蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

史上最大の作戦

(ドラマ/ヒューマン)

『 史上最大の作戦 』
原題 : The Longest Day
製作 : 1962年
製作国 : アメリカ

コーネリアス・ライアンのノンフィクション、ベスト・セラー「史上最大の作戦」を映画化。第二次大戦において連合軍側に徹底的勝利のチャンスを与えたノルマンディの攻防戦を描いた戦争スペクタクル。
1944年6月4日未明セーヌ河の湾曲部にあるドイツ西部軍B師団司令部で、司令官ロンメル元帥は家族の許へ帰ろうとしていた。連合軍の大陸侵入作戦を知らないわけではなかったがここ数週間は悪天候だし防御は完璧だった。同じ南部イングランドで300万近い連合軍を指揮するアイゼンハワー最高司令官は上陸作戦の日--D・DAYを決定しょうとしていた。遅い月の出と夜明け直後の干潮という絶対条件の揃うのは6月5~7日の3日間だが、英仏海峡は大しけが続いていた。5日は取り消され延期するとなれば19日か7月まで待たねばならない。最高首脳部会議は気象部員からの詳細な報告に基づき6日をD・DAYと最終決定した。フランスのレジスタンス向けの暗号放送は盗聴されたがヴェルレーヌの“秋の歌”が上陸作戦の開始を告げるものであることは覚えられなかった。5000雙からなる大船団はノルマンディへ南下し午前零時15分、米軍空挺部隊の降下から上陸作戦の火蓋は切られた。5時半の海上からの攻撃開始を西部軍総司令部が知ったのはその30分前、情婦エヴァの側にあったヒトラーやヘルリンゲンの自宅にいたロンメルが知ったのは5時間後だった。防御陣地は判断を誤った作戦会議のために殆ど無用の長物と化したが、激浪に苦しめられてきた連合軍を海辺に釘づけにして多大な損害を与えた。しかし物量を誇る連合軍は内陸深く侵入し上陸舟艇はノルマンディの海を覆った。“上陸作戦の最初の24時間は決定的なものになるだろう--この日こそ連合軍にとっても我々にとっても一番長い日になるだろう”とロンメルに言わせた6月6日は史上最大の作戦をもった連合軍の圧倒的な勝利に終わり、ナチス・ドイツが崩壊し去る運命の日になった。



スタッフ :
監督 : ケン・アナキン、アンドリュー・マルトン、ベルンハルト・ヴィッキ
脚色 : ロマン・ギャリー、ジェームズ・ジョーンズ、デイヴィッド・パーセル、ジャック・セッドン
製作 : ダリル・F・ザナック
撮影 : ジャン・ブルゴワン、アンリ・ペルサン、ワルター・ウォティッツ、ギイ・タバリー
美術 : テッド・アワース、ヴィンセント・コルダ
音楽 : モーリス・ジャール、ポール・アンカ、ミッチ・ミラー
編集 : サミュエル・E・ビートリー

キャスト :
アメリカ軍
ベンジャミン・バンダーボルト中佐 : ジョン・ウェイン
ジェームズ・M・ギャビン准将 : ロバート・ライアン
ハーディング大尉 : スティーブ・フォレスト
ウィルソン中尉 : トム・トライオン
アーサー・シュルツ一等兵 : リチャード・ベイマー
マティーニ一等兵 : サル・ミネオ
ジョン・スティール一等兵 : レッド・バトンズ
ノーマン・コータ准将 : ロバート・ミッチャム
フラー軍曹 : ジェフリー・ハンター
セオドア・ルーズベルト・Jr准将 : ヘンリー・フォンダ
第1歩兵師団第2 : ロバート・ワグナー
第1歩兵師団第2 : ポール・アンカ
第1歩兵師団第2 : フェビアン
第1歩兵師団第2 : トミー・サンズ
イギリス軍
ロバット卿 : ピーター・ローフォード
ジョン・ハワード少佐 : リチャード・トッド
デビッド・キャンベル : リチャード・バートン
フラナガン一等兵 : ショーン・コネリー
ドイツ軍
ギュンター・ブルーメントリット歩兵大将 : クルト・ユルゲンス
エルヴィン・ロンメル元帥 : ヴェルナー・ヒンツ
ゲルト・フォン・ルントシュテット元帥 : パウル・ハルトマン
フランス軍
フィリップ・キーファ中佐 : クリスチャン・マルカン
ギ・ド・モントーロール軍曹 : ジョルジュ・リビエール
ジャニーヌ・ボアタール : イリナ・デミック
アレクサンドル・ルノー : ジョルジュ・ウィルソン
[ 2018/09/18 15:00 ] ヒューマン | TB(-) | CM(-)
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