蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

野生のエルザ

(ドラマ/アニマル)

『 野生のエルザ 』
原題 : Born Free
製作 : 1966年
製作国 : イギリス

ジョイ・アダムソンによる実在のライオンを記録したノンフィクション作品を映画化。
ジョーイ(ヴァージニア・マッケナ)はケニヤの北高原の監視官ジョージの妻で、ある日三匹の牝ライオンの子を拾い、育てることにした。その中でいちばん小さいエルザをとくに可愛がった。地方行政官の忠告のように、大きくなったときの野生の恐ろしさを思わないでもなかったが、ジョージが病気のときは枕元で一晩中見張りをすることもあった。ある夜、象の大群が集まったとき、エルザは一目散に逃げ出し、作物をひどく荒らした。行政官もこれが最後だといった。大きくなりすぎ、野生もあらわれてきた。ジョーイは考えた末、エルザを自由にしてやることに決めた。だが雄ライオンの傍に置いてみると、慌てて車の方に飛んで帰って来た。他の動物を殺すことを教えようとすると、カモシカと遊ぶような始末。一週間野に放してみたが、結局餓死寸前のところを発見された。こうなると、動物園に送らざるを得ない。だが……繁殖期に入ったある日、エルザを遠くへ運んだ。雄を争い牝ライオンと激しい取っ組み合いをやりエルザが勝った。本当の野生にかえったのだ。ジョーイは嬉しいと同時に、もうエルザには会えないのでは、と淋しかった。一年間が経って、二人はエルザを残したところへ来てみたが、一週間過ぎてもエルザは現れなかった。帰ろうとしたとき、遥か彼方からエルザがやってきた。三匹の子孫を従えて。子供まで連れてくるとは。エルザはジョーイの側に人間が抱擁するような形で足を置くと、懐しそうに体をこすりつけたり、手をなめたりしていた。エルザの子供たちもまわりに集まった。近くでライオンの吼える声が聞えた。エルザの旦那だろう。短いめぐり合いだが、エルザもこれからは本来の野生に戻るだろう。



主題曲 : 「Born Free」 by マット・モンロー (アカデミー歌曲賞受賞)


スタッフ :
監督 : ジェームズ・ヒル
脚色 : ジェラルド・L・C・コプリー
原作 : ジョイ・アダムソン
製作総指揮 : カール・フォアマン
製作 : サム・ジャフェ、ポール・ライディン
撮影 : ケネス・タルボット
音楽 : ジョン・バリー

キャスト :
ジョイ・アダムソン : ヴァージニア・マッケンナ
ジョージ・アダムソン : ビル・トラヴァース
ケンドル : ジェフリー・キーン
ジェームズ : ロバート・ヤング
ヌル : ピーター・ルコイエ
ワトソン : ジェフリー・ベスト
[ 2018/12/09 15:00 ] アニマル | TB(-) | CM(-)
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