ、あの手この手で退治しようとするが、ことごとく失敗。そこでキャリガンは、心霊学者のジェームズ・ハーヴェイ博士(ビル・プルマン)に除霊を依頼する。ジェームズは最愛の妻を亡くして以来、世界で唯一の霊界精神治療医となっていた。彼は一人娘のキャット(クリスティナ・リッチ)を連れて屋敷を訪れるが、ストレッチ、ファッツォ、スティンキーという3人のゴーストは嫌がらせに励む。ところが、彼らの甥で淋しがり屋のキャスパーは、キャットこそ捜し求めていた友達だと胸ときめかし、彼女の前に姿を表した。初めは驚いたキャットだが、次第にすっかり仲良くなる。ある日、キャットは屋根裏部屋で埃にまみれた子ども部屋を発見。それを見たキャスパーは人間の子どもだった時の記憶を思い出す。キャスパーの父親は発明家で、幼くして死んだ息子のために、死者を蘇生させる機械を開発していた。キャットはキャスパーを人間に戻そうとするが、なんと転落死したジェームズがゴーストとなってしまった。キャスパーは彼に蘇生機を譲り、無事にジェームズは元に戻った。一方、ゴーストとなったキャリガンも消え失せてしまうが、彼が血眼になって探していた宝物というのは野球選手のサインボールのことだった。ハロウィン・パーティが屋敷で開かれ、キャットの前に1人の少年が現れた。それは亡くなったキャットのママが一晩だけ人間の姿に戻してくれたキャスパーだった。2人は踊り、ジェームズも妻の霊と再会する。やがて、父娘とキャスパーの新たな生活が始まった。



主題歌 : 「Casper The Friendly Ghost」 by Little Richard


スタッフ :
監督 : ブラッド・シルバーリング
音楽 : ジェームズ・ホーナー
製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ
製作 : コリン・ウィルソン
撮影 : ディーン・カンディ
編集 : マイケル・カーン
脚本 : シェリー・ストナー&ディーナ・オリヴァー
主題歌 : 「Casper The Friendly Ghost」 by リトル・リチャード

キャスト :
キャット : クリスティーナ・リッチ
ハーヴェイ博士 : ビル・プルマン
キャリガン : キャシー・モリアーティ
ディッブス : エリック・アイドル
ラッグ氏 : ベン・スタイン
神父 : ドン・ノヴェロ
レイモンド・スタンツ博士 : ダン・エイクロイド
キャスパー(人間) : デヴォン・サワ
クリント・イーストウッド : 本人
メル・ギブソン : 本人
ロドニー・デンジャーフィールド : 本人
リトル・リチャード : 本人 (CGでの登場)
キャスパーの声 : マラキ・ピアソン
ストレッチの声 : ジョー・ニポート
スティンキーの声 : ジョー・アラスキー
ファッツォの声 : ブラッド・ギャレット
アメリア : エイミー・ブレネマン
[ 2020/02/22 15:00 ] ファンタジー | TB(-) | CM(-)

ウォーターワールド

(アクション/SF)

『 ウォーターワールド 』
原題 : Waterworld
製作 : 1995年
製作国 : アメリカ

地球温暖化により全ての陸地が水没した未来の世界を舞台に、海賊たちと戦う一匹狼の戦士の活躍を描いたSFアクション。
温暖化が進み、極冠の氷が融けて地表は全て水没した未来の地球。わずかに生き残った人々は、浮遊する都市=アトール(岩礁)と呼ばれる人工の島を作って何とか生きながらえていた。トライマレン(三胴船)を操って海洋を旅するマリナー(ケヴィン・コスナー)は、交易のためオアシスという名のアトールに入港した。だが、海中でも呼吸のできるエラを持つミュータントであることが知れると住民に捕らえられ、死刑を宣告された。その時、ディーコン(デニス・ホッパー)の率いる凶悪な海賊集団スモーカーがオアシスを襲撃した。激しい戦闘のさなか、マリナーは酒場の女ヘレン(ジーン・トリプルホーン)に助けられ、少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)と共に海に逃れた。ヘレンは伝説の陸地ドライランドの存在を信じており、その秘密はエノーラの背中の刺青にあるという。これまで一人で旅をしてきたマリナーにとり、2人の存在は煩わしいものだった。一方、ディーコンもエノーラを捜してマリナーの船を追っていた。一度は配下の飛行機が発見したがマリナーの反撃に遇い、続いて待ち伏せも計画するが、すんでのところで見破られ失敗した。旅を続けるうち、マリナーはヘレンに心を開くようになっていた。マリナーに潜水器に乗せられて海中深く水没した近代都市を見たヘレンは、希望が砕かれるのを感じた。2人が海上に戻ると船はディーコンに占拠されていた。危ういところをオアシスの発明家グレゴールに助けられたマリナーは単身、スモーカーの根拠地である巨大船ディーズに向かう。エノーラを救出した彼は、壮絶な戦いの果てにディーコンを倒した。エノーラの刺青の秘密を解いた彼らは、目的地に向かい、そこでついにこの世の楽園ドライランドを発見する。だが、海の男であるマリナーは安住を選ばず、再び旅立っていった。



スタッフ :
監督 : ケヴィン・レイノルズ
脚本 : ピーター・レーダー、デヴィッド・トゥーヒー
製作総指揮 : ジェフリー・ミューラー、アンドリュー・リクト、イローナ・ハーツバーグ
製作 : チャールズ・ゴードン、ジョン・デイヴィス、ケヴィン・コスナー
撮影 : ディーン・セムラー
美術 : デニス・ガスナー
音楽 : ジェームズ・ニュートン・ハワード
編集 : ピーター・ボイル
衣装 : ジョン・ブルームフィールド
SFX : マイケル・J・マカリスター

キャスト :
マリナー : ケビン・コスナー
ディーコン : デニス・ホッパー
ヘレン : ジーン・トリプルホーン
エノーラ : ティナ・マジョリーノ
老グレゴール : マイケル・ジェッター
飛行機パイロット : ジャック・ブラック
[ 2020/02/20 15:00 ] SF | TB(-) | CM(-)

エド・ウッド

(ディズニー/タッチストーン)

『 エド・ウッド 』
原題 : Ed Wood
製作 : 1994年
製作国 : アメリカ

史上最低の監督と言われた男、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの愛すべき、奇想天外な半生を描いた伝記映画。
30歳のエド・ウッド(ジョニー・デップ)は、“オーソン・ウェルズは26歳で「市民ケーン」をとった”を座右の銘に、貧しいながらも映画製作の夢に燃えていた。ある日、性転換した男の話を映画化する、と小耳にはさんだ彼は早速プロデューサーに売り込む。「これは僕のための作品です。僕は女装が趣味だから、人に言えない辛さが分かる」と力説するが、バカ扱いされて追い返された。その帰り道でエドは往年の怪奇スター、ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)と運命的な出会いを果たす。ベラの出演をエサに監督になった彼は友人のオカマ、バニー(ビル・マーレイ)や恋人ドロレス(サラ・ジェシカ・パーカー)らの協力を得て、監督・脚本・主演した性転換の話「グレンとグレンダ」を完成させた。これを履歴書代わりにいろいろ売り込むがうまく行くはずもなく、自分で資金を集めることに。その間にもエドの元には、頭の足りない巨漢プロレスラーのトー・ジョンソン(ジョージ“ジ・アニマル”スティール)、インチキ予言者クリズウェル(ジェフリー・ジョーンズ)など、一風変わった仲間たちが集まってきた。次回作「原子の花嫁」がクランク・インするが、アンゴラのセーターと女装に執着するエドにあきれたドロレスは怒り爆発し、彼の元を去った。失意のうちにテレビで人気の妖婦ヴァンパイラ(リサ・マリー)に出演のアプローチをするが、けんもほろろ。そんな中、麻薬中毒のベラの病状は悪化する一方で、エドは彼を入院させた。その病院で彼は心優しい女性キャシー(パトリシア・アークェット)と出会うが、彼女は彼の女装癖も受け入れてくれるのだった。一方、エドは心からベラの容体を心配していたが、入院費用が払えず、彼に嘘をついて退院させねばならなかった。「原子の花嫁」が配給会社により「怪物の花嫁」と改題されプレミア試写が行われた。ブーイングの嵐だったが、エドは満足だった。そして数フィートのフィルムを残してベラが死んだ。傷心の彼の前に、バプテスト教会の信者という新たなカモが登場。早速資金を調達した彼は、史上最悪の映画と後世に名を残す「プラン9 フロム・アウタースペース」に着手。ついにヴァンパイラの出演も取り付け、ベラの形見のフィルムや多くの仲間たちと共に意気揚々と撮影に入った。ところが、今回の出資者はあれこれと撮影に口を出し、エドは爆発寸前。お気に入りのアンゴラを着ても心が落ちつかない彼は撮影所を飛び出すが、入ったバーで尊敬するオーソン・ウェルズ(ヴィンセント・ドノフリオ)と遭遇する。彼から「夢のためなら闘え。他人の夢を撮ってどうなる?」と教え諭されたエドは胸を張って撮影所に戻り、自身の納得のいく作品を堂々完成させた。



スタッフ :
監督 : ティム・バートン
製作 : ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノヴィ
脚本 : スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
製作総指揮 : マイケル・レーマン
共同製作 : マイケル・フリン
撮影 : ステファン・チャプスキー
音楽 : ハワード・ショア
編集 : クリス・レベンゾン
美術 : トム・ダッフィールド
メイクアップ : リック・ベイカー、ヴィ・ニール

キャスト :
エド・ウッド : ジョニー・デップ
ベラ・ルゴシ : マーティン・ランドー (アカデミー助演男優賞受賞)
ドロレス・フーラー : サラ・ジェシカ・パーカー
キャシー・オハラ : パトリシア・アークエット
アメージング・クリズウェル : ジェフリー・ジョーンズ
バニー・ブレッキンリッジ : ビル・マーレイ
ヴァンパイラ : リサ・マリー
トー・ジョンソン : ジョージ・スティール
ロレッタ・キング : ジュリエット・ランドー
ポール・マルコ : マックス・カセラ
コンラッド・ブルックス : ブレント・ヒンクリー
トム・メイソン : ネッド・ベラミー
ジョージ・ワイス : マイク・スター
レモン牧師 : G・D・スプラドリン
[ 2020/02/18 15:00 ] タッチストーン | TB(-) | CM(-)

ライオン・キング

(ディズニーアニメ)

『 ライオン・キング 』
原題 : Lion King
製作 : 1994年
製作国 : アメリカ

アフリカの壮大な自然を舞台に、若きライオンの王子シンバの成長と闘いを描く
ジャングルの王として動物たちの尊敬を集めるムファサ(声=ジェームズ・アール・ジョーンズ)は、息子のシンバ(幼年期の声=ジョナサン・テイラー・トーマス)に、自然界を支配する微妙なバランス、生命の環″サークル・オブ・ライフ〃について教え、いつか王となる日の心構えについて教える。だが、遊びたい盛りのシンバは、ガールフレンドのナラ(幼年期の声=ニキータ・カラム)と遊んでばかりの日々。ムファサの弟で邪悪なスカー(声=ジェレミー・アイアンズ)はシンバが王になるのを望まず、親子を亡き者にしようとしていた。彼は手下のハイエナたち(声=ウーピー・ゴールドバーグ、チーチ・マリン、ジム・カミングス)と、ヌーの大群の暴走の中にシンバを誘い込み、息子を助けようとしたムファサは傷ついた末に、スカーの手によって殺される。スカーはシンバに、王の死はお前のせいだと思い込ませ、ジャングルから追放する。罪の意識にさいなまれ、絶望の淵にあったシンバは、イボイノシシのプンバァ(声=アーニー・サベラ)とミーアキャットのティモン(声=ネイサン・レイン)に助けられる。2匹から“ハクタ・マクーナ(くよくよするな)”という考え方を学んだシンバ(声=マシュー・ブロデリック)は、たくましく成長していく。ある日、成長したナラ(モイラ・ケリー)と出会った彼は、スカーに統治されたジャングルの苦境を告げられる。ヒヒの賢者ラフィキ(声=ロバート・ジローム)の助けを借り、自分の中に生きる父の魂に気づいたシンバは、自分に与えられた役目の責任を果たすことを決意する。シンバは叔父のスカーとハイエナたちに闘いを挑んで勝利し、生命の環を守り、再び平和になったジャングルを治めた。



主題歌:「愛を感じて」 by エルトン・ジョン (アカデミー歌曲賞)


スタッフ :
監督 : ロジャー・アレーズ、ロブ・ミンコフ
製作総指揮 : トム・シュマッカー、サラ・マッカーサー
製作 : ドン・ハーン
脚本 : ジョナサン・ロバーツ、アイリーン・メッキ、リンダ・ウールヴァートン
音楽 : ハンス・ジマー
主題曲 : 「愛を感じて」(Can You Feel the Love Tonight )歌 : エルトン・ジョン
作曲 : エルトン・ジョン
作詞 : ティム・ライス

キャスト : 声優
シンバ(子供時代) : ジョナサン・テイラー・トーマス
シンバ : マシュー・ブロデリック
ムファサ : ジェームズ・アール・ジョーンズ
ザズー : ローワン・アトキンソン
スカー : ジェレミー・アイアンズ
ナラ(子供時代) : ニキータ・カラム
ナラ : モイラ・ケリー
プンバァ : アーニー・サベラ
ティモン : ネイサン・レイン
ラフィキ : ロバート・ジローム
シェンジ : ウーピー・ゴールドバーグ
[ 2020/02/16 15:00 ] ディズニーアニメ | TB(-) | CM(-)

サンタクローズ

(ディズニー実写)

『 サンタクローズ 』
原題 : The Santa Clause
製作 : 1994年
製作国 : アメリカ

ひょんなことからサンタクロースの仕事を引き継ぐことになった男の姿を描いたファンタジー・コメディ。
玩具会社のエリート・ビジネスマンのスコット(ティム・アレン)は、離婚後は一人暮らし。一人息子のチャーリー(エリック・ロイド)は母親のローラ(ウェンディ・クルーソン)、その新しい夫で精神分析医のニール(ジャッジ・ラインホールド)と3人で暮らしているが、今年のクリスマス・イヴにはスコットと過ごすことに。スコットとチャーリーの親子関係はギクシャクしていた。スコットは息子のために手作りディナーを振る舞おうと張り切るが失敗し、デニーズで夕食という侘しさ。真夜中、物音に気づいたスコットが声をかけると、サンタ姿の男が屋根から落っこちてきた。男の持っていたカードには「万一の場合は引き継いでくれ」とあった。屋根を見上げると驚くべきことにトナカイとソリがあり、サンタ男の体も消え失せる。スコットとチャーリーが乗ったとたん、ソリは空を飛び、一路北極へ。そこは妖精たちの住む大おもちゃ帝国だった。リーダー格のベルナールに迎えられたスコットは、あのカードに書かれた〈サンタ契約〉を結ばされたことを知らされる。それからの1年、スコットの体はみるみる太りだし、髪は白くなり、真っ白な髭も生えてきた。彼を信頼していた上司のヴィットル(ピーター・ボイル)も困惑気味。一方、突然、父親がサンタになったチャーリーは大喜び。だが、猜疑心にかられ、息子への悪影響を恐れたローラとニールはスコットの親権を剥奪、チャーリーには会わせないと宣言。いよいよイヴの日。スコットはチャーリーと共に子供たちにプレゼントを配るが、ローラたちの通報で警察は彼を誘拐犯として逮捕する。その時、ベルナールら妖精たちが現れてスコットは開放され、ローラとニールもようやく子供の頃の純粋な気持ちを取り戻す。スコットはチャーリーを彼らに預け、サンタとしての道を選び北極へ向かうが、寂しがる息子をソリに乗せて大空を駆けるのだった。



スタッフ :
監督 : ジョン・パスキン
脚本 : レオ・ベンヴェヌーティ、スティーヴ・ルードニック
製作総指揮 : リチャード・ベイカー、リック・メッシナ、ジェームズ・ミラー
製作 : ブライアン・ライリー、ジェフリー・シルヴァー、ロバート・ニューマイヤー
撮影 : ウォルト・ロイド
美術 : キャロル・スピア
音楽 : マイケル・コンヴェルティーノ
編集 : ラリー・ボック

キャスト :
スコット・カルヴィン : ティム・アレン
ニール・ミラー : ジャッジ・ラインホルド
ローラ・カルヴィン・ミラー : ウェンディ・クルーソン
チャーリー・カルヴィン : エリック・ロイド
バーナード : デヴィッド・クラムホルツ
ヌンツィオ刑事 : ラリー・ブランデンバーグ
ダニエルズ先生 : メアリー・グロス
ジュディ : ペイジ・タマダ
ホイットル氏 : ピーター・ボイル
[ 2020/02/14 15:00 ] ディズニー実写 | TB(-) | CM(-)

若草物語

(ドラマ/青春)

『 若草物語 』
原題 : Little Woman
製作 : 1994年
製作国 : アメリカ

様々な試練に立ち向かいながら力強く生きていく4人姉妹の成長を描いた、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説の6度目の映画化。
19世紀半ば、アメリカは南北戦争下に突入。マサチューセッツ州のマーチ家も父が従軍し、母のマーチ夫人(スーザン・サランドン)、16歳の長女メグ(トリーニ・アルヴァラード)、15歳の次女ジョー(ウィノナ・ライダー)、13歳の三女ベス(クレア・デインズ)、12歳の末っ子エミー(キルスティン・ダンスト)が留守宅を守っていた。一家は豊かではないが、明るい日々を送っていた。クリスマス・イヴ。戦場の父からの手紙は姉妹にとって最高の贈り物になった。隣家の富豪ローレンス氏は、娘の忘れ形見のローリー(クリスチャン・ベール)と二人暮らし。舞踏会に出掛けたメグとジョーは、会場にいたローリーとすっかり意気投合して友達になる。ある晩、メグとジョーはローリーに観劇に誘われた。メグとローリーの家庭教師ジョン・ブルック(エリック・ストルツ)の仲を取り持つデートだったのだが、ローリーに憧れるエミーは腹いせに、ジョーの書きためた原稿を暖炉にくべてしまう。数日後、ローリーとスケートに出掛けた時、氷が割れてエミーが川に落ちた。ジョーはローリーと必死に妹を救出。その晩、2人は仲直りした。メグが社交界にデビューしたが、自分で縫ったドレスがそぐわず、金持ちの友人のドレスを着ることに。惨めな気持ちで帰宅した彼女に、母は「心の優しさは永遠に輝くのよ」と諭す。戦場の父が負傷して入院し、母が現地に向かった。さらに悪いことに、母の代わりに貧しい移民一家の面倒を見ていたベスが病気に感染。しかし、何とか一命は取り止めた。クリスマス、ベスを娘のように思うローレンス氏がピアノをブレゼントしてくれた。そして何よりうれしい父の帰還。それから4年後、メグがジョンと結婚。ローリーもジョーに結婚を申し込むが、彼女には夢があった。単身ニューヨークへ向かった彼女は、出版社回りを始めるが、なかなかうまくいかない。そんな折、ジョーは同宿のドイツ人哲学教授フレデリック・ベア(ガブリエル・バーン)と出会い、やがて憧れは愛に変わった。その頃、エミーは絵の勉強のために行ったパリでローリーと再会し、二人は愛を育む。ジョーは長編小説に挑戦するが、ベアから厳しく批評される。傷つくジョーにベスの危篤の知らせが。ベスの葬儀の夜、ジョーは懐かしい思い出にふけり、いつしかそれは、『若草物語』という一編の小説になった。やがてメグが双子のママになり、エミーとローリーがアメリカに帰ってきた。ジョーだけ幸せから取り残されように見えた。そんなある日、ベアはジョーにプロポーズした。



スタッフ :
監督 : ジリアン・アームストロング
脚本 : ロビン・スウィコード
原作 : ルイザ・メイ・オルコット
製作 : デニーズ・ディ・ノーヴィ
撮影 : ジェフリー・シンプソン
美術 : ヤン・ロールフス
音楽 : トーマス・ニューマン
編集 : ニコラス・ボーマン
衣装 : コリーン・エイトウッド

キャスト :
ジョー・マーチ : ウィノナ・ライダー
フリードリヒ・ベア : ガブリエル・バーン
メグ・マーチ : トリニ・アルバラード
エイミー・マーチ(16歳時) : サマンサ・マシス
エイミー・マーチ(12歳時) : キルスティン・ダンスト
ベス・マーチ : クレア・デインズ
ローリー : クリスチャン・ベイル
ジョン・ブルック : エリック・ストルツ
ミスター・ローレンス : ジョン・ネヴィル
マーチおばさん : メアリー・ウィックス
ミセス・マーチ : スーザン・サランドン
[ 2020/02/12 15:00 ] 青春 | TB(-) | CM(-)

マスク

(ドラマ/コメディ)

『 マスク 』
原題 : The Mask
製作 : 1994年
製作国 : アメリカ

人間の潜在的欲望を引き出す古代の仮面をつけた青年が、謎の怪人マスクとなって大活躍する姿を描いた、ファンタスティックなアクション・コメディ。
さえない銀行マンのスタンリー(ジム・キャリー)は、気は優しいが小心者で女の子にモテない。楽しみといえば、「バックス・バニー」など往年のカートゥーンをビデオで観ること。ある日、彼は銀行で、ナイトクラブ“ボンゴ・ボンゴ”のセクシーな歌姫ティナ(キャメロン・ディアス)と出会い、ひと目で恋に落ちる。彼女は銀行強盗を企むヤクザな恋人ドリアン(ピーター・グリーン)に強いられて、銀行の内部をカメラに収めに来ていた。その日、勤務を終えたスタンリーは川で古ぼけた仮面を見つけて拾う。スタンリーが家に帰り何気なく仮面を付けると、それはゴムのように顔に吸いつき、竜巻が起こった。超スピードで回転した彼は、緑色の頭に黄色のハデなスーツを着た怪人〈スタンリー・ザ・マスク〉に変身していた。変わったのは外見だけではなく、ゴキゲンな叫びを上げた彼は、すごい勢いで街に飛び出す。思ったことは何でもなし遂げられる不思議な能力を身につけた彼に怖いものはなく、口うるさい大家のミス・ピーンマンや街の不良どもをギャフンと言わせ、詐欺まがいの手口でだました修理工場をメチャクチャにした。翌朝、スタンリーは夢だと思った昨夜の出来事が本当だと知り、怖くなる。その夜、ティナの夢を見た彼は彼女への思いが断ち切れず、一度は捨てた仮面を再び手にしてマスクに変身。ドリアン一味が強盗を決行しようとしていた銀行に向かい、連中を尻目に大金を奪うと、ココ・ボンゴでティナを相手にアステアばりの華麗なダンスを披露、彼女の心を虜にする。翌日、銀行のモニターに映ったマスクのスーツの柄がスタンリーのパジャマと同じものであることが発覚し、彼は強盗の容疑者に。一方、銀行で彼と出会ったティナは、彼の優しさに心を動かされる。そんな彼女に彼は、もう一度マスクに合わせてあげると約束する。彼は意を決して素顔で訪れたものの、「僕がマスクだ」とは言えずに立ち去る。代わりにマスクに変身し、情熱的に彼女に恋を囁く彼に、警察が迫る。仮面の魔力でミュージカル状態になりながら逃げるマスクの前に、今度はドリアン一味が立ちはだかる。仮面はドリアンの手に渡り、絶体絶命の危機。スタンリーは何とかマスクを奪い返して怪人マスクに変身するとティナを救って大暴れ、一味を退治した。



スタッフ :
監督 : チャールズ・ラッセル
脚本 : マイク・ワーブ
原案 : マイケル・ファーロン、マーク・ヴァーヘイデン
製作総指揮 : マイク・リチャードソン、チャールズ・ラッセル、マイケル・デ・ルカ
製作 : ボブ・エンゲルマン
撮影 : ジョン・R・レオネッティ
美術 : クレイグ・スターンズ
音楽 : ランディ・エデルマン
音楽監修 : ボニー・グリーンバーグ
編集 : アーサー・コバーン
衣装 : ハー・グエン
SFX : ケン・ラルストン、インダストリアル・ライト・アンド・マジック
特殊メイク : グレッグ・キャノン
アニメーション : インダストリアル・ライト・アンド・マジック

キャスト :
スタンリー・イプキス : ジム・キャリー
スタンリー・ザ・マスク : ジム・キャリー
ティナ・カーライル : キャメロン・ディアス
ドリアン・タイレル : ピーター・グリーン
ミッチ・ケラウェイ警部 : ピーター・リーガート
ドイル刑事 : ジム・ドゥーハン
チャーリー・シューマーカー : リチャード・ジェニ
ペギー・ベラント : エイミー・ヤスベック
ニコ : オレステス・マタセナ
ピーンマン夫人 : ナンシー・フィッシュ
アーブ : ティモシー・バーグレイ
フリーズ : レグ・E・キャシー
エディ : デニス・フォレスト
アーサー・ニューマン博士 : ベン・スタイン
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