(ディズニー実写)
『 ボクはむく犬 』
原題 : The Shaggy Dog
製作 : 1959年
製作国 : アメリカ
ウォルト・ディズニー製作総指揮によるファンタスチックなコメディ。
勤続20数年の郵便配達夫ウィルソン・ダニエル(フレッド・マクマレイ)は犬の大きらいな平凡な小市民である。夫人のフリーダ(ジーン・ヘイゲン)、長男のウィルビー(トミー・カーク)、次男のムーチイ(ケヴィン・コーコラン)とともに平和に暮していた。長男のウィルビーは思春期にさしかかっていて、ガール・フレンドのアリスンがあ。ある日、考古学者のアンドラッシー一家が、彼の家の隣に欧州から引越してきた。アンドラッシーの娘で美しいフランセスカにウィルビーの友人バズは魅せられた。ウィルビーをダシに使ってバズはフランセスカを連れ、博物館に出掛けた。そこで、知りあいのプラムカット教授にあったウィルビーは考古学の話をしているうちに、中世紀の指輪が入っている器をひっくりかえしてしまった。その晩、ウィルビーは、自分のズボンの折返しの所に1つの指輪が入っているのを見つけた。何の気なしにそこに刻まれたラテン文字を読んだ彼は、突然自分の身体がむく犬に変わってしまったので驚いた。それはフランセスカの愛犬シフォンそっくりであった。犬ぎらいの父に見つからぬように、ウィルビーは犬の姿でパジャマを着て寝てしまった。夜が明けると、弟のムーチイは思わぬペットができたと大よろこびした。台所で食べ物を物色中、父に追われたウィルビーは、あわててアンドラッシー邸に逃げこんだ。アンドラッシー家では愛犬が帰宅したものと思っていた。やっと呪文が解けて家に帰ったウィルビーは、またパーティ中に犬に変わってしまった。ところが、アンドラッシー家にまた逃げこんだ彼は、そこで、アンドラッシー博士がミサイルの秘密を盗ぬスパイであるのを知った。ウィルビーが犬の姿のまま、これを父に告げたので、びっくりした父は気絶してしまった。道路にとび出したウィルビーは、アンドラッシー邸にとってかえしたが、人間の姿にもどったので一味に捕えられてしまった。一味は自動車で逃走を計った。むく犬になったウィルビーは、弟ムーチイに助け出されて、犬の姿のまま自動車で一味を追跡した。驚いたパトカーがそれを追った。こうして脱出寸前の一味は逮捕された。しかし、呪文が解けて人間にかえったウィルビーは、真相を誰にも話さなかった。
スタッフ : 監督 : チャールズ・バートン
脚色 : ビル・ウォルシュ、リリー・ヘイワード
原作 : フェリックス・ザルテン
プレゼンター : ウォルト・ディズニー
製作 : ビル・ウォルシュ
撮影 : エドワード・コールマン
美術 : キャロル・クラーク
音楽 : ポール・J・スミス
編集 : ジェイムズ・D・バラス
キャスト : ウィルソン・ダニエル :
フレッド・マクマレイフリーダ :
ジーン・ヘイゲンウィルビー :
トミー・カークアリスン :
アネット・ファニセロバズ :
ティモシー・コンシデンムーチイ :
ケヴィン・コーコランプラムカット教授 :
セシル・ケラウェイ