蒼色の月明かりの下で

『 ザスーラ 』
原題 ： Zathura
製作 ： 2005年
製作国 ： アメリカ



出てきたカードの内容が実現するボード・ゲームを手にした兄弟が、銀河で奇想天外な冒険を繰り広げる、SFアドベンチャー。
土曜日の昼下がり。パパ（ティム・ロビンス）が仕事で家を空けてしまい、6歳のダニー（ジョナ・ボボ）は、あまり仲が良くない10歳の兄ウォルター（ジョシュ・ハッチャーソン）に遊び相手になってもらおうとして、逆に怒らせる。地下室に閉じ込められたダニーは、”ザスーラ“という古いボード・ゲームを発見。リビングに戻ったダニーは早速ゲームを始めてみるが、宇宙船のコマが動き出して1枚のカードが飛び出すと、彼らの住んでいる家は宇宙に漂い始めた。緊急事態に戸惑った兄弟は、姉のリサ（クリステン・スチュワート）に助けを求めるが、二人の言うことに耳に貸さない彼女は、ゲームの力によりバスルームで凍りついてしまう。もはやゴールに辿り着いてゲームを終わらせるしか術がないと気づいた兄弟。宇宙船の攻撃を受けたり散々な旅を続ける中、あるカードの指令により、玄関から宇宙飛行士（ダックス・シェパード）がやってくる。やがてリサが解凍されて目を覚まし、4人でゲームを続けていくうちに、彼らは絆を深めていく。そして流れ星に願い事ができるカードを引き当てたウォルターは、かつて宇宙飛行士が同じ願い事のカードで消してしまった彼の弟を戻すように願う。すると戻ってきたその弟は、なんとダニーだった。宇宙飛行士はウォルターの15年後の姿だったのだ。彼らの姿は消え、まもなくゲームは終了。子供たちは無事地球へと戻り、ウォルターとダニーは、兄弟の絆の大切さを深く認識するのだった。



スタッフ ：
監督 ： ジョン・ファヴロー
脚本 ： デイヴィッド・コープ、ジョン・キャンプス
原作 ： クリス・ヴァン・オールズバーグ
EP ： テッド・フィールド、ルイス・デスポジート
製作 ： ウィリアム・タイトラー、スコット・クルーフ、マイケル・デ・ルカ
撮影 ： ギレルモ・ナバロ
美術 ： Ｊ・マイケル・リヴァ
音楽 ： ジョン・デブニー
編集 ： ダン・レーベンタール
衣装 ： ローラ・ジーン・シャノン

キャスト ：
ウォルター・バドウィング ： ジョシュ・ハッチャーソン
ダニー・バドウィング ： ジョナ・ボボ
宇宙飛行士（未来のウォルター・バドウィング） ： ダックス・シェパード
リサ・バドウィング ： クリステン・スチュワート
バドウィングさん（パパ） ： ティム・ロビンス
ロボットの声 ： フランク・オズ