蒼色の月明かりの下で

心に残る昔の名画。

トッツィー

(ドラマ/ヒューマン)

『 トッツィー 』
原題 : Tootsie
製作 : 1982年
製作国 : アメリカ

売れない男優が女装した途端に役がつき一躍人気スターになる、というコメディ・ドラマ。
演技を若い俳優たちにコーチしている中年の男マイケル・ドーシー(ダスティン・ホフマン)。実は彼も俳優なのだが、演出家ともめたりするのでトラブル・メーカーとみられて、役がつかず失業中。ルーム・メイトで脚本家志望のジェフ(ビル・マーレイ)と生活のためにウェイターをしている。生徒の一人サンディ(テリー・ガー)は、明日の病院ものソープ・ドラマのオーディションに自信がなく、マイケルが個人レッスンを買って出て、翌日TV局までついて行ってやったが、その甲斐もなくサンディは落第。タフじゃないというので、台詞も読ましてもらえなかったのだ。翌日、彼は女装して、TV局へ行きドロシー・マイケルズと名乗る。ディレクターのロン(ダブニー・コールマン)はドロシーを見ただけで、もっとタフな女性が欲しいという。そこでドロシーが怒ってみせると、プロデューサーのリタが気に入ってカメラ・テストをした上で採用。その時、マイクは看護婦役のジュリー(ジェシカ・ラング、)と知りあい一目惚れする。さて、マイケルはその足で、エージェントのジョージ(シドニー・ポラック)に会いにゆく。始めは彼女がマイケルとわからなかったジョージだが、話を聞いてびっくり。ジェフはマイケルに協力することになった。これもジェフの書いている芝居の公演資金8 000ドルを捻出するためだ。思わぬことでマイケルはサンディとできてしまう。翌口、TV局に行ったマイケルは、病院理事エミリーの役を難なくこなす。困ったのは、ブルースター医師役のジョン(ジョージ・ゲインズ)が彼女に恋心を燃やし出したことと、ジュリーがロンとつきあっていること。ロンは横柄な男で、ジュリーをまるで恋人扱いしていない。ある日、ジュリーに台本の読み合わせを頼まれたマイケルは彼女の家へ。そこで、彼女が未婚の母であることを知る。女同士仲良く会話をしているうちに、今晩はサンディと夕食の約束をしていたことを思い出して、サンディのアパートに行く。もうサンディはカンカンになっていた。やがて、ジュリーは父親レスを紹介し、レスはドロシーにいかれてしまう。そのうち、ドロシーに人気が出て来た。ロンは相変わらず人を人とも思わぬ態度で、ドロシーにトッツィー(可愛い子ちゃん)と呼び掛けたりする。ジュリーはドロシーに感化されてロンと別れると言い出す。そんな彼女にキスしようとして、レズビアンと思われてしまった。しかも、レスからは求婚されるし、ジョンがアパートに強引に入りこんでくる。やっと彼を追い出したところヘサンデーが来た。彼女に「他に好きな人ができた」とうちあけると、彼女はカンカンに怒る。もう女優であることに耐えられなくなったマイケルは、番組のライヴ放送の時、エミリーは本当は男であったと暴露。その後、マイケルは男としてジュリーに会い、彼女も彼の愛を受け入れる。



スタッフ :
監督 : シドニー・ポラック
脚本 : ラリー・ゲルバート、マレー・シスガル
原案 : ドン・マクガイア、ラリー・ゲルバート
製作総指揮 : チャールズ・エヴァンス
製作 : シドニー・ポラック、ディック・リチャーズ
撮影 : オーウェン・ロイズマン
美術 : ピーター・ラーキン
音楽 : デーヴ・グルーシン
歌 : スティーブン・ビショップ
編集 : フレドリック・スタインカンプ、ウィリアム・スタインカンプ
衣装 : ルース・モーリー
メイク : C・ルーマニア・フォード、アレン・ウェシンガー

キャスト :
マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ : ダスティン・ホフマン
ジュリー・ニコルズ : ジェシカ・ラング (アカデミー助演女優賞受賞)
サンディ・レスター : テリー・ガー
ロン・カーライル : ダブニー・コールマン
レス・ニコルズ : チャールズ・ダーニング
ジェフ・スラッター : ビル・マーレイ
ジョージ・フィールズ : シドニー・ポラック
ジョン・ヴァン・ホーン : ジョージ・ゲインズ
エイプリル・ペイジ : ジーナ・デイヴィス
リタ・マーシャル : ドリス・ベラック
[ 2019/04/30 15:00 ] コメディ | TB(-) | CM(-)
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