(アクション/史劇)
『 ジャンヌ・ダーク 』
原題 : Joan of Arc
製作 : 1948年
製作国 : アメリカ
フランスの国民的ヒロインで、カトリック教会における聖人でもあるジャンヌ・ダークが19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じた悲劇を映画化した史劇。
1429年の末頃、英仏間の戦争は日に激しくなり、最後の牙城とたのむオルレアンも敵の包囲に陥り、フランスは劣勢だった。小さな農村に生まれた信仰深い17歳の少女ジョーンは祖国の運命を誰よりも憂いていた。神の啓示を感じたジョーンは失意の皇太子を説得し、救国の陣頭に立った。兵士の士気は上がり、一撃にオルレアンの敵を粉砕し、皇太子はランスでフランス国王の座についた。破竹の勢いでパリ城外に迫ったジョーンは新王シャルル七世の出馬を待つが、戦乱に倦んだ王は休戦の決裁をする。英軍がフランスにいる限り、休戦も平和も考えることができないジョーンは、神の御心は戦争遂行にありと信じて軍を進めたが、コンピエーヌで敵に捕えられ、宗教裁判にかけられる。判事たちは異端者としてジョーンを葬り去ろうとするが、神のみを信じるジョーンは屈しない。火刑を迫られ、遂に改悛の宣誓書を書かされるジョーンだが、その夜、激しい悔恨に身もだえし、己の進むべき道を悟る。前言を取り消し、1431年5月30日、わずか19歳のうら若い身でジョーンは火刑台に上がる。この火の中を通り抜けた先には、神の温かい御胸が待っているとジョーンは信じて疑わなかった。
スタッフ : 監督 : ヴィクター・フレミング
脚本 : マックスウェル・アンダーソン、アンドリュー・ソルト
原作戯曲 : マックスウェル・アンダーソン
製作 : ウォルター・ウェンジャー
撮影 : ジョゼフ・ヴァレンタイン、ウィリアム・V・スコール、ウィントン・C・ホック
美術 : リチャード・デイ
音楽 : エミール・ニューマン
キャスト : ジャンヌ・ダーク :
イングリッド・バーグマンピエール・コーション :
フランシス・L・サリヴァンジャン・ド・リュクサンブール :
J・キャロル・ナイシュラ・イル :
ワード・ボンドジョルジュ・ド・ラ・トレムイユ :
ジーン・ロックハートアランソン公 :
ジョン・エメリーデュノワ :
リーフ・エリクソンジャン・ル・メートル :
セシル・ケラウェイシャルル7世 :
ホセ・フェラーイザベル (ジャンヌの母) :
セレナ・ロイルジャック・ダーク (ジャンヌの父) :
ロバート・バラットピエール・ダーク (ジャンヌの弟) :
ジミー・ライドンジャン・ダーク (ジャンヌの兄) :
ランド・ブルックスデュラン (ジャンヌの叔父) :
ローマン・ボーネン