(アクション/ファンタジー)
『 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 』
原題 : The Curious Case of Benjamin Button
製作 : 2008年
製作国 : アメリカ

80歳の赤ん坊としてこの世に誕生し、激動の20世紀を生き抜いていく主人公の切ない恋を語り明かす。
ハリケーンが近づく病院で、老女が娘に向かって語りはじめる。それは80歳の老人として生まれ、次第に若返っていった男の数奇な半生の物語だった。その男、ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)は1918年、ニューオリンズで生を受けた。産むと同時に母は死に、父は呪われた赤ん坊と彼を老人養護施設に捨てる。それを拾ったのは、黒人の介護士であるクイニー(タラジ・P・ヘンソン)だった。彼女は、その赤ん坊をベンジャミンと名付け、自分の子供として育てることを決める。12歳になったベンジャミンは、施設の入居者の孫娘であるデイジーと出会う。6歳のデイジーは、老いた子供であるベンジャミンに親しみを感じた。やがて、ベンジャミンは船で働きはじめる。女と酒の味を覚えた彼は、ボタン工場のオーナーと知り合う。その男は、ベンジャミンの父だった。ベンジャミンのその後が気になり、彼に接近したのだ。36年、施設から独立したベンジャミンは恋を知り、第二次世界大戦の戦火もくぐり抜けた。45年、施設に戻ったベンジャミンは、成長してバレエダンサーとなったデイジー(ケイト・ブランシェット)に再会する。デイジーに思いを寄せるベンジャミンだが、彼女はバレエに夢中だった。そんなデイジーが交通事故に遭い、ダンサー生命を絶たれたとき、二人は結ばれる。やがて、デイジーは娘を産む。父から受け継いだボタン工場を売ったベンジャミンは、デイジーと娘に財産を残して放浪の旅に出る。それは、自身の人生を確認するためのものだった。旅から帰ってきた時、デイジーには夫がいた。外見は少年ながら、内面は老人になり果てたベンジャミンを見守るのは、夫を亡くしたデイジーだった。そして、赤ん坊の姿でベンジャミンはこの世を去る。長い物語を娘に語り終えて、老いたデイジーも息をひきとった。外では、カトリーナ台風が近づいてきていた。
スタッフ : 監督 : デヴィッド・フィンチャー
製作 : キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、シーアン・チャフィン
原案 : エリック・ロス、ロビン・スウィコード
脚本 : エリック・ロス
撮影 : クラウディオ・ミランダ
特殊メイク : グレッグ・キャノム
音楽 : アレクサンドル・デスプラ
美術 : ドナルド・グライアム・バート
編集 : カーク・バクスター、アンガス・ウォール
衣装 : ジャクリーン・ウェスト
キャスト : ベンジャミン・バトン :
ブラッド・ピットデイジー・フューラー :
ケイト・ブランシェットエリザベス・アボット :
ティルダ・スウィントントーマス・バトン :
ジェイソン・フレミングムッシュ・ガトー :
イライアス・コティーズキャロライン・フューラー :
ジュリア・オーモンド7歳のデイジー :
エル・ファニングクイニー :
タラジ・P・ヘンソンドロシー・ベイカー :
フォーン・A・チェンバーズキャロライン・バトン :
ジョーアンナ・セイラーティジー :
マハーシャラルハズバズ・アリマイク船長 :
ジャレッド・ハリスベンジャミン(1935-1937年) :
トム・エヴェレットベンジャミン(1932-1934年) :
ロバート・タワーズ12歳のベンジャミン(1991年) :
スペンサー・ダニエルズ8歳のベンジャミン(1995年) :
チャンドラー・カンタベリー6歳のベンジャミン(1997年) :
チャールズ・ヘンリー・ワイソンセオドア・ルーズベルト :
エド・メッツガー11歳のデイジー :
マディセン・ベイティグランマ・フューラー :
フィリス・サマーヴィルプレザント・カーティス :
ジョシュ・スチュワートデイジーの友人 :
ビアンカ・チミネロ説教師 :
ランス・E・ニコルズ