(ドラマ/ラブ・ロマンス)
『 ペネロピ 』
原題 : Penelope
製作 : 2006年
製作国 : イギリス、アメリカ

ブタの鼻と耳を持つ女性が、逆境をはねのけて前向きに生き、恋をつかむ姿を映しだす異色ロマンス。
名家ウィルハーン家には言い伝えがある。5代前のラルフは使用人クララを妊娠させるが、彼女を捨てて名家の娘と結婚した。失意のクララが崖から身を投げた夜、彼女の母親が魔女となって屋敷に現れ、次に生まれる娘が豚の鼻と耳になる呪いをかけた。呪いを解く方法は、名家の息子が娘に永遠の愛を誓うこと。その後は息子ばかり生まれ、初めて生まれた娘がペネロピ(クリスティーナ・リッチ)だった。母ジェシカ(キャサリン・オハラ)は娘を大衆の目から守るため、彼女を死んだことにして屋敷に幽閉する。ペネロピが18歳になるとお見合いが始まる。何人もの花婿候補がやってきたが、彼女を一目見るや逃げ出した。しかし彼らは帰る前に屋敷に連れ戻され、口止めの契約を結ばされた。お見合いを続けて7年経ったある日、ジェシカはヴァルダーマン家のエドワード(サイモン・ウッズ)を逃がしてしまう。エドワードは警察に「豚人間を見た」と訴えるが、妄想だと片付けられてしまった。エドワードは名誉挽回のため、ペネロピのスクープを狙う記者レモン(ピーター・ディンクレイジ)と組み、彼女の写真を入手しようとする。2人は、名家出身で今はギャンブラーの青年マックス(ジェームズ・マカヴォイ)を5000ドルで雇い、お見合いに送り込む。隠しカメラを仕込んだジャケットを着たマックスは、ペネロピとマジックミラー越しにお見合いをする。2人は惹かれ合い、3回目のお見合いでペネロピが姿を見せる。マックスは一瞬驚きながらも彼女の顔に優しく触れようとするが、カメラのシャッター音がしてしまう。マックスはレモンたちの元に戻り、カメラを地面に叩きつけて壊す。マックスはペネロピに会いに行き、スパイだったことを告白しようとする。ペネロピはそれを遮り、結婚を申し込む。しかしマックスはそれを受け入れることはできなかった。ジェシカは花婿選びに更に熱を入れるが、ペネロピはお見合いを続ける気になれず、1人で屋敷を出る。
スタッフ : 監督 : マーク・パランスキー
脚本 : レスリー・ケイヴニー
製作 : リース・ウィザースプーン、スコット・シュタインドルフ、ジェニファー・シンプソン
撮影 : ミシェル・アマチュー
美術 : アマンダ・マッカーサー
音楽 : ジョビィ・タルボット
編集 : ジョン・グレゴリー
衣装 : ジル・テイラー
ヘアデザイナー : エリザベス・タッグ
特殊メイク : スコット・ストッダード
メイクアップ : エリザベス・タッグ
キャスト : ペネロピ・ウィルハーン :
クリスティーナ・リッチジョニー・“マックス”・マーティン :
ジェームズ・マカヴォイジェシカ・ウィルハーン :
キャサリン・オハラレモン :
ピーター・ディンクレイジフランクリン・ウィルハーン :
リチャード・E・グラントエドワード・ハンフリー・ヴァンダーマンJr :
サイモン・ウッズワンダ :
ロニ・アンコーナクルル :
レニー・ヘンリーマックスウェル・カンピオン :
ニック・フロストサム :
ラッセル・ブランドアニー :
リース・ウィザースプーン