(ドリームワークス/実写)
『 プライベート・ライアン 』
原題 : Saving Private Ryan
製作 : 1998年
製作国 : アメリカ
第2次世界大戦を題材に、過酷な戦地での男たちの友情と生き様を描いたヒューマンな戦争映画。
1944年、第2次世界大戦の真っ只中、米英連合軍はフランス・ノルマンディのオマハビーチでドイツ軍の未曾有の銃撃を受け、多くの歩兵が命を落としていった。戦禍を切り抜けたミラー大尉(トム・ハンクス)に、軍の最高首脳から「3人の兄を戦争で失った末っ子のジェームズ・ライアン2等兵を探し出し、故郷の母親の元へ帰国させよ」という命令が下った。ミラーは古参軍曹のホーヴァス(トム・サイズモア)、2等兵のレイベン(エドワード・バーンズ)、カパーゾ(ヴィン・ディーゼル)、メリッシュ(アダム・ゴールドバーグ)、名狙撃手ジャクソン(バリー・ペッパー)、衛生兵のウェード(ジョヴァンニ・リビジ)、ドイツ語が話せる実践経験ゼロのアパム(ジェレミー・デイヴィス)を選び、落下傘の誤降下で行方の知れないライアンを敵地の前線へと探しに向かう。彼らは廃墟の町で攻撃を受け、ひとり、ふたりと銃弾に倒れていく。なぜライアン1人のために8人が命をかけなければならないのか? とレイベンが怒りを爆発させた時、ミラーはライアンを探し出し妻の元へ帰ることが自分の任務だと淡々と語り、離れかけていた皆の心をまとめあげる。前線へ進むうちミラーたちは空挺部隊に救われるが、その中にライアン2等兵がいたのだ。兄たちの死亡と帰国命令を知ったライアンは、戦友を残して自分だけ帰国することはできないときっぱりと言い放つ。ライアンの意思がミラーたちの心を捉え、共に踏みとどまりドイツ軍と一戦を交えることに。乏しい兵力、装備という悪条件の中、仲間たちは次々と銃弾に倒れ、ミラーも爆撃を受け死んでしまう。ライアンに「しっかり生きろ」と言い残して…。時を経て年老いたライアンは、ミラーの墓地の前で彼の言い残した言葉を、再びかみしめるのだった。
スタッフ : 監督 :
スティーヴン・スピルバーグ脚本 : ロバート・ロダット
製作 : イアン・ブライス、マーク・ゴードン、ゲイリー・レヴィンソン、スティーヴン・スピルバーグ
共同製作 : ボニー・カーティス、アリソン・リオン・セーガン
撮影 : ヤヌス・カミンスキー
美術 : トーマス・イー・サンダース
音楽 : ジョン・ウィリアムス
録音 : ランス・ブラウン
編集 : マイケル・カーン
衣裳 : ジョアンナ・ジョンストン
特殊効果 : インダストリアル・ライト・アンド・マジック
特殊効果スーパーバイザー : ニール・コブルド
キャスト : ジョン・H・ミラー大尉 :
トム・ハンクスマイケル・ホーヴァス一等軍曹 :
トム・サイズモアリチャード・ライベン一等兵 :
エドワード・バーンズダニエル・ブーン・ジャクソン二等兵 :
バリー・ペッパースタンリー・メリッシュ二等兵 :
アダム・ゴールドバーグエイドリアン・カパーゾ二等兵 :
ヴィン・ディーゼルアーウィン・ウェイド衛生兵 :
ジョバンニ・リビシティモシー・E・アパム伍長 :
ジェレミー・デイビスジェームズ・フランシス・ライアン一等兵 :
マット・デイモンフレッド・ハミル大佐 :
テッド・ダンソンウォルター・アンダーソン中佐 :
デニス・ファリーナウィリアム・ヒル軍曹 :
ポール・ジアマッティジョージ・マーシャル将軍 :
ハーヴ・プレスネルスチームボート・ウィリー :
ジョーグ・スタドラーフレッド・ヘンダーソン伍長 :