(ドラマ/児童文学)
『 リトル・プリンセス 』
原題 : A Little Princess
製作 : 1995年
製作国 : アメリカ
逆境にもめげず、明るく強く生きる夢見がちな少女の姿を優しい視点で描いたヒューマン・ストーリー。原作は、フランセス・ホジスン・バーネットの『小公女』。
母を亡くし、父のクルー大尉(リーアム・カニンガム)の深い愛情を受けて育った少女セーラ(リーセル・マシューズ)は、父の任地インドで幸福に暮らしていた。ところが、父が戦地に赴くことになり、ニューヨークの厳格な寄宿学校に入学することになった。インドでのびのびと自由に暮らしてきたセーラの天真爛漫で、誰にでもはっきりものを言う性格は、独裁者のような校長のミス・ミンチン(エレナー・ブロン)や、厳しい校則に縛られたクラスメートたちを戸惑わせる。彼女は、食事中は絶対に口をきいてはいけないという馬鹿げた規則に異を唱え、校長の命令で誰もが話しかけようとしなかった下働きの少女ベッキー(ヴァネッサ・リー・チェスター)と友達になった。一方、セーラが語るインドのプリンセスの物語に、クラスメートたちは夢中になり、気持ちのままに素直に行動する彼女によって、学校のムードは少しずつ変わっていった。だが、ある日、父親の戦死の報が届く。孤児となった彼女は屋根裏部屋に追いやられ、ベッキーと共に下働きとして働くことに。最愛の父を失い、校長の屈辱的な仕打ちを受けながらも彼女は、これまで以上に誇り高く生きようとする。そんな彼女を「まだお姫様の気分でいるの?」となじる校長に、セーラは「女の子はみなプリンセスだわ。あなただってそうでしょ、忘れたの?」と毅然と答えた。やがて、彼女は隣の家に住むインド人の下男と知り合う。その家の紳士は、なんとセーラの父の親友で、彼女を長い間捜していた。紳士は彼女を引き取り、セーラはついに幸福を掴んだ。
スタッフ : 監督 : アルフォンソ・キュアロン
脚本 : リチャード・ラグラヴェネーズ、エリザベス・チャンドラー
原作 : フランシス・ホジソン・バーネット
製作総指揮 : アラン・C・ブロンクィスト、エイミー・エフロン
製作 : マーク・ジョンソン
撮影 : エマニュエル・ルベツキ
美術 : ボー・ウェルチ
音楽 : パトリック・ドイル
編集 : スティーヴ・ワイスバーグ
キャスト : セーラ・クルー :
リーセル・マシューズクルー大尉 :
リアム・カニンガムミンチン学長 :
エレノア・ブロンベッキー :
ヴァネッサ・リー・チェスターチャールズ・ランドルフ :
アーサー・マレットラム・ダス :
エロール・シタハルジェーン :
カミーラ・ベル