(ドラマ/クリスマス)
『 NOEL ノエル 』
原題 : Noel
製作 : 2004年
製作国 : アメリカ
光り輝くクリスマス・イブのNYを舞台に、年齢も境遇も異なる男女6人のささやかな幸福をつづる群像劇。
ニューヨークの出版社で働くキャリアウーマン、ローズ(スーザン・サランドン)。彼女は離婚してから一人で暮らす家と会社、そして母が入院する病院を結ぶ三角形からほとんど出たことのない日々を送っていた。母はもはやローズが誰かもわからず、何も口にしようとしない。そんな母に明るく話しかけながら、隣の意識のない患者の病室にも天使を飾ろうとしたローズは、初めて見かける見舞い客と挨拶を交す。勤務先の出版社では、秘書がメッセージを持って待っていた。今夜誘ってくれたのは「妻と子供と待っている」という元夫だけ。さすがに淋しくなったローズは、同じビルで働く年下のマルコ(ダニエル・サニャータ)のデートの申し込みを勢いで受けてしまう。しかし二人の関係は、始まる前に終わってしまった。最初のデートで何歩も進むことなど、慎重に生きてきたローズには無理だった。再びひとりぼっちになったローズは、あてもなく夜の街へ出かける。桟橋に佇むローズに、隣室の見舞い客が声をかける。身の上話を語る彼に、ローズは少しずつ心を開いていく…。誰もが見惚れてしまうほど美しいニーナ(ペネロペ・クルス)は、幸せの絶頂にいた。間近に結婚式を控えていたのだ。婚約者のマイク(ポール・ウォーカー)は警官で、ニーナを深く愛していた。しかし、少々愛しすぎてもいた。時折常識の範囲を超えるマイクの嫉妬心は、自分の仕事や友人を大切にしたいニーナにとって、理不尽な束縛だった。そしてよりによってイヴの日に、ニーナの我慢が限界を超える。勘違いしたマイクがニーナの男友達に暴力を振るったのだ。部屋を飛び出して実家へ帰るニーナ。そこで偶然出逢ったローズに「真実の愛を見つけたら、闘いもせずに投げ出したりしないで」と励まされ、ニーナの心は揺れる…。カフェで働くアーティ(アラン・アーキン)は、たまたま店に入ってきたマイクに旧知の仲のように振る舞う。人違いだろうと思いつつ、なんとなく気になるマイク。店が終わると、アーティは思い切ってマイクの部屋を訪ねる。アーモンド・クッキーが大好きで、夜はコーヒーにブランデーを入れるマイクを見て確信したアーティは、衝撃の“真実”を告げる。「君は、私の妻の生まれ変わりだ」と。アーティの話に真面目に耳を傾けていたマイクは激昂する。アーティともめているときにニーナが戻ってくるが、変わらないマイクに失望して再び去ってしまう。八つ当たりするマイクに突き飛ばされたアーティは、心臓の発作を起こしてその場に倒れてしまう。
スタッフ : 監督 : チャズ・パルミンテリ
脚本 : デヴィッド・ハバード
製作 : アル・コーレイ、ユージン・マッソ、バート・ローゼンマン
製作総指揮 : ジョナサン・ダナ
音楽 : アラン・メンケン
撮影 : ラッセル・カーペンター
編集 : スーザン・E・モース、ジョセフ・グトウスキー
キャスト : ローズ :
スーザン・サランドンニーナ :
ペネロペ・クルスマイク :
ポール・ウォーカーアーティ :
アラン・アーキンジュールズ :
マーカス・トーマスアリゾナ :
チャズ・パルミンテリチャールズ :
ロビン・ウィリアムズマシュー :
ジョン・ドーマンバートン :
デヴィッド・ジュリアン・ハーシュマルコ :
ダニエル・サンジャタデニス :
ソニー・マリネリランディ :
ビリー・ポーター