(アクション/ファンタジー)
『 赤い風船 』
原題 : Le Ballon Rouge=The Red Balloon
製作 : 1956年
製作国 : フランス
フランス・パリのメニルモンタンを舞台に、少年と風船との“友情”を描いたファンタジーな短編作品である。
ある朝、パスカル(パスカル・ラモリス)は、街灯に引っ掛かっているひとつの赤い風船を見つける。パスカルは街灯によじ登って風船を手に取り、いつものバスで学校へ行こうとするが車掌に断られてしまう。仕方なく風船を持ったまま走って学校へと向かい、門番に風船を預けてパスカルは教室へ入っていった。放課後、しっかりと風船の紐を握って帰るパスカル。途中、雨が降ってくると、傘を開いている人を見つけて風船を傘の中に入れてもらう。パスカルが家に着くと、母親は風船を取り上げ、窓の外に放り出してしまうが、風船はフワフワと窓のそばに留まっている。パスカルは再び風船を掴んで部屋の中に入れるのだった。翌朝もパスカルは風船を持って学校へと向かった。パスカルはひとりバスに乗るが、あとを追うように風船は付いてくる。放課後、パスカルの風船を取り上げようと、いたずらっ子たちがパスカルを追いかけてきた。なんとか逃げのびたパスカルだったが、買い物をしている隙にいたずらっ子たちが風船を奪ってしまう。彼らは風船に向かって石を投げつけ、やがて風船はしぼんでしまう。風船の傍らで泣き出すパスカル。すると、街中の色とりどりの風船がパスカルの元へ集まってきた。パスカルはたくさんの風船を掴んで、大空へと舞い上がっていった。
スタッフ : 監督 : アルベール・ラモリス
助監督 : エドモン・アガプラ、アンドレ・フォンテーヌ
脚本 : アルベール・ラモリス
音楽 : モーリス・ルルー
編集 : ピエール・ジレット
録音 : ピエール・ヴイユマン
撮影監督 : エドモン・セシャン
製作監督 : ミシェル・プザン
キャスト : パスカル :
パスカル・ラモリスパスカルの母 :
ルネ・マリオン青い風船を持った少女 :
サビーヌ・ラモリス店主 :
ジョルジュ・セリエテナント :
ヴラディミール・ポポフ :
ポール・ぺレー :
ミシェル・プザン赤い双子 :
ルノー(クレジットなし)赤い双子 :
デヴィッドセチャン(クレジットなし)