(ドラマ/西部劇)
『 黄色いリボン 』
原題 : She Wore a Yellow Ribbon
製作 : 1949年
製作国 : アメリカ
1876年。西部の白人達は、一斉蜂起したインディアン種族のために苦境に立たせられた。スタアク砦のブリトルス大尉(ジョン・ウェイン)は老齢のためあと6日で退役の身であったが、最後の奉公としてシャイアン族の掃蕩作戦を指揮することになった。亡き妻と息子の墓に別れを告げた大尉は、東部へ帰る隊長夫人(ミルドレッド・ナットウィック)とその姪オリヴィア(ジョン・ドリュウ)を護衛しつつ、タイリイ軍曹(ベン・ジョンソン)を先導として軍を進めた。しかし、2婦人が出発すべき駅馬車の宿駅はすでに焼き払われており、やむなく隊は砦に馬を返すことにした。オリヴィアをめぐって、若いコーヒル中尉(ジョン・エイガア)とペネル少尉(ハリー・ケリイ2世)の間には恋のさや当てが始まっていたが、1千に余るインディアンに追尾されていることが分かると、隊は個人の愛憎を捨てた。渡河点にコーヒル中尉を残して砦に引き揚げた本隊は、早速ペネル少尉を長として河に引き返した。隊員から餞別の時計を贈られた大尉は、従卒クィンカノン(ヴィクター・マクラグレン)を振切ってひとりカリフォルニアに旅立ったが、渡河点の隊員が気になって馬を返すと果して部下達は苦戦に陥っていた。大尉の作戦で隊はインディアン集落に夜討をかけ、馬を全部追払って敵を抗戦不能におとしいれてから、大尉は西へ去ったが、あとを追って来たタイリイ軍曹が携えてきたのは、彼を左官待遇でインディアン偵察官に任ずるという辞令だった。
スタッフ : 製作 : メリアン・C・クーパー、ローウェル・J・ファレル、ジョン・フォード
監督 : ジョン・フォード
脚本 : フランク・S・ニュージェント、ローレンス・ストーリングズ
原作 : ジェームズ・ワーナー・ベラ
撮影 : ウィントン・ホーク
美術 : ジェームズ・バセヴィ
音楽 : リチャード・ヘイグマン
編集 : ジャック・マレー
キャスト : ネイサン・ブリトリス大尉 :
ジョン・ウェインオリヴィア・ダンドリッジ :
ジョアン・ドルーフリント・コーヒル中尉 :
ジョン・エイガータイリー軍曹 :
ベン・ジョンソンロス・ペネル中尉 :
ハリー・ケリー・ジュニアクインキャノン軍曹 :
ヴィクター・マクラグレンアビー・オールシャード :
ミルドレッド・ナットウィックマック・オールシャード少佐 :
ジョージ・オブライエンオラフリン医師 :
アーサー・シールズホックバウアー軍曹 :
マイケル・デュガン